混雑が想定を超え、「青森ねぶた」などのパレードが中止された「東北六魂祭」会場(16日午後、仙台市青葉区で)=飯島啓太撮影 東北6県の代表的な夏祭りが勢ぞろいