米北東部メーン州のスカーバラ沖で23日、珍しい青いロブスターが捕獲されたことが分かった。(SANKEI EXPRESS) 専門家によると、通常は赤いロブスターが青くなるのは遺伝子異常が原因で、約200万匹につき1匹の割合で生まれるという。25日、AP通信が伝えた。このロブスターは父親と漁に出たメガン・ラプラントさん(14)が見つけ、「Skyler」と名付けた。現在、3匹の仲間がいるメーン州立水族館で飼育されている。「蚊」がいなくなっている…猛暑が原因か、「今年は蚊に刺されない」との実感も
STAP(スタップ)細胞問題をめぐる理化学研究所への不信感などを理由に、短文投稿サイト「ツイッター」で人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床応用治療の中止も検討するとした理研発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダー。1日にはツイッターで「理研の倫理観にもう耐えられない」と強い憤りを吐露していた。一方、理研側には2日、「(高橋氏)本人の投稿で間違いないのか」などの問い合わせが殺到し、担当者が対応に追われた。 高橋氏は、目の難病「滲出型(しんしゅつがた)加齢黄斑変性」の患者に、本人の皮膚から作ったiPS細胞を網膜色素上皮細胞に成長させて患部に移植するための研究に取り組んでおり、今年秋にも世界初の臨床応用に乗り出すとみられていた。 しかし、2日に自身のツイッターで「まだ始まっていない患者さんの治療は中止も含め検討する」「このような状況でする臨床研
新型万能細胞とされたSTAP(スタップ)細胞の論文不正問題などで理化学研究所への信頼が損なわれたとして、iPS細胞(人工多能性幹細胞)による世界初の臨床研究を進める理研発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーは2日、短文投稿サイト「ツイッター」上で、「まだ始まっていない患者さんの治療は中止も含め検討する」と投稿した。 高橋氏は、iPS細胞から作った網膜組織の一部を、目の難病「加齢黄斑変性症」の患者に移植する臨床研究のプロジェクトに取り組んでいる。英科学誌「ネイチャー」は、「今年注目の5人」の筆頭に高橋氏を挙げている。 ツイッターで高橋氏は、一連の問題で理研の信頼が揺らぐ中、外部から臨床研究を中止してはどうかという意見を複数聞くようになったことや、患者も臨床研究の現場も落ち着ける環境ではないことなどを理由とし、自身のプロジェクトについて「このような状況でする臨床
全国で拡大する振り込め詐欺などの特殊詐欺被害を防ごうと、兵庫県警が始めた取り組みが効果を上げている。捜査員のマンパワーや機器を駆使して犯行グループに電話をかけ続け、回線を使用不能にする「集中架電作戦」。3月以降、18日現在で県内の還付金詐欺被害をゼロにすることにつながった。県警では、押収名簿を活用したお年寄りらへの注意喚起なども進めており、被害防止のモデルとしても注目される。被害者に“なりすまし”て 兵庫県内での昨年の特殊詐欺被害額は、過去最悪の約20億1千万円。都道府県別被害額で全国ワースト6位だった。そこで県警は、2月17日から、集中架電作戦を開始。犯行グループが使う携帯電話を無力化させる取り組みで、他府県警でも導入されている。 還付金詐欺では多くの場合、犯行グループが被害者に電話番号を伝え、かけるように指示する。それを逆手に取り、県警に被害相談が寄せられると、捜査員がその番号に電話を
□埼玉大学名誉教授 長谷川三千子 新年早々おめでたくない話--どころか、たいへん怖い話をいたします。このままでゆくと日本は確実に消滅する、という話です。 日本の人口は昨年の10月1日で1億2730万人となりました。すでに8年前から減少に転じて、今のところ毎年20万人ほど減り続けています。 ≪千年後の日本人口ゼロに≫ だからといって何が怖いのか、と首をかしげる人も多いでしょう。戦後急に増えすぎた人口がもとに戻るだけではないか。毎年20万人減れば百年後には1億そこそこの人口になってちょうどよいのではないか--そう考える方もあるでしょう。しかし、そういう単純計算にならないというところが人口減少問題の怖さなのです。 今の日本の人口減少は飢餓や疫病の流行などでもたらされたものではありません。出生率の低下により、生まれてくる子供の数が減ることによって生じている現象です。子供の数が減れば、出産可能な若い
