今や就職難は万国共通。デンマークも例外ではない。企業の元CEO、税務の専門家など、立派な経歴や資格を持つ人でも、一度職を失うとなかなか再就職が難しい。これでもかと言うほど履歴書を送っても面接にさえたどり着けない場合が多い。一方、企業の人事担当者も連日送られてくる似たり寄ったりな履歴書をめくりながら人選に苦労している。 そんな現状を背景に、コペンハーゲンのマーケティング会社〈Reputation Copenhagen〉が、自社が入っているビルのショーウィンドウを使って求職者をマネキンのように展示するという、とっぴなキャンペーンを開始した。ショーウインドウにはデスクと「お役に立てるプロフェッショナルがいます」と書かれた紹介用ディスプレーが用意され、求職者は一定の時間、そのデスクに座って過ごす。 ディスプレーされている求職者に興味を持った人は、そこにあるQRコードをスキャンすると、LinkedI