宇宙ゴミの問題は悪化する一方だ。このほどロシアの人工衛星「Cosmos 2499」(または「Kosmos 2499」)が軌道上で崩壊し、新たに数十個のデブリが生み出されたため、これらを追跡するとともに、宇宙船や他の衛星は衝突を回避する必要が生じているという。 米宇宙軍に所属する第18宇宙防衛隊は米国時間2月6日、同衛星が1月4日に崩壊したことを確認したとして、「高度推定1169kmで85個の関連する破片を追跡中。分析を続けている」とツイートした。 Cosmos 2499は謎の衛星だ。ロシアは2014年、目的を明らかにしないまま、目立たない形でこの衛星を打ち上げた。宇宙関連の情報提供や衛星の追跡をしている愛好家のサイト「Orbital Focus」によると、2021年12月にも同衛星の一部が崩壊したことにより、追跡可能なデブリが22個発生したことが記録されている。 #18SDS has co