テレビ東京の人気アナウンサーの大橋未歩さんが2013年1月、34才で脳梗塞を発症した、タレントの磯野貴理子さんも2014年10月に脳梗塞を発症したとのニュースは記憶に新しい。脳梗塞は高齢者の病気という先入観で症状が出たときに様子を見ていたら手遅れになることもある。患者数140万人(がんや心筋梗塞より多く第一位)で、年間13万人が死亡する日本人の死因第4位の脳卒中。脳梗塞で脳の血流が4分間止まるとその部分の脳組織は壊死する。梗塞が発生した場所によって運動麻痺・感覚麻痺・言葉が出ない・片目が見えなくなる等の様々な神経症状が起きる怖い病気である。短時間に血流が回復すれば機能は正常に戻る。前触れと言われる、「一過性の脳虚血発作」を見逃さず、適切な検査と治療により致命的な脳梗塞の発生を防止する事が重要である。これまでは脳梗塞と言えば中年~高齢者(の男性)に圧倒的に多い病気と思われていたが、実際には3