絶滅の恐れがある淡水魚「ミヤコタナゴ」を無許可で譲り受けたなどとして、警視庁生活環境課は14日、種の保存法違反と文化財保護法違反容疑で、いずれも東京都荒川区に住む会社役員(60)の男ら3人を書類送検した。同課によると、3人は容疑を認めているという。 送検容疑は平成24年5月、国の許可を得ずに、別の会社役員(54)から知人男性(66)を通じてミヤコタナゴ28匹を無償で譲り受けたなどとしている。 ミヤコタナゴは関東近県に生息するが、繁殖が困難とされ、昭和29年に天然記念物、平成6年には絶滅の恐れのある国内希少野生動植物種に指定された。 譲り受けた会社役員は専門書や熱帯魚店の助言などを参考に繁殖に成功し、28匹は1121匹に増加。25年7月、文化庁に「増えすぎたので引き取ってほしい」と連絡して発覚した。
年の瀬である。アベノミクスもいよいよ2年目に突入する。1年目はかなり良い成果を収めたといえるだろうが、来年の課題はどこにあるのか。今年の3つの成功を振り返りつつ、来年の3つの課題を考えてみたい。 ≪株高/雇用改善/成長率好転≫ 1年目を振り返ってみると、アベノミクス最大の成果は、なんといっても円高を是正し、株高を実現したことであろう。株価は1年前のほぼ倍となり、家計や企業に資産効果をもたらした。このことは個人消費を押し上げ、企業の財務内容を改善してくれた。 くれぐれも、「もうかったのは金持ちだけ」などと言うなかれ。個人年金の「日本版401K」の収支はもちろんのこと、公的年金の資産内容も良くなっている。企業の新規上場計画も増えているようだ。証券市場は「日本人全員のお財布」であるから、多々益々(ますます)弁ずと心得るべきである。 株高と円安のおかげで、日本企業には明るい気分とリスクをとる余裕が
「福島について考えることが思想であり、日本の文化の先端なんだという空気をつくっていきたい」と話す東浩紀さん (野村成次撮影) ■「思想書として読んでほしい」 出版社「ゲンロン」代表で思想家の東浩紀(あずま・ひろき)さん(42)がこのほど刊行した『福島第一原発観光地化計画』(同社刊)が話題を呼んでいる。同原発の将来的な観光地化を目指し、さまざまな提案を行う内容だ。編者の東さんは同書を「思想書として読んでほしい」と語る。 今後も困難な廃炉作業が続く福島第1原発について、「観光地化」という言葉は意表を突く。不謹慎との反発があることは承知の上で、東さんは「この本の中で言いたかったのは、福島第1原発の事故をなかったことにして、風化させるのではなく、積極的に福島の未来に生かそうということ」と意図を説明する。 「たとえば広島。原爆を落とされた歴史を引き受けた上で復興し、世界の中で独自の地位を占めている。
身長190センチの被告の背中が法廷では小さく見えた。平成25年元日、京都府城陽市の住宅街にある中華料理店から82歳のおばあさんが病院に運び込まれ、4日後死亡した。祖母を殴り死なせたとして傷害致死の罪に問われたのは、孫の中でも特におばあちゃん子で、長年ほぼ1人で面倒をみていたという孫の男(36)だった。前年夏頃から認知症の症状が出ていたという祖母。言って聞かせれば分かると部屋中を注意の張り紙だらけにしていた孫。なぜ悲劇は起きたのか。取材を続けると、決して人ごととは思えない重い現実があった。(京都総局 小川原咲)部屋の至る所に張られた注意書き 被告は祖母を親しみを込めて「おばあ」と呼んでいた。法廷記録などによると、「昔から口が達者で頑固だった」というおばあの異変に周囲が気づき始めたのは、24年夏ごろだ。 食事や排泄(はいせつ)などにはまだ大きな問題はなかったが、たばこの火の不始末でボヤ騒ぎにな
