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権利と学問ラン4に関するmahalのブックマーク (40)

  • 発禁本を規制せず若者に触れさせることで良い効果がいくつも生まれるという研究結果

    特定の書籍を「有害」だとみなして書籍の発禁(発売・頒布禁止)処分を下す動きは急増しており、アメリカ図書館協会によると、毎年倍近いペースで学校や公共図書館でのの禁止や制限が行われた件数が増加しているとのこと。ノースカロライナ大学グリーンズボロ校で識字能力について研究するゲイ・アイビー氏は、特定の種類のに若者が害を受ける心配はなく、むしろそのようなに若者が触れることにメリットが多くあることを指摘しています。 How teens benefit from being able to read ‘disturbing’ books that some want to ban https://theconversation.com/how-teens-benefit-from-being-able-to-read-disturbing-books-that-some-want-to-ban-2

    発禁本を規制せず若者に触れさせることで良い効果がいくつも生まれるという研究結果
    mahal
    mahal 2024/04/15
    差別表現なんかも、小説など文芸作品に規制されずに織り込まれてるコストより半端に規制して「これが規制されてるのはこういう陰謀があるから」みたいな言説を流通させるコストより低いのかも
  • 草津町の一件は、性被害の告発が本質的に抱える課題を表面化させた

    https://anond.hatelabo.jp/20221117054344 この件で北村氏が質的には謝っていないという話はまあそうだと思うのよ。北村氏に限らず、件で謝らない(謝れない)フェミニストがいるのもそう。 なぜかというと、「①性被害の告発は基的に証拠がない状態でなされる」うえ、「②告発を疑うことは、告発が当だった場合にセカンドレイプにつながる」。 だから、「③性被害の告発は疑うことができない/疑うべきではない」し、「④嘘の性被害による偽の告発を初手で弾けない」んだよ。 もっと言えば、性被害は密室で行われる事が多く、証拠が少なくなりがちであるから告発の論拠が被害者の証言によるところが大きく、そのことが被害者にとって大きな負担であるから歴史的に泣き寝入りさせられがち。その為、そのような状況を改善するために、「⑤性被害の告発がしやすい状況が作られるべき」。 だから、④と⑤が

    草津町の一件は、性被害の告発が本質的に抱える課題を表面化させた
    mahal
    mahal 2022/11/17
    「性被害の告発の味方をしたこと」は謝罪できない、という立場は許容さるべきと思う一方で、「冤罪は一定の確度で有り得ることを前提に、予断をもった社会批判は許容されない」価値観を共有頂ければというお気持ちも
  • フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記

    むずかしい女性が変えてきた――あたらしいフェミニズム史 作者:ヘレン・ルイス みすず書房 Amazon 出版社による紹介は下記の通り。 女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。 たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は生まれながらにして男性に劣る」と書き残した。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。 しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一

    フェミニズムの「むずかしさ」に向き合う(読書メモ:『むずかしい女性が変えてきた:あたらしいフェミニズム史』) - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2022/07/04
    アーレントの黒人差別が現代になって言挙げされる事案に準ずるアレ。ただ、恐らくは現代では至極自然に見える「区別」が、現代の活動家の汚点として後世墓場から掘り起こされるんではとは思うかな
  • 平 裕介 on Twitter: "「性表現に接しない自由」や「公共空間で不快な表現に接しない自由」が話題のようですが、平成30年司法試験論文式試験(憲法)では、「不快」感を覚える「卑猥な」図書等に触れない利益の保護が重要な立法目的といえるかなどが出題されました… https://t.co/9l02NniRis"

    「性表現に接しない自由」や「公共空間で不快な表現に接しない自由」が話題のようですが、平成30年司法試験論文式試験(憲法)では、「不快」感を覚える「卑猥な」図書等に触れない利益の保護が重要な立法目的といえるかなどが出題されました… https://t.co/9l02NniRis

