■肩ひじ張らない「愛され術」 フジテレビを退社し、昨年からフリーとして活動する高島彩。アイドル女子アナの印象が強いが、実力派の呼び声も高く、特に周りを活(い)かす司会術には定評がある。 本書は、そんな彼女の生い立ちから仕事の気配り術までをつづった初の著作である。 努力しても「そつなくこなす」と評価され「挑戦しきらない」癖のあった新人時代から、「きくばり」「ねぎらい」といった自分のスタイルを見つけ「出過ぎず、引き過ぎず」の仕事作法を身につけていく。 だが、その仕事術以上に伝わるのが、愛され術の部分。 毎日入れ替わるスタッフでも「音声さん」ではなく名前を覚えて呼ぶ。彼の母親に初めて会うときの服装のチョイスは? そんな使える戦術を披露。自身の過去話でも、難関の就職試験には苦労もあったが、天国の父が一番星となって見ていてくれたと、振り返る。 また、付き合って1年の彼に「子供も早く産みたいしなあ」と