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あたくしとコミックに関するFUKAMACHIのブックマーク (6)

  • 失われていく人を包む光。スペイン発の感動作『皺』深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! 世のなかには、「できれば考えたくない」「先送りしておきたい」というものが、つねにあるものです。  いきなりなんの話かといえば、この時期の山形がまさにそれで、車のタイヤを冬用スタッドレスに変えなければまずいのだが、原稿をガリガリ書いているうちに、雪がどんどん降り積もって、どこにも外出できなくてなってしまう……。なんてことを、毎年繰り返しておるのです。このまま行けば、今年も順調にそうなりそうです。  そんな行き当たりばったりの性格なので、もっと大人として考えなきゃならない問題が山積しているのだけれど、そういうのをすべて放置したまま、今日にいたっている。たとえば親の介護や将来設計、自分自身の身体などなど。尿酸値とか血圧とか血糖値(それと減っていく頭髪)とか

  • ゾンビ大陸を往く開拓者たち。極限の人間ドラマ『ウォーキング・デッド』深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! いやあ、それにしても世の中ゾンビだらけである。  DVDレンタル店の洋画棚を見てみれば、とにかくゾンビ映画がずらっと並んでいる。ヒットシリーズ『バイオ・ハザード』、陰なバイオレンスホラー『28週後…』、あるいは力の抜けた傑作コメディ『ゾンビ・ランド』。超低予算を売りにした『コリン』などなど。  映画だけでなく、他のメディアでもゾンビはフル活動だ。ゲーム業界はもちろんだが、小説にもゾンビは登場する。人類の存亡をかけて、ゾンビと世界的な大戦争を繰り広げるマックス・ブルックスの『WORLD WAR Z』(文藝春秋)は、昨年読んだ小説のなかで、もっともおもしろい1冊だった。  また、やはりマックス・ブルックスが書いた「THE ZOMBIE SURVIVAL

  • 深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! ついに石黒正数のギャグ系コミック『それでも町は廻っている』(少年画報社)がテレビアニメ化された。まあ放送は他局での話なのだが……。  アニメ化される以前からその人気は絶大で、私の周りでも熱狂的なファンがわんさかいたけれど、私自身はといえば、手にとったのはごく最近だった。なにせ表紙には、メイドさん姿の女の子が映っていて、ページをひらけば、やはり同じくメイドさんの格好をした胸の大きいメガネっ子が、コーヒーを運んでいる。いかにも世のオタクたちに媚びを売っているような感じがして、初印象があまりよろしくなかったからだ。  第11回文化庁メディア芸術祭のサイトに、作者へのインタビューが掲載されているが、それによれば編集者からの要請により、コスプレやメガネ女子とい

  • 死に遅れながら生きる宿命「さよならもいわずに」 - 深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! 大学生のときに、こっぴどい失恋をした。当時ぞっこんだった女性から、「もう終わりにしましょう」と電話で告げられたのだった。  ささいな口ゲンカが原因だったのだが、怒りにまかせてなじった結果、相手のプライドをひどく傷つけてしまい、なんとか関係を修復しようと謝罪を繰り返したものの、もはや手遅れ。相手の心はすでに離れていた。  身から出た錆であるから、黙ってその申し出を受け入れたのだけれど、その後の喪失感はすさまじいものがあった。なにかおいしいものをべたとしても、「あいつと一緒にべたら、もっとうまかっただろうな……」と思い、また映画を見ても、「あいつだったら、どんな感想を持ったかな……」と考える。なにをやってもせつない痛みに襲われ、胸に開いた穴から気力が

  • 深町秋生のコミックストリート

    南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! 職業柄、物語を先読みしてしまうクセがある。 ミステリ小説映画を見ていると「ああ、犯人はこいつだろうな」と序盤のうちに推測。ラストまでの展開を勝手に想像してしまう。これは恋愛ドラマなどでも同じで「そろそろ二人を引き裂く不幸がどかんとやってくるころか」などと無粋な先回り。素直に物語に入りこめばいいものを「お、この伏線はナイス」とか「む、元ネタはあの作品か」とまるでチェスや詰め将棋のような感覚で見ている場合が多い。 三島衛里子の『高校球児ザワさん』が、名門の高校野球部にひとりだけ入った女子部員の日々を追った物語と知り、また悪いクセが出てしまった。女性が男性社会に鋭く切りこんでいくデミ・ムーア主演の映画『G.I.ジェーン』の高校野球バージョンみたいなものか

  • 最近思ったこと - 古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』

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