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ブックマーク / www.igaku-shoin.co.jp (14)

  • 不合理な「強制入院」を生まないために | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    13万1726人――。これは,日で自分の意思が問われないまま精神科に入院している,すなわち強制入院の状態が継続している患者の総数である1)。強制入院は精神障害者への差別だとして国連が定める障害者権利条約(CRPD)に反しているにもかかわらず,その件数は数十年にわたり増加傾向にある。強制入院の経験に関して研究を行う精神科医の杉浦氏は,現状を変える1つの鍵として「医療者と当事者,双方の視点に同等の価値を置いて医療の在り方を探る」ことを挙げる。その真意は何か。日の強制入院の実態と杉浦氏の研究から見える,精神医療の在るべき形に迫る。 その入院治療,当に適切? ――強制入院とはどのような入院形態を指すのでしょうか。 杉浦 日の精神科には主に措置入院,医療保護入院,任意入院の3つの入院形態があり,患者人の同意を必要としない前者2つが強制入院あるいは非自発入院と呼ばれています(表)。このうち措

    不合理な「強制入院」を生まないために | | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • 同等性・非劣性の解析(新谷歩) | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    今日から使える 医療統計学講座 【Lesson11】 同等性・非劣性の解析 新谷歩(米国ヴァンダービルト大学准教授・医療統計学) (2967号よりつづく) 臨床研究を行う際,あるいは論文等を読む際,統計学の知識を持つことは必須です。 連載では,統計学が敬遠される一因となっている数式をなるべく使わない形で,論文などに多用される統計,医学研究者が陥りがちなポイントとそれに対する考え方について紹介し,臨床研究分野のリテラシーの向上をめざします。 通常の解析では,P値が0.05より小さければ「差がある」,0.05以上であれば「差がない」としますが,「差がない」という事実のみに着目して,「比較群が同等である」と判断してはいないでしょうか? これは統計的にみて,絶対にしてはいけません。P値では,差があることは証明できても同等であることを証明することはできないのです。 では,どうすれば統計的な同等性を

    同等性・非劣性の解析(新谷歩) | 2012年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • 医学書院/週刊医学界新聞(第3271号 2018年05月07日)|【対談】確かな情報を選び,扱い,伝えるために

    森 臨太郎氏(国立成育医療研究センター研究所 政策科学研究部部長/コクランジャパン代表) ジム・ニールソン氏(英国リバプール大学 産婦人科名誉教授/元・コクラン運営委員会共同委員長) Evidence-based medicine(EBM)の考えが浸透し,根拠に基づくとされる情報が次々と増えている。だが,中には確度にばらつきが見られるものもある。医療者は,あふれる情報の中から「より確からしい」情報をどのように選択すればよいのか。そこで,医療者が当たるべき確かな情報の指針として,「コクラン」がまとめたコクランレビュー(MEMO①,②)がある。 紙では,これまでコクラン運営委員会共同委員長,コクラン妊娠・出産グループの共同編集長として英国内のガイドラインやWHOガイドラインの作成に携わったジム・ニールソン氏と,英国立医療技術評価機構(NICE)診療ガイドラインの作成にかかわり,現在,日コク

    医学書院/週刊医学界新聞(第3271号 2018年05月07日)|【対談】確かな情報を選び,扱い,伝えるために
    kamezo
    kamezo 2018/05/10
    コクランレビューにつていて。コクランジャパン代表と元・コクラン運営委員会共同委員長の対談。
  • 医学書院/週刊医学界新聞(第3244号 2017年10月16日)栄養疫学者の視点から[第7話]コラーゲンのエビデンス

     栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「と健康の関係」を考察します。 [第7話]コラーゲンのエビデンス 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット) (前回よりつづく) 肉や魚などから摂取するコラーゲン,あるいはサプリメントなどとしてちまたに溢れているコラーゲン。「摂取しても胃で分解されるだけ。意味はない。」と以前の私は考えていました。 しかしそれでは,ペプチドホルモン摂取の懸念(家畜に投与された肥育ホルモンの残留など)や植物性タンパク質の寄与するアレルギーにかかわる議論などを全て否定することになり,理にかないません。また,コラーゲンの研究を支える「仮説」は妥当です。簡単に述べると,コラーゲンには特有とも言えるアミノ酸(水酸化プロリンなど)が含まれて

