JAPAN REGISTRY SERVICES Copyright © 2013 株式会社日本レジストリサービス 1 ■DNS における UDP の採用と 512 バイト制限 DNS の通信ではドメイン名や IP アドレスなど、比較的 短いデータを含む DNS メッセージが頻繁にやりとりされ ることが一般的です。こうした通信形態では、相手との 接続の事前確立を必要としない UDP を用いる方が、接 続の事前確立が必要な TCP よりも通信にかかるコスト・ 時間を抑制でき、システム全体の効率や処理能力を向 上させることができます。 このような背景から、DNSでは主な通信プロトコルとし て UDP が採用され、TCP は権威 DNS サーバー間のゾ ーン転送やある程度の長さを超える DNS メッセージを 取り扱う際にのみ使用されるように設計されました。そし て、UDP において取り扱い可能な