    平 裕介 on Twitter: "「性表現に接しない自由」や「公共空間で不快な表現に接しない自由」が話題のようですが、平成30年司法試験論文式試験(憲法)では、「不快」感を覚える「卑猥な」図書等に触れない利益の保護が重要な立法目的といえるかなどが出題されました… https://t.co/9l02NniRis"
    mahal
    mahal 2021/12/18
    そういった規制を合法的に行いたいのであれば憲法改正に加担してみてはいかがでしょうか、というお話。
  • 「県民、密告は義務です」「帰宅したい?罰金な」~日本列島から自由が消えた日 ”私権制限に慎重な戦後日本”の緊急事態~|枢密院勅令

    「県民、密告は義務です」「帰宅したい?罰金な」~日列島から自由が消えた日 ”私権制限に慎重な戦後日”の緊急事態~ 総員自粛せよ! 西暦2020年、世界は立憲独裁の炎に包まれた。陽気なホームパーティを阻止する為に警官隊が突入し、マスクを着用しない人間は異端審問の後に反則金切符という十字架を背負う。あらゆる権利自由は消え去り、世界はマッポーめいたアトモスフィアに支配されている。我が国においては、普段は「私がモテないのはどう考えても憲法が悪い」と言わんばかりの某与党も、「改憲だけはせんといてくださいよ(CV沢城みゆき)」な某野党も、こうした立憲独裁の春に口をポカンとしながら、仲良くドン引きしている事もあり、そこまでには至っていない。それでも呪符のように飲店に張られている「臨時休業中」の張り紙達は、これまで私達が来享受する事が出来たはずの権利と自由が失われてしまった事を如実に教えてくれる。

    「県民、密告は義務です」「帰宅したい?罰金な」~日本列島から自由が消えた日 ”私権制限に慎重な戦後日本”の緊急事態~|枢密院勅令
    mahal
    mahal 2021/06/08
    本朝における私権制限を巡るアレコレ、概ねこういうもんなのかな的なフレーズ>「大変分かりやすい「悪魔」が不在であり、物足りなさを感じる方もいるだろう。しかしながら、我が国には悪魔が確かに存在している」
  • 社会学者の鈴木努氏「研究と社会実装の先端にいる若手研究者に本人の責のないことで罵詈雑言を投げつけるのは、社会学批判でなく単なる攻撃、ネット中傷です。」 - Togetter

    Suzuki Tsutomu @snatool 研究とその社会実装の先端にいる若手研究者に対して、人に責任のないことで罵詈雑言を投げつけるのは、社会学批判でもなんでもなく単なる攻撃、ネット中傷です。直ちにやめていただきたい。 2021-01-30 11:51:28

    社会学者の鈴木努氏「研究と社会実装の先端にいる若手研究者に本人の責のないことで罵詈雑言を投げつけるのは、社会学批判でなく単なる攻撃、ネット中傷です。」 - Togetter
    mahal
    mahal 2021/02/01
    「お前の社会実装に唯々諾々と従う筋合いはないわ!」という趣旨の異論に対して「社会実装の先端に居る相手をいじめるな」と返してしまうのは、何というかコミュニケーション能力事案みたいなお話にも
  • バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック

    米国の大統領選挙も終わり、留学生・国際協力の立場からすると、バイデン次期大統領が誕生したのは大変喜ばしい事です。しかし、獲得代議員数だけを見るとバイデン次期大統領が圧勝したかのように映りますが、単純な票数だけ見れば、なかなかの接戦でした。 トランプ政権誕生の背景にはリベラルと反リベラルの分断があり、トランプ政権下でこの分断は一層深刻化したと言われています。では、バイデン次期大統領はこの分断を癒すことができるのでしょうか? 私は、分断が一層深刻化することはあっても、これが癒えることはまず無いと思っています。それは、リベラルと反リベラルの分断はもっと根が深い所にあり、1980年代以降の教育政策がその悪化を加速させ、これが改善に向かう見込みがないからです。どういう事でしょうか? まず、リベラルとは主に誰で、反リベラルとは主に誰なのかを確認しましょう。バイデン次期大統領の支持は、①都市部、②若者、

    バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック
    mahal
    mahal 2020/11/08
    弱者のエンパワーメントが発達したこと自体をネガティブに扱う必要は無いと思うけど、それがもたらした新たな弱者として「移動できない」「変化に対応できない」人の保護が未来の人権主義の前線にあるべき、なのかも
  • J.K.ローリングの“ジェンダー移行を後悔する人が増えている”発言が与える大きな誤解 - フロントロウ | グローカルなメディア