    医学書院/週刊医学界新聞(第3244号 2017年10月16日)栄養疫学者の視点から[第7話]コラーゲンのエビデンス
    kamezo
    kamezo 2017/10/19
    [第7話]コラーゲンのエビデンス 今村 文昭(英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット)
  • 母乳育児支援ガイド アドバンス・コース | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    発刊に寄せて(平林国彦)/日語版 序(ランダ J. サーデー)/まえがき(堀内 勁) 発刊に寄せて 子どもたちの死亡数を削減させることについては,この15年間で大きな前進があった.例えば,1990年には年間1,240万人亡くなっていた5歳未満の子どもたちの数を,2009年には810万人までに減少させることができるようになった*1.しかし,世界を平均してみても,最も貧しい20%の世帯の5歳未満児死亡率は,最も豊かな20%の世帯の2倍以上であることが,UNICEFの最近の分析により明らかになってきた*2.さらに,子どもたちの最良の発達と生存のために不可欠な母乳育児の開始・継続においても,大きな格差が存在する.例えば,授乳の早期開始は,新生児の死亡率を約22%低下させる効果があるが*3,開発途上国で生まれる新生児,およそ1億2千万人のうち,誕生後1時間以内に母乳を与えられる子どもは,いまだ44

    母乳育児支援ガイド アドバンス・コース | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院
    kamezo
    kamezo 2015/07/05
    2009年版の〈WHOのガイドライン「乳幼児の栄養法」〉邦訳。ベーシックコースとの2分冊/id:machida77 さんご教示感謝
  • 【寄稿】 がん終末期の急変では何を考え,どう向き合うか - 医学書院/週刊医学界新聞(第3097号 2014年10月20日)

    長谷川 久巳(国家公務員共済組合連合会虎の門病院看護部次長/がん看護専門看護師) 高齢多死社会を迎えた現在,終末期における急変患者への対応が新たな課題の一つとなっている。今年6月に開催された第19回日緩和医療学会(大会長=島根大・齊藤洋司氏,神戸市)において,シンポジウム「終末期の急変を考える」が開催され,筆者は演者の一人として発言の機会を得た(第3084号)。“終末期”と“急変”の言葉の組み合わせは,一見しっくりこない印象を持つかもしれない。しかし,急変を「病気の自然経過ではなく,予期せぬ病態の変化によって数日以内に死に至った場合」と定義付けた場合,わが国のホスピスケアを受けた患者の急変は1990年代の調査で23%1),42%2)と示されている。今回シンポジウムで発表した村上真基氏(新生病院)は,所属する緩和ケア病棟での急変が,2013年度は42%であったと報告した。急変といってもすぐ

    【寄稿】 がん終末期の急変では何を考え,どう向き合うか - 医学書院/週刊医学界新聞(第3097号 2014年10月20日)
    kamezo
    kamezo 2014/10/22
    患者家族が病態を正確に認識できていないとき(先般の連ツイだなぁ)、医療者側にもまた問題が生じるということか。
  • DSMⅢ~DSMⅤの流れ 週刊医学界新聞(第3082号 2014年06月30日)

    【鼎談】 DSMと精神科臨床 DSM-IIIがもたらしたもの,DSM-5がめざすもの 高橋 三郎氏(埼玉江南病院長) 大野 裕氏(国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター長) 染矢 俊幸氏(新潟大学大学院医歯学総合研究科 教授・精神医学)=司会 米国精神医学会(APA)による「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」が19年ぶりに全面改訂され,2013年5月,DSM-5として公開された。もともとは精神疾患の統計調査のため「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD)」の改訂に対応する形で出版されてきた DSMだが,ICD-9(76年)に続いて出版されたDSM-III(80年)にて明記された診断カテゴリー分類と操作的診断基準が,急速に世界の精神科臨床に浸透。82年には日語版も訳出され,邦の精神医学領域に大きなインパクトをもたらし,今や診断のスタンダードとして用いられるように

