小学館の「コロコロコミック」が2022年1月15日頃に発売を開始した2月号にて、2014年の『妖怪ウォッチ』、2018年の『スプラトゥーン2』などのブーム以来、久々となる100万部突破を果たした。 前回と異なるのは、今回は通常の「紙の雑誌+付録」という形態に加えて「デジタル版の閲覧権の入ったシリアルコード+付録」という形態も合わせての数字となることだ。 大台到達の背景と、『ブラックチャンネル』をはじめとするYouTubeアニメやボードゲーム「ロジカル真王(シンキング)」などコロコロ発の新たなコンテンツ展開のねらいや成果について、秋本武英編集長と石井宏一副編集長に訊いた。 ポケモンカードブームを今の子どもたちに届けるために ――コロコロは『ポケモン』や『妖怪ウォッチ』など、何かのブームが起こると部数が跳ね上がる雑誌ですが、今回は何が盛り上がってのことなのでしょうか。 秋本 背景にはここ数年来
株主優待もデジタル化? 上場企業がプレミアム優待倶楽部を導入する“裏”の理由:金融ディスラプション(1/3 ページ) 企業が株主に送る株主優待も、デジタル化が進みつつある。クオカードや商品券ではなく、ポイントを付与しネットにアクセスしてもらって好きな商品を選べる「プレミアム優待倶楽部」の導入企業は71社を超えた。 株主に郵送する必要はないし、カタログギフトなどとも違い資源の無駄にもならない。SDGs的な観点から、企業は優待のデジタル化に踏み切ったのかと思われがちだが、実はここにはもっと深い理由があった。プレミアム優待倶楽部を運営する、ウィルズ(東京都港区)の杉本光生社長に聞いた。 実は株主優待が出発点ではなかった subscription 「株主優待ありきで開発したものではない。もともとのコンセプトは株主管理プラットフォーム。株主リストをデジタル化して、株主と企業のコミュニケーションを充実
――コロナ禍以降、ライブは有観客から無観客オンライン配信となり、有観客で開催するとしても政府のガイドラインに基づき開催しなければなりませんでした。この間、ライブ・エンタテインメントビジネス、音楽ビジネスでは劇的な変化があったかと思います。どのように考えていましたか? 「音楽業界は大変だ、厳しい」という答えを期待してお聞きになっているかもしれません。実際、音楽業界でも、そのように答える方も少なくないですし、メディアでもそういったトーンで報じられていることも事実です。 ワタクシも、そうであろうとは思いつつも、逆説的ではないですが、そういう話はしないスタンスでいようと思っています。理由は、ポジティブに考えれば、悪いことばかりではないと思っているからです。 例えばレコードがCDになった時、アナログ世代の方々は、CDを否定していましたね。でも、いつの間にかCDが一般的になりました。その後、音楽業界か
セガのゲームを愛するひとりとして、ときどき心配してしまうことがある。「セガのゲームは100年後も遊ばれるのだろうか」と。もちろん、100年後のことは誰にもわからない。だが、人類がこのまま生き残る限り、これだけは断言できるだろう「人々は任天堂の作ったゲームを忘れない」と。 約100年前、日本には多くの文豪がいた。だが、今なお読まれ続けているのは夏目漱石や森鴎外に芥川龍之介とそのほんの一握りと言えるだろう。 80年代後半から90年代にかけて、日本はゲーム大国だった。「マリオ」、「ゼルダ」、「ドラゴンクエスト」、「ファイナルファンタジー」、「ストリートファイター」、「メタルギアソリッド」など、この業界のアイコニックなフランチャイズの数々が生み出された。当時のゲームに詳しい人であれば、そこに「ソニック」や「バーチャファイター」に「スペースハリアー」といったセガのゲームも含めるはずだ。 ところが、黄
