米国では合衆国憲法修正第5条にて、「自己に不利な供述を強制されない」と定められている(一般にこれは黙秘権と言われている)。しかし、これはハードディスク内のデータには適用されないようだ。 このたび、米コロラド州の裁判官が、裁判の被告人に対しハードディスクの暗号化を解除するよう命令した(本家、CNET記事)。 裁判官は合衆国憲法修正第5条ではPC内の暗号化されたデータの復号は妨げることはできないと主張。もし命令に従わなかった場合には法廷侮辱罪にあたるとの判断を下したそうだ。ちなみに問題の裁判は「不動産抵当ローン詐欺の裁判」とのこと。