新型コロナウイルスの変異株JN.1による感染急増が懸念されるなか、新型コロナの感染で心不全リスクが高まる可能性を示唆した論文が、昨年12月23日(日本時間)に科学雑誌『iScience』オンライン版に掲載された。 研究チームの理化学研究所上級研究員で医師の升本英利さんが、解説する。 「新型コロナは、多くの人が肺炎を引き起こす病気として捉えていると思いますが、実はほかの臓器にも影響があると考えられています。 なかでも心臓には、新型コロナウイルスの表面にある突起にくっつきやすい、ACE2というタンパク質が多く存在しているのです」 そこで研究チームは、iPS細胞でヒトの心臓に近いものを作り、実験を行った。 「新型コロナに感染し、回り回ってウイルスが心臓に到達した場合、心臓にも感染し細胞に入り込み、ダメージを与える可能性があることがわかりました」 強い感染(高力価感染)を起こした場合、感染からの日
有毒物質入りバイブで胎児に障害、がん発症のリスク! 無規制の中国製大人のおもちゃに注意… 安全のためにコンドームの使用を=亜留間次郎 【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】 画像は「Getty Images」より 欧州の先進国では大人のおもちゃ(Sex toys)と呼ばれる物は2021年に「ISO 3533 大人のおもちゃ—性器、肛門、またはその両方と直接接触する製品の設計と安全性の要件」が制定され、素材や構造が規制されています。 欧州ではこの要件を満たさないと違法なので販売することができません。 この規制が最初に登場した国がスウェーデンです。 始まりは2018年7月に公開された「抜けなくなった大人のおもちゃの増加、予防可能な病態と考えられる(Retained sex toys: an increasing and possibly preventabl
札幌医科大が総合医療メーカーのニプロ(大阪)と共同で開発した、世界初の脊髄損傷の再生医療治療薬「ステミラック」が2018年末に国の製造販売の承認を得てから5年がたった。この間、投与を行う施設は全国に広がり、約150人が保険診療で治療を受けた。かつて脊髄損傷の治療は手術やリハビリ以外に選択肢がなかったが、北海道・札幌で生まれた画期的な治療薬の登場で、傷ついた神経そのものを再生させることが可能になった。寝たきりや手足がまひした患者が、起き上がったり手足が動くようになり、日常生活を取り戻している。(報道センター 岩本進) 「幸せ、最高です」。23年12月7日、福嶌友架(ふくしま・ゆうか)さん(21)=山口市=が札医大病院の玄関前で満面に笑みを浮かべた。半年近い治療とリハビリを終え、退院を迎えた。2本の足で一歩ずつ前へと踏み出した。
『麗ビューティー皮フ科クリニック』の院長を務め、ブロガーとしても活動し、4人の子どもを育てていた居原田麗さんが10日に亡くなった。42歳だった。 【映像】居原田麗さん 家族との写真(複数カット) 2020年、子宮頸がんが見つかり、広汎子宮全摘出術を受けていた居原田さん。2021年には肝臓やリンパ節に転移。2023年には、骨3カ所にも転移していたことを明かしていた。 ブログでは、闘病の様子を赤裸々につづっており、2023年12月16日には「全然息苦しさもなくお遊戯会を鑑賞できました。娘は初めは緊張している様子でしたが、そのあとは元気に上手に歌って踊っていました。終わったあと、車椅子のひざの上まで抱き上げて思いっきりハグしました。私は大泣き。」と、念願だった5歳・長女のお遊戯会を見て涙したことを明かしていた。 12月19日に転院することをブログに投稿し更新が止まっていた居原田さん。年が明け、1
今月1日の地震で震度6強の揺れを観測した石川県七尾市の「恵寿総合病院」では、6日から人工透析の治療が再開されました。 七尾市の恵寿総合病院は今月1日の地震で、10棟ある病棟のうち4棟で外壁が壊れたり、水漏れが起きたりする被害があり、一部の入院患者を別の安全な病棟に移して治療が行われています。 七尾市内では現在も断水が続いていて、これまでは多くの水を必要とする人工透析の治療ができませんでしたが、1日当たり15トンほどの水を自衛隊から供給されることになり、6日から人工透析の治療を再開したということです。 6日は早速、50人が治療の予約をしているということです。 この病院ではすでに井戸水を活用し、救急医療や出産などの手術も再開しているということです。
今回の能登半島地震の被災地では、被災した人の多くが避難所での生活を余儀なくされています。専門家はこうした環境では、1週間ほどするとインフルエンザなどの感染症が増える傾向があると指摘していて、水が不足している環境では手をティッシュで拭いたり、体調の悪い人はマスクを着用したりといった、できる範囲での感染対策を取るよう呼びかけています。 日本環境感染学会によりますと、避難所には ▽多くの人が集まり、密な環境になりやすいほか ▽水やアルコールが不足して衛生管理が難しくなることから 感染症が広がりやすい環境になり、過去に起きた大きな災害ではインフルエンザなどの集団感染が起きたことがあるということです。 学会の元理事長で、感染症に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、避難生活が始まって1週間ほどすると感染症が増える傾向があると指摘しています。 感染症をきっかけに肺炎で亡くなる人もいるということで
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