    『ハリー・ポッター』の著者J.K.ローリングがトランス差別だとされる発言を繰り返している騒動。トランスジェンダー・コミュニティに悪影響を与える “切り取られた事実”だと批判を受けている主張の裏にあるデータとは?(フロントロウ編集部) J.K.ローリングの主張は「中途半端な真実」なのか? トランスジェンダーに対する差別や偏見が含まれているとされる発言を繰り返しているJ.K.ローリング。著書の映画版『ハリー・ポッター』に出演するダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントら多くのキャストが彼女の発言を受けてトランスジェンダーを擁護する声明を発表するなか、J.K.ローリングはツイッターに連投を行なったり、2万字に及ぶエッセイを公式サイトに公開したりして持論を展開してきている。 しかしそんな彼女が提示している情報は、真実の一部しか提示しない「half truth (中途半端な真実)」だ

    J.K.ローリングの“ジェンダー移行を後悔する人が増えている”発言が与える大きな誤解 - フロントロウ | グローカルなメディア
    mahal
    mahal 2020/09/21
    「社会的伝染」って要するにGIDは先天的でないから偽物みたいな議論なんだろうけど、GIDであれ同性愛であれ、後天的であってはイカンのか?という辺りは常々思うとこで、この欧米的観念はガチで理解不明。
  • 「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    アメリカ言語学会への公開書簡 日でもよく知られた言語学者・認知科学者であるスティーブン・ピンカーをめぐって事件が起きた。 2020年7月初頭、アメリカ言語学会( Linguistic Society of America = LSA)に所属する会員たちから、同学会に所属するピンカーを、学会の「アカデミック・フェロー」および「メディア・エキスパート」の立場から除名することを請願する公開書簡が発表されたのである。この書簡には、博士課程の学生や助教授・教授を中心とした600名以上の会員たちの署名が付けられている。 公開書簡では、LSAが2020年6月に「人種的な正義」に関する声明を発表したことを受けて「ピンカーのこれまでの振る舞いはLSAの声明と矛盾するものである」と指摘されており、彼がLSAのフェローの地位にふさわしくない、と論じられている。ピンカーには差別の問題を軽視し続けてきた経緯があり

    「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
    mahal
    mahal 2020/08/16
    逆に本件がきっかけで「キャンセル・カルチャーはそんな都合の良い棒ではないとリベラルが気付き出した」ように見える辺り、案外ピンカー先生リベラルに愛されとったんやんけ、と思うとこはあるけどw
  • スティーヴン・ピンカーに対する除名請願運動とその顛末 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    7月の上旬にアメリカ言語学会(LSA)に対して「ピンカーの言動はLSAの代表にふさわしくなく,LSAの目的からいって受け入れられないものであり,『アカデミックフェロー』や『メディアエキスパート』の地位からの除名を求める」という請願が行われるという騒動が勃発している. このブログではピンカーの著書や講義について紹介してきており,またこのような「キャンセル・カルチャー」について,アメリカのアカデミアの雰囲気についてのルキアノフとハイトのやミラーの徳シグナリングの書評も載せてきたこともあり,私も無関心ではいられない.簡単に紹介しておこう. 請願 docs.google.com 7月1日付で600名弱の署名付き公開書簡がLSA宛てに出されている. これは言語学者のメンバーによる公開書簡であり,スティーヴン・ピンカーをLSAの『アカデミックフェロー』や『メディアエキスパート』の地位からの除名を

    スティーヴン・ピンカーに対する除名請願運動とその顛末 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    mahal
    mahal 2020/07/13
    請願却下よかおめ/ところで、本件の請願対抗署名、スコットランドの女子高生回転センセも名を連ねてて、あれだけ政治でアピールする側の立場でも「攻撃されてる」という自覚の方が強いのかな…という横な感慨も。
  • スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記

    togetter.com ↑ 自分でまとめたこの件について、思うところをちょっと書いておこう。 ●今回はスティーブン・ピンカーという大物がターゲットになったことで話題になったが、アメリカのアカデミアにおける「キャンセル・カルチャー」の問題はいまに始まったことではない。今回はBLMが直接のきっかけとなっているだろうが、他にも「セクシズム」や「イスラモフォビア」などの咎で、これまでにも様々な学者たちの講演がキャンセルさせられたり謝罪要求をされたり、大学を追われたりしてきたいう経緯がある*1。今回については、除名といってもアメリカ言語学会そのものからではなく「フェロー」の立場や「メディアエクスパート」の立場からの除名を求める運動ではあるが、言語学とはほぼ関係皆無の数年前のツイートを取り沙汰してポジションを奪うことが許されてしまうのなら、萎縮効果は明白だろう。だからこそ、ノーム・チョムスキーやジョ

    スティーブン・ピンカーとブラック・ライヴズ・マター - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2020/07/08
    暴力の低減した世界における、「反暴力という皮を被った、暴力への意志」みたいなお話ではある>キャンセルカルチャー
  • 千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」について - すべてを語らねばならぬ-上田雅子の日記

    つい先日市場に流通しはじめた現代思想2020年3月臨時増刊号「総特集 フェミニズムの現在」に武蔵大学社会学部教授で現代社会学を専門とする千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」という題名の論考が掲載されていて、Twitter上で物議を醸している。元々、この論考は最近の主にTwitter上で激しくなっているトランス女性への差別言説に関連して浮上してきた問題を扱ったもので、論考の内容がトランス差別的だという指摘が次々に出てきている。すでにこの論考についてブログで論じている人もおり、私もSNSやブログを見た限りどうしても一度は目を通しておく必要があると思い、早速雑誌を手に入れて、件の論考を読んでみた。以下では読んだ上で私の立場から言わせていただかねばならないことを述べていく。 トランス女性差別云々の議論に関しての私の立場性を言わせていただくと、私自身、出生時に割り

    千田有紀の「「女」の境界線をひきなおす 「ターフ」をめぐる対立を超えて」について - すべてを語らねばならぬ-上田雅子の日記
    mahal
    mahal 2020/02/22
    マイノリティとして、「我々に工夫させるのか!」と告発を続けてるうちに、「工夫するのは常に自分以外の誰か」という認知の歪みが生じた事案?>「尋ねてみたこともあるが、各々工夫を重ねているようだった」
  • 千田 有紀 on Twitter: "学者が「差別主義者」だといわれるのって、ほぼ学者生命おわること。ツイッターで見たというひとも「あなたの発言は見てないけど、差別だ差別だといわれけるのは見た」といわれた。 いまみんなに本当に心配されてる。そうはいってもクィア界隈の… https://t.co/oqPc9M8RUI"

    学者が「差別主義者」だといわれるのって、ほぼ学者生命おわること。ツイッターで見たというひとも「あなたの発言は見てないけど、差別だ差別だといわれけるのは見た」といわれた。 いまみんなに当に心配されてる。そうはいってもクィア界隈の… https://t.co/oqPc9M8RUI

    千田 有紀 on Twitter: "学者が「差別主義者」だといわれるのって、ほぼ学者生命おわること。ツイッターで見たというひとも「あなたの発言は見てないけど、差別だ差別だといわれけるのは見た」といわれた。 いまみんなに本当に心配されてる。そうはいってもクィア界隈の… https://t.co/oqPc9M8RUI"
    mahal
    mahal 2020/02/21
    つまり、学者生命が終わった、というお話?
  • 表現規制論と女性の自発的モノ化

    この数か月、女性を描く表現問題でのツイッター上の論争がかまびすしくなっている。その中で小宮友根氏が論考を出していたが1、規制論の根拠とするには後退しすぎでおおよそ法的根拠には使えなそうな物であったため、方々から突っ込まれていた2。 私は穏健派なので、羞恥厭悪の感念を生じさせるようなものを規制したいという気分は尊重するし、それを法律として実装することに根的な問題があるとは思わない。が、小宮氏の論はおおよそ具体的な規制論を語るには足りないものだと思っている。というのも、小宮氏の論を使って女性が主体となる表現をつぶすことが可能だからであり、《女性のための擁護》になっていない、と思えるからである。 表現論Ⅰ――ハーレクイン型の“女性向け家父長制ファンタジー” 筆者は従前から男性稼ぎ手モデルからの脱却に賛同しつつも、女性稼ぎ手モデルが代替案として浮上しないことを強く問題視している。リーダーになる、

    表現規制論と女性の自発的モノ化
    mahal
    mahal 2019/11/24
    「同じロジックで女が損する局面なら女優位にお目こぼしするのが、男女平等の重要な手段」と確信してる人(これが「お気持ち」と呼ばれるのだけど、余り適切な表現とは思われず)には届かないのかなぁ、という読後感。
  • 「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない(森 功次) @gendai_biz

    あいちトリエンナーレ2019が閉幕した。これほど騒ぎになった芸術祭は日ではかつてなかっただろう。話題の中心となったのは最後まで「表現の不自由展・その後」だった。もっと光を当てられるべき良い作品が多数あった中、これは残念なことだ。 当初批判の的となったのは、キム・ソギョン/キム・ウンソンの《平和の少女像》と大浦信行《遠近を抱えて Part II》の2作品だったが、「表現の不自由展・その後」の展示再開後には、「Chim↑Pom(チンポム)」の映像作品、《気合い100連発》も批判され出した。 稿では、今回の騒動があらわにした分断と、その背後にある芸術観について考察する。まずは《気合い100連発》に向けられた批判を見ることから、話を始めよう。 Chim↑Pom《気合い100連発》への誤解 《気合い100連発》は、Chim↑Pomのメンバーが福島県相馬市の若者たちと円陣を組み、順番に気合いの掛け

    「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない(森 功次) @gendai_biz
    mahal
    mahal 2019/10/17
    作り手側が「誤解されない自由」を確保できる展示手段とそれが難しい展示手段があり、公共のそれが後者に寄るのを止めることの不可能性みたいなのは、考えてしまうかな。
  • 胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思..

    胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思う自由も欲しいよー。 自由ってなんだ?? 割と質的な問いだと思うので真面目に答えると、アイザイア・バーリンという哲学者が「消極的自由」と「積極的自由」という概念を提唱している。 詳しくはWikipediaでも読んでほしいけど、要するに 何かを妨げられない自由(このを出版して罪に問われるのはおかしい。政府は著者を取り締まるな)何かを実現できる自由(自由にを出版するためには紙とインクと公教育の充実が必要なので、政府は出版産業のために補助金を出せ)の違いね(cf. anond:20191017201230)。 現代の自由主義では、色々と議論はあるけれど、おおむね消極的自由の方がより重要な自由とされている。 これは増田もそうだろう。「俺が六木ヒルズに住む自由を実現するために家賃を補助しろ」と言われたら、おかしい、と思うよね

    胸が性的かどうかを思春期以降に知って欲しいっていう性教育をしたいと思..
    mahal
    mahal 2019/10/17
    「自分の「善」が、普遍的な「正義」としてオーソライズされるべきだ」と考える人は多いけど、それって詰まるとこ国家権力を含む公権力が使えるとこの「暴力」の魅力に魂を曳かれている、ってお話なのだろうな。
  • 「動物はおかずだ」デモに関して(1) - 道徳的動物日記

    仕事の休憩時間に取り急ぎ書いた) 上記の記事に関して、まず気になったのは以下の箇所。 「しかし「動物はごはんじゃないデモ行進」は、自らが肉を忌避するだけでは飽き足らず、他者の権利や自由を否定し肉の撲滅を目論んでいる。」 「憎むべきは、ヴィーガンという生き方を選んだ人間ではない。他者の権利や自由を踏みにじる行為である。」 一般的に言って、ある社会で行われる権利運動とは「その社会で認められていない、ある属性のある種の権利を、認めさせるように要求する運動」と言えるだろう。 過去のアメリカで行われた奴隷制廃止運動であれば、奴隷とされている人々(黒人)が自由に生きる権利や財産を持つ権利などを要求させる運動であった。サフラジェット運動は女性の参政権を要求する運動であったし、「子どもが親から虐待されない権利」や「子どもの自己決定権」なども子どもの権利運動の結果として認められていったものだ。 そして、「

    「動物はおかずだ」デモに関して(1) - 道徳的動物日記
    mahal
    mahal 2019/05/21
    別に肉を食べる人間を差別的非倫理的な畜生と蔑む分には正当なんではと思う。ただ、その倫理的優越性に政治的権力を与える価値があるというには、平和で持続的な人間社会に対する貢献度が明白ではなさげ、にも。
  • 学生に「新しい権利」について考えさせた結果、挙げられたのが「自分が享受する権利」ではなく「他者を制限する権限」だった話

    ながしま @incubatorN0712 学生に新しい権利を考えてもらったら、「迷惑な人間を罰する権利」「歩きタバコをなくす権利」「選挙に強制的に行く権利」「報道を規制する権利」「外国人移住者にマナーを守らせる権利」といったものが出てきた。他者を規制することで自分が自由になるというイメージだろうか。(-_-;) 2018-11-06 00:21:23

    学生に「新しい権利」について考えさせた結果、挙げられたのが「自分が享受する権利」ではなく「他者を制限する権限」だった話
    mahal
    mahal 2018/11/08
    これ、ある意味「消極的自由(財産を奪われない権利や宗教を強制されない権利)の肥大化」において、他者の積極的自由を評価しない、みたいなお話かな。消極的自由の指向はアナーキーやネオリベに近付くのだけど。
  • フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分..

    フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分甘えがあるように思うんだよね。 社会運動家としての一貫性を追求されると、これは学問であり個人の思想や要求ではないと逃げるし、学問としての透明性や検証の担保をもとめられると社会運動家としての被害者論に逃げ込む感じ。 おそらく今現在の多くのフェミニストは、フェミニズムがなんで学問を経由しなきゃならなかったのか、そこが当にわかってない。 フェミニズムが、暴力の次元で既存社会と戦うと負けるからなんだよ。この場合暴力っていうのは、いわゆる肉体的だったり経済的だったり権力的だったりするようなぱっと想像できる暴力だけではなく、民主主義的な、多数決の暴力によってもフェミニズムは負けちゃうんだ。なにせ、以前の社会では「女性の権利が男性より劣るのは当たり前」だったから(女性参政権、この文脈では多数決に参加できる権利ですら日ではまだ100年

    フェミニズムが社会運動なのか学問なのかって部分で、フェミニストは随分..
    mahal
    mahal 2018/11/04
    単純に社会活動としても学問としても「攻め」のイデオロギーであり、保守的な社会維持のロジックとしてこなれてないので、守りに入ると右翼もドン引き的なゴリゴリの権威主義化しちゃう面もあるのかも
  • 「大草原の小さな家」著者名、文学賞から外す=米協会、先住民差別理由:時事ドットコム

    「大草原の小さな家」著者名、文学賞から外す=米協会、先住民差別理由 「大草原の小さな家」の原作者、ローラ・インガルス・ワイルダー氏=2015年2月に米サウスダコタ州ピア歴史学会提供(AFP時事) 【ワシントン時事】米図書館協会は25日、声明を出し、テレビドラマ「大草原の小さな家」の原作者名を冠した児童文学賞「ローラ・インガルス・ワイルダー賞」の名称を「児童文学遺産賞」に変更することを決めたと発表した。作品内での先住民に対する差別的な言及を理由としている。 1位は「ざんねんないきもの」=小学生13万人が投票-こどもの総選挙 1930年代に原作が出版された「大草原の小さな家」は、米西部の開拓民一家を描いたワイルダー氏の半自伝的小説。70年代にドラマ化され、日でも人気を博した。だが、一連の作品に出てくる「良いインディアンは死んだインディアンだけ」といったせりふなど、先住民を非人間的な存在とし

    「大草原の小さな家」著者名、文学賞から外す=米協会、先住民差別理由:時事ドットコム
    mahal
    mahal 2018/06/26
    著作が否定されたわけではない、としても、そういう時代状況で例えば「大草原」をテレビでリメイクしたり読書感想文の推薦図書に挙げるのは憚られる同調圧力は強まらないと言い切れる人は何処にもおらんやろ。