大気圏に再突入した「はやぶさ」カプセルについて、夜間捜索の際にヘリコプターから撮影したカプセル本体の画像を公開いたします。 なお、カプセル本体の回収作業は、日本時間6月14日午後に行う予定です。
6月14日午前0時から開かれた記者会見の様子です。 概要 今日は朝からNASAの支援を受け、最後のはやぶさの運用をしてきた。 はやぶさからカプセルを分離する姿勢制御、パラメータやシーケンスの設定、時間がかかったが夜8時にカプセルを分離できた。 7年間宇宙空間にさらされていた部品、火工品は無事動作した。 ドップラー計測によって本体が傾いたことがわかり分離を確認。 地球の撮像を試みいくつかの動作確認。 22:28に内之浦局から見て探査機が地平線に隠れ、信号途絶を迎え通信を終了することになった。 7年間におよぶはやぶさの最後であった。 カプセルを分離する際の情報 22:52ごろ最大発光 23時少し前にビーコン発信確認 23:07〜08ごろ電波方探局 ヘリからカプセルを目視確認できた由。 GPSでマーキングし、翌朝ヘリで回収チームが現地へ向かう 地球の撮像がかろうじてできた カラーカメラは姿勢制御
6月13日、JAXA相模原に集まった1500名を超す来場者から、度重なる拍手が上がった。小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還に際し開催されたパブリックビューイング(PV)のために集まった人々による拍手だ。 パブリックビューイングのためにJAXA相模原に集まった人々 同日19時51分00分(日本時間)、はやぶさはその身から小惑星「イトカワ」で採取したであろうサンプルを搭載したカプセルを分離、地球への降下軌道に乗せた。あまりの来場者の多さに会場を3つに分けたJAXA相模原では、はやぶさの最後の1つ1つの動きが報告されるたび、大きな拍手が鳴り響いた。 PVで多くの来場者が眺めていたJAXA相模原に設置された運用管理室では、その間もはやぶさの最後に向けた作業が着々と進められていた。JAXA相模原からのデータの送受信ははやぶさが太平洋の水平線に消えるまで続けられた。水平線に消える最後のコマンドを送信し
トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 「はやぶさ」地球に帰還 小惑星探査機、飛行7年 2010年6月14日 朝刊 大気圏に突入した小惑星探査機「はやぶさ」=13日夜、オーストラリア南部ウーメラ付近で(和歌山大宇宙教育研究所提供) 【ウーメラ(オーストラリア)=共同】2003年5月に打ち上げられ、小惑星「イトカワ」への着陸を果たした宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」が13日夜、オーストラリア南部ウーメラ付近の砂漠を目がけて大気圏に突入、7年ぶりに地球に帰還した。 宇宙機構はイトカワの砂が入っている可能性があるカプセルが日本時間同日午後11時すぎに着地したことを電波で確認。ヘリコプターから地上に落ちているカプセルを目視で確認した。 月以外の天体との往復は世界初の快挙。トラブル続きで当初予定から3年遅れの帰還となり、太陽の周りを約5周する、約60億キロの長旅となった。 探
Hayabusa back to the earth (approx. 22:30JST) 現在配信されていません
この文章は、大型の望遠鏡で天体観測を行うことに慣れている人向けに書かれたものです。文章中に説明がありますように、大気圏に突入する前の「はやぶさ」の光度(明るさ)は非常に暗いので、肉眼はもちろんのこと、小型・中型の望遠鏡でも観測することは難しいと予想されます。 ここでは、基本的には、口径1mクラス(ないしそれ以上)の望遠鏡をお持ちの天文台、観測所向けに情報を提供しています。 「はやぶさ」は地球に戻ってくる直前に、リエントリカプセルを切り離します。リエントリカプセルは、そのまま大気圏に突入しますが、カプセルの後を追うかたちで「はやぶさ」も大気圏に突入します。そのときに、カプセルや「はやぶさ」本体は、流星のように発光することになるでしょう。 リエントリカプセルや「はやぶさ」が流星となって流れるのは、高度が100kmから50km程度のところですので、オーストラリアのウーメラ立ち入り制限区域付近での
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