    DSMⅢ~DSMⅤの流れ 週刊医学界新聞(第3082号 2014年06月30日)
    kamezo
    kamezo 2014/07/03
    DSM-IIIの訳出を手がけた医師たちによる座談会。
  • 医学書院/雑誌/看護管理

    kamezo
    kamezo 2014/02/05
    看護管理 2013年10月号 (通常号) ( Vol.23 No.11) 特集 チームで取り組む認知症ケアメソッド「ユマニチュード」−その理念とケアの実際
  • 特集 災害被災地におけるプライマリ・ケア スペシャル・アーティクル 関連死・車中死の機序と救護所医療 アロスタシスの視点から 上田 耕蔵 Question & Answer Q :災害被災地の救護所医療に

    kamezo
    kamezo 2011/03/17
    新潟中越地震では、新たに「車中死」が確認。車中避難していた方の死亡リスクが避難所よりも数十倍高い。
  • 医学書院/雑誌/JIM 2005年8月号(15巻8号) 特集 災害被災地におけるプライマリ・ケア

    このコンテンツは,5月末日をもちまして終了いたしました。 ご意見,ご要望,お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にお寄せください。 被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。 雑誌『JIM』(15巻8号)「特集:災害被災地におけるプライマリ・ケア」を,当面の間,全文無料で公開いたします。このたびの震災で被災された方々の救出・救命・治療に当たられる医療従事者の皆様にご活用いただき,少しでもお役に立てれば幸甚に存じます。 JIM 2005年8月号(15巻8号) 特集 災害被災地におけるプライマリ・ケア 2004年は多くの台風の直撃を受けたほか,浅間山の噴火,新潟中越地震,またスマトラ沖地震とさまざまな災害に見舞われた1年でした.災害被災地には,確実に医療ニーズが存在しますが,それは必ずしも普段の医療ニーズとは同じではありません.それではどのようなニーズが存在するのでしょうか? また,他地域

    kamezo
    kamezo 2011/03/17
    〈2011.03.14 震災関連記事 無料公開(『JIM』特集:災害被災地におけるプライマリ・ケア)〉
  • 医学書院/週刊医学界新聞 【〔特別寄稿〕理念なき医療「改革」を憂える〔最終回〕(李啓充)】 (第2476号 2002年3月4日)

    (2474号よりつづく) EBMに関する誤解を広めるキャンペーン 筆者は,1999年の5月に日を訪れた際に,米国B大学医学部の学生臨床実習責任者であるF医師の講演を拝聴する機会を得た。講演は首都圏のある大学病院で行なわれたが,そのテーマは,臨床実習の場で,どうやって学生にEBM(Evidence-based medicine)の実践を教えるかというものであった。講演後,F医師は,ある教官からの質問に,正真正銘驚いて目を白黒させた。 質問は,「EBMの究極の目的は診療ガイドラインを作ることにあるはずだが,ガイドラインから外れる症例ではどうしたらよいのか」というものであった。この質問は,F医師の講演内容をまったく理解していなかったことを示すだけでなく,EBMに対する完璧な誤解に基づくものであったからこそ,F医師は驚いたのである。 なぜ,そのような頓珍漢な質問を受けるのか理由がわからないと,F

    医学書院/週刊医学界新聞 【〔特別寄稿〕理念なき医療「改革」を憂える〔最終回〕(李啓充)】 (第2476号 2002年3月4日)
  • 研究以前のモンダイ 医学書院/週刊医学界新聞(第2729号 2007年04月23日)

