自殺報道について自殺予防学会が緊急アピール 議論の前にわれわれがすべきこと 瀬田 隆一郎(2008-04-25 16:00) 日本自殺予防学会が18日、ほかの自殺を誘発しないよう報道に配慮を求めるアピールを出した。これを機に自殺報道のありかたを考える記者も多いことと思う。 だが、思考や議論は正しい知識をどだいとして初めて価値を持つ。そこで、世界保健機関(WHO)が2000年に公開した「自殺予防の手引き」を紹介したいと思う。自殺予防に関する基礎知識や、誤解されがちな点の指摘など、非常に有意義な資料なので、通読を強くお勧めしたい。 原文は英語だが、日本語訳されたものが内閣府Webサイトにて公開(pdf)されている。この文書の18ページ目から始まる「マスメディアのための手引き」のまとめは以下の通りだ。 ぜひすべきこと ・事実を報道する際に、精神保健の専門家と緊密に連絡を取る。 ・自殺に