2021年11月6日午後18時。 “それ”は突然発表された。 真島ヒロ先生 まさかの自腹1000万円! (+講談社から500万円)#FAIRYTALオリジナルゲームコンテスト どんなジャンルでもOK! 企画書のみで応募可能! 応募期間は12/1〜1/17です よろしくお願いします🔥#講談社ゲームクリエイターズラボ pic.twitter.com/4bx5uYMoy8 — 講談社ゲームクリエイターズラボ (@kodanshaGCL) November 6, 2021 2021年現在、講談社『週刊少年マガジン』誌上にて『EDENS ZERO』(エデンズゼロ)を連載中の漫画家・真島ヒロ先生が、自身の代表作のひとつであり、テレビアニメも放送された『FAIRY TAIL』(フェアリーテイル)のオリジナルゲーム制作コンテストの開催を告知したのだ。 しかも、制作支援金の1000万円を真島先生が自腹とし
BuzzFeed Japan Medicalは沖縄県立中部病院感染症内科の医師で沖縄県の政策参与として感染対策の指揮をとる高山義浩さんに聞いた。 ※インタビューは1月5日夜に行い、その時点の情報に基づいている。 急増、オミクロンのせいだけではない——沖縄県の新規感染者数は急激な勢いで増えています。第6波が始まったと考えてよろしいですか? 始まっています。間もなく1000も超えるでしょう。検査が無料化したことで若者たちが受けやすくなったこと、正月連休が終わって検査所や診療所が開いた影響もありますが、それにしても多いです。 ——今までの波の勢いとは違いますか? これまでの波とは明らかに違いますね。確かにお正月にかつてないほど人が接触したのでしょうから、ウイルスだけのせいにはしたくない。代行運転の出動件数を見ているのですが、前年同期に比べて2倍近くです。12月に入ってから飲み会が活発に行われたの
「サイボウズ社員だけど、テレワークがつらいんです」 熱田優香氏(以下、熱田):みなさん、こんにちは! 「サイボウズ社員だけど、テレワークが辛いんです」のセッションにお越しいただき、ありがとうございます。本日モデレーターを務めます、サイボウズ株式会社の熱田優香と申します。新卒6年目でマーケティングの仕事をしているんですが、みなさん、今回の登壇者のTシャツデザインに何か気付きませんか? 私は「テレワークすきぴ」というTシャツを着ていまして、どちらかというと私はテレワークが好きな属性です。テレワークが好きなので、今年7月に石川県に移住しております。こちらのメンバーともフルリモートで打ち合わせしていたので、1回もリアルで打ち合わせしたことがないまま進行させていただきます。よろしくお願いします。 山田理氏(以下、山田):、林田恵美氏(以下、林田):パチパチ~。 (会場拍手) 熱田:ありがとうございま
35歳の若さで台湾の蔡英文政権に入閣し、デジタル担当大臣としてのコロナ対応も担うオードリー・タン氏。迅速なコロナ対応が話題となったが、中東メディア「アルジャジーラ」のインタビューに語ったのは、コロナ以上に深刻な課題だった──。 ──台湾でのコロナ対策は世界的に見ても迅速でした。コロナの「接触履歴追跡システム」の開発など、デジタル面でコロナ対策にどのように関わったのでしょうか。 私の力というよりも、「g0v」(gov zero:市民社会や政府のプロジェクトに取り組む活動家のオープンソース運動)のコミュニティの成果物の一つです。ポイントはアプリを使わないシステムにしたことです。台湾では、高齢者を含む大半の人が、携帯電話やスマートフォンを持っています。しかし、およそ2割の人がアプリをダウンロードしてインストールし、使いこなすスキルを会得していません。 そのため、国内で最もポピュラーなコロナ対策ア
京都大学経済学部卒業。1997年ソニー株式会社入社後、映像関連機器部門で商品企画、技術企画、事業本部長付商品戦略担当、ソニーユニバーシティ研究生などを歴任。筑波大学大学院(修士(経営学))、京都大学大学院(博士(経済学))で経営学を学び、神戸大学経済経営研究所准教授を経て2011年より早稲田大学ビジネススクール准教授。2016年より早稲田大学大学院経営管理研究科教授。早稲田大学IT戦略研究所研究員・早稲田大学台湾研究所研究員を兼務。ハーバード大学客員研究員、東海大学(台湾)訪問教授、京都大学経営管理大学院研究員、組織学会評議員、国際戦略経営研究学会理事などを歴任したほか、ソニー株式会社外部アドバイザー、台湾奇美実業グループ新視代科技顧問、ハウス食品グループ本社株式会社中央研究所顧問、(財)日本台湾交流協会貿易経済部日台ビジネスアライアンス委員なども務めた。現在、ビジネス・ブレークスルー大学