    研究以前のモンダイ 〔その(1)〕 研究以前のモンダイとはどんなモンダイ? 西條剛央(日学術振興会研究員) 妙なタイトルの連載が始まった。そう思われた読者は多いかもしれません。「研究以前のモンダイ」とは何でしょう? 「あなたの場合,研究する以前に性格の問題ですよ」などという,身も蓋もないことを言いたいわけではありません。いい歳になれば性格などそう簡単に変わるものではありませんし,そもそも僕自身,人様の性格をどうこう言える立派な人でもありません。 看護研究のジレンマ 看護師の皆様を読者に持つ紙でこのようなタイトルの連載を始めるのは,看護研究が持つ独特の「難しさ」の原因の多くが,「研究以前のモンダイ」に起因していると考えたからです。僕は心理学を専門とする研究者ですが,数年前に,複数の原理の体系からなる「構造構成主義」(後述)というメタ理論を提唱させていただいたことをきっかけに,看護関係者の

    研究以前のモンダイ 医学書院/週刊医学界新聞(第2729号 2007年04月23日)
    kamezo
    kamezo 2010/02/12
    西條剛央は構造構成主義の主唱者。構造構成主義入門としても読めそう。
  • 予防接種行政に必要なのは日本版ACIP(岩田健太郎) | 2009年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    ACIPメンバー……議長ふくめ15人 Ex Offi cio Members(関連行政担当者)……インディアン健康局,保険資源事業局,メディケイド・メディケア・サービスセンター,医薬品品管理局,国防総省,国民予防接種プログラム局,国立衛生研究所,在郷軍人局 Liaison Representatives(関連機関代表,学識経験者)……米国家庭医学会,米国小児科学会,米国健康協会,米国老年医学会,米国医療保険プラン,米国オステオパシー協会,米国薬剤師協会,予防医学教師学会,バイオテクノロジー工業会,カナダ国立予防接種諮問委員会,医療感染管理遂行諮問委員会,州地域疫学者会議,米国感染症学会,思春期医学学会,米国産婦人科学会,米国医師会,米国内科学会,英国健康局,国立郡市健康担当者会議,国立小児ナースプラクティショナー協会,国立感染症財団,米国医療機関疫学会,メキシコ国立予防接種小児健康評議会

    予防接種行政に必要なのは日本版ACIP(岩田健太郎) | 2009年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    kamezo
    kamezo 2009/12/02
    岩田健太郎「予防接種行政に必要なのは日本版ACIP」米国から20年遅れる日本/格段に優れている米国の予防接種プラニング/ACIPの構成とその役割/実際の会議のありよう/添付文書とACIP推奨について
  • ♪In My Resident Life♪(藤田芳郎,金城紀与史,葛西龍樹,遠藤和郎,岩田健太郎,岡田正人,宮地良樹,早野恵子,仲田和正) | 2008年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    研修医のみなさん,あけましておめでとうございます。レジデント・ライフはいかがでしょうか? 病院選びに失敗して後悔,手技が下手で怒られてばかり,コミュニケーションがうまくとれない……。でも大丈夫。研修医時代の失敗は誰もがたどる道。倒れるごとに起き上がれば,そのうち未来は見えてきます。 新春企画として贈る今回は,昨年に引き続き,人気指導医の先生方に,研修医時代の失敗談や面白エピソードなど“アンチ武勇伝”を紹介してもらいます。 「未熟」だった。だから「懸命」だった。 藤田 芳郎(トヨタ記念病院 腎・膠原病内科部長) (1)「何よ,あなた,失礼な!」と,当番の3人の研修医が立って採血している,あふれんばかりのひといきれの検査室のなかで,中年女性の怒鳴り声が,私の医師としてのはじまりであった。生身の人間の体に針をさすということが怖くて,やや脂肪が厚い皮膚の中の青い血管をめざして,おそるおそる震える手

    ♪In My Resident Life♪(藤田芳郎,金城紀与史,葛西龍樹,遠藤和郎,岩田健太郎,岡田正人,宮地良樹,早野恵子,仲田和正) | 2008年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    kamezo
    kamezo 2009/05/31
    藤田 芳郎(トヨタ記念病院 腎・膠原病内科部長)『「未熟」だった。だから「懸命」だった。』〈自分が末期のときそばに医療者がいる状況なら,「未熟で懸命な」医療者がそばにいてほしい〉
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