(CNN) 国際宇宙ステーション(ISS)への物資を輸送する米国の無人補給船を載せたロケット「アンタレス」が先月下旬、打ち上げ直後に爆発した事故で、ロケットを保有する米民間宇宙企業の首脳は5日、製造から数十年たつロシア製エンジンの不具合が事故原因の可能性があるとの見方を示した。 同企業「オービタル・サイエンシズ」のデービッド・トンプソン最高経営責任者(CEO)が投資家との電話会議で明らかにした。 2基搭載する主力エンジンAJ26の1基が打ち上げから約15秒後に正常に作動しなかったことを強く示唆する証拠があると指摘。1基のターボ式ポンプが故障した可能性にも言及した。 同社の報道担当者は先週、先月28日の打ち上げ後に問題が発生したことが明白となり、ロケットの自爆に踏み切ったことを明らかにしていた。