新成人の人口は20年前にわかってたこと総務省が発表した2022年1月1日現在の人口推計によれば、今年新成人を迎える人口は前年から4万人減って120万人となり、過去最少を更新したとのこと。報道発表には「新成人は男性が61万人、女性が59万人。総人口に占める割合は0.96%で、2年ぶりに減少した。95年以降、減少傾向が続いており、1%を下回るのは12年連続となった」とあるのだが、それは特に目新しい話ではなく、20年前にわかっていた話である。 なぜなら、20歳になる人口というのは20年前に出生した人口とほぼイコールであり、死亡や海外移住でもない限り、そのまま推移する。ちなみに、2020年人口動態調査の年齢別死亡者数によれば、年齢不詳を除く0歳~19歳までの死亡者数は年間で3973人。年間死亡の約0.29%である。現代は、生まれてきた子どもはほぼ死なずに成人するといってもいい。 若年人口の死亡が近
アラフィフ以上のジジイババアでないと分からないネタだろうが。 記憶が曖昧だったのでネットで調べてみたら、あれは1984年末の紅白歌合戦だったらしい。 当時の紅白は、まさに“国民的番組”で、視聴率は八割近かったはずである 当時、松田聖子と郷ひろみの交際というのは国民的な関心事で、このときの紅白のオープニングでは郷ひろみが松田聖子の手を引いて入場するという演出がなされていた。 歌唱順も当然のごとく、紅組の松田聖子と白組の郷ひろみが並ぶように組まれていた。 その直前がやはり交際が話題になっていた(そしてその後破局した)中森明菜と近藤真彦で、二組をステージに並ばせて“今、なにかと話題の二組”とかいって紹介してたと記憶する。NHKの番組で。 すごい時代だ。 (なお、このときの紅白の一番の話題は“都はるみ、紅白のステージを最後に引退!”であった。“あと1分時間をください!”と強引にアンコールを迫った鈴
「学校」と聞くと、授業以外では「給食」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。 カレー、揚げパン、ソフト麺…ネット上でも好きなメニュー、懐かしい献立がたびたび話題になります。 今回は「給食オタク」の吉田達也さんが、「人気メニュー、消えたメニュー」から「コロナ禍の給食」まで、知られざる給食の裏側をご紹介します。 はじめに 人気メニューは「不動の2皿」、カレーは進化しナンもある メニューから消えた生野菜・そば、レアになった「ソフト麺」 豪華な「カニまるごと給食」「マツタケ給食」が実現するわけ 給食の味は薄い? 栄養士は「食塩相当量」に悩んでいる コロナで「楽しい給食」は…黒板に向かってもくもくと食べるように 「もう一度給食を食べたい!」と思っているみなさんへ はじめに はじめまして。「給食ひろば」のライター・吉田達也と申します。 わたしは給食を愛してやまない、自他ともに認める「給食オタク」
(2022/12/27追記) この記事の続きとなる2022年の記事を作成いたしました!こちらもご覧ください! テトリスの世界大会(2021)~Intro~2021年11月、毎年恒例となった賞金制のテトリスの世界大会である「CLASSIC TETRIS WORLD CHAMPIONSHIP」が開催され、<Tapping>の使い手であり前回優勝者であるDog氏が、新進気鋭の<Rolling>使いであるHuff氏を破り、若年13歳による二連覇を果たしました。 …これだけの話だと単によくあるe-sports大会のニュースの一つに過ぎないと思われるかもしれませんが、 この大会で使われているテトリスはレトロもレトロ、平成元年(1989年)発売の(北米版)ファミコンのテトリスであること。 <Tapping/Rolling>というものが、2019年から広まった「新しい操作方法であり持ち方」であること。 そ
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