東京・六本木のクラブ襲撃事件や歌舞伎俳優の市川海老蔵さん暴行事件でメンバーらが逮捕された暴走族「関東連合」のOBグループについて、元幹部の30代男性が毎日新聞の単独インタビューに応じ、「事実を話してグループを解散に追い込みたい」と六本木事件の真相や組織の全貌を明かした。東京都杉並区と世田谷区を拠点にしていたギャング集団が成人して六本木かいわいに進出。指定暴力団の看板に頼り、闇金融などをシノギ(資金獲得活動)にしていた実態が初めて浮かんだ。 【スーツ姿でインタビューに答える元幹部】ことば「関東連合」 「あ、違うかも……と思ったけどとりあえずぶん殴っておいた。裁判が終わるまで海外で様子を見る」。未明に六本木事件が起きた昨年9月2日の夜。男性は事件を主導したとして殺人容疑で国際手配されているOBグループのリーダー、見立(みたて)真一容疑者(34)から直接そう打ち明けられた。 男性によると、事