理由もなく人を殺す|。そんな行為が横行する社会がいいと思う人などいないだろう。韓国でそうした行為が増えているという。今年9月、面識のない男性を殺した20歳の陸軍兵士は「死ぬ前に誰か殺したかった」と供述。23歳の男は、最初に出会った人を理由もなく刺し殺したという。ねじ曲がった「欲求」は、社会の歪(ゆが)みそのものではないか。刺激を得るために…歪んだ動機 朝鮮日報によると、9月6日、ソウル市内である事件が起きた。カラオケボックスの店主(73)が果物ナイフで数回刺されて惨殺され、6日後、犯人が逮捕された。陸軍部隊から脱走した20歳の一等兵だった。男は、面識のない店主を殺した動機をこう述べたとされる。 「人生に楽しみがない。死ぬ前に誰か殺したかった」 男は服を数回着替え、市内の防犯カメラを避けるような行動を取っていた。 同紙によると、同様のケースはこれだけでない。今年7月に京畿道竜仁市で、19歳の
産経新聞は15日、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年8月の「河野洋平官房長官談話」の根拠となった、韓国での元慰安婦16人の聞き取り調査報告書を入手した。証言の事実関係はあいまいで別の機会での発言との食い違いも目立つほか、氏名や生年すら不正確な例もあり、歴史資料としては通用しない内容だった。軍や官憲による強制連行を示す政府資料は一切見つかっておらず、決め手の元慰安婦への聞き取り調査もずさんだったと判明したことで、河野談話の正当性は根底から崩れたといえる。産経新聞は河野氏に取材を申し入れたが、応じなかった。 5年7月26日から30日までの5日間、ソウルで実施した聞き取り調査に関しては9年、当時の東良信内閣外政審議室審議官が自民党の勉強会で「(強制性認定の)明確な根拠として使えるものではなかった」と証言している。ところが政府は、この調査内容を「個人情報保護」などを理由に開示してこなかった。 産経
ユーモラスな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が12日、米マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大で行われ、「心臓移植したマウスにオペラを聴かせると生存期間が延びた」との実験結果を発表した帝京大医学部外科准教授の新見正則さん(54)らのグループが「医学賞」を受賞した。 ハウス食品研究主幹の今井真介さん(56)らのグループも「タマネギの催涙成分をつくる酵素」発見で「化学賞」を受賞。発見に貢献した石川県立大学長の熊谷英彦さん(72)も共同受賞者。日本人の受賞は7年連続。 新見さんによると、いずれも心臓移植したマウスに術後7日間、ベルディのオペラ「椿姫」やモーツァルトなどの音楽を一日中聴かせる実験を繰り返したところ、オペラを聴かせたマウスが平均約26日間と最も長く生存した。モーツァルトを聴かせたマウスは平均20日、音楽を聴かせなかったマウスは7日生存した。(共同)
原爆投下も化学兵器使用と同じ国際法違反か-。米国務省の定例記者会見で28日、ロイター通信の記者がシリアの化学兵器使用疑惑をめぐり、米国による広島、長崎への原爆投下の例を挙げて軍事介入の正当性について追及した。 米政府はアサド政権による化学兵器使用を断定。この日の会見でハーフ副報道官は国連安全保障理事会による武力行使容認決議なしに軍事介入することを念頭に、多数の市民を無差別に殺害したことが一般的に国際法違反に当たると強調した。 これに対してロイターの記者は「米国が核兵器を使用し、広島、長崎で大量の市民を無差別に殺害したことは、あなたの言う同じ国際法への違反だったのか」と質問。ハーフ氏はコメントを避けた。(共同)安倍首相「アサド政権は道譲るべき」「化学兵器使用可能性高い」と非難
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が歴史認識で日本に反省を求めた問題を受け、日本政府は「中立を守るべき立場の事務総長の発言として適切か確認したい」(外務省幹部)として、在ソウル日本大使館などを通じ、事実関係の調査に乗り出した。 国連憲章100条には、「事務総長および職員は、この機構(国連)に対してのみ責任を負う国際的職員としての地位を損ずるいかなる行動も慎まなければならない」と規定している。 外務省は潘氏の記者会見の発言録を取り寄せて精査。政府筋は「強い口調で日本の非のみに言及しており、明らかに中韓寄りの発言だ。中立性を求めた100条に違反する恐れもある」と不快感を示している。 政府は国連に対し、潘氏の発言の意図を問い合わせる方針だ。「国際社会に誤解を与えかねない」(外務省幹部)として、9月の国連総会などの場で、日本の立場も説明する意向だ。
日本の国際競争力は、1990年の世界1位から、今や24位となった。わが国の潜在力発揮のためにも、大学院・大学などの高等教育の再生は急務である。現在、日本には大学が783校ある。語呂合わせでは、ナ・ヤ・ミとなるが、各大学が課題を直視し、国際競争力や地域貢献力を高めるなど特色に応じた教育が進むよう後押しが必要である。 政府の教育再生実行会議は、5月28日に「これからの大学教育等の在り方について」と題する報告書をまとめ、グローバル化への対応、教養教育の充実、地域活性化の取り組みなどを示した。 政府のこうした動きと並行し、自民党の教育再生実行本部も提言をまとめた。私は「大学・入試の抜本改革」部会の主査として、5月23日、総理に提言内容の説明を行った。日本の私学の半数は定員割れで、基礎学力をはかる入試が行われていない状況にある。また、入試があっても2、3科目のみという私立大学が7割超という中で、36
≪慰安婦は連行せず広告で募集≫ 橋下徹大阪市長が5月13日、大阪市役所で記者団に語った慰安婦をめぐる発言は、内外に波紋を巻き起こし、その要旨はテレビや新聞などで大々的に報じられた。改めて発言の核心と思われる3カ所を、入手した速記録から抜いてみよう。草稿なしのアドリブ発言なので、こなれの悪い口語体になっているが、あえて「整形」せずに引用し、歴史家の観点から解説を加えてみたい。 (1)「軍自体が、日本政府自体が暴行・脅迫をして…女性を拉致をしたというそういう事実は今のところ証拠で裏付けられていない」 (2)「当時慰安婦制度は世界各国の軍は持ってたんですよ」 (3)「なぜ日本のいわゆる従軍慰安婦問題だけが世界的に取り上げられるのか」 1990年前後の発端から関わり、『慰安婦と戦場の性』(新潮選書、99年)という研究書を刊行した筆者として、(1)~(3)の捉え方は引用部分に限れば、大筋は正
【ソウル=加藤達也】韓国の中央日報が日本への原爆投下を「(神の)懲罰だ」とする記事を掲載し、在韓国日本大使館は22日、同紙に抗議した。 問題の記事は20日付で、安倍晋三首相が東日本大震災の被災地視察で航空自衛隊松島基地を訪問した際、操縦席に座った空自機の番号が「731」だったことを取り上げ、細菌兵器を研究したとされる旧日本陸軍の部隊名称と同一だとして非難し、日本の反省が足りないと主張する内容だ。 さらに、大規模空襲や原爆投下を神による「過酷な刑罰」としたうえで、第二次大戦末期のドイツ・ドレスデンへの空襲を「ユダヤ人の復(ふく)讐(しゅう)だ」、広島、長崎への原爆投下については「日本軍国主義へのアジア人の復讐だった」と主張。非戦闘員への無警告、無差別の大規模殺傷という事実も「国家を改造して歴史を変えた」と支持している。 記事は、「日本に対する火雷(爆撃)が足りないと判断するのも神の自由だ」と
高倉院(千葉雄大)が21歳で世を去り、朝廷でのよりどころを失った清盛(松山ケンイチ)は次の一手を思案する (16日放送の「双六が終わるとき」より) NHK大河ドラマ「平清盛」(日曜後8・0)が、23日の放送で最終回を迎える。歴代大河の最低視聴率を更新するなど、不人気が話題になった1年だったが、衣装やせりふなどの時代考証を高く評価する声もあり、放送中にツイッターで制作者と視聴者がやりとりするといった新しい試みも目立ったドラマだった。舞台裏をチーフ・プロデューサーの磯智明氏(46)に聞いた。(織田淳嗣) ■アクセント独特 古典芸能を伝承する歌舞伎俳優の坂東玉三郎さん(62)は11月中旬、自身の作品の会見で「平清盛」に言及し、「本当によく時代考証をしている」と絶賛した。 「衣装の質感が素晴らしい。あの平安の衣装を着物を着たこともないような現代の若者に着せて違和感がないのは、すごいことです。かつら
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