Harvard Business Schoolの研究によると、アメリカ人は年間で約118時間(1日当たり約20分)もの時間を、スーパーや銀行など順番待ちの列に費やしているそうです(1)。人々が実店舗での買い物からオンラインショッピングに流れていく理由は様々ですが、この「待ち時間を省く」ことは常に理由の1つにあげられます。これまで、日々の生活に欠かせないスーパーではこうした顧客のレジ待ち時間を削減するために、購入商品点数によるレーン分けや、セルフレジの導入が進んできましたが、Amazon Goの登場以降、さまざまな方法でCashier less Store(レジそのものやレジ係がいない店舗)への取り組みが活発化してきました。本記事ではタイプ別にCashier less Storeを体験し、その特徴・利便性について考察します。 左:購入数が15品以下の顧客用レーン。 右:セルフレジ Cashi
「品行方正な中国人」が急増する? 中国では今、個人の信用情報を活用し、人々の日常行動を管理する動きが加速している。 ざっくり言うと、政府と民間企業が協力して全ての国民の信用情報を収集、分析し、いわば「丸裸」の状態にした上で、「信用」をテコに人々の行動を変えていく。「信用が低いと何もできないが、信用が高ければ非常に暮らしやすい」社会を意図的に構築する──ということである。信用情報のネガティブ面のチェックよりも、行動を「良い方向」に導こうという明確な意図を持っている点に大きな特徴がある。 それが可能な背景には、中国社会のプライバシーに関する観念の違いがある。「快適かつ安全な社会の実現はプライバシーに優先する」のが現在の中国社会のコンセンサスである。 個人の信用度によって個人の「できること」に大きな格差がつく。公開される信用度が高ければ、生活の様々な面でメリットを享受できる反面、例えば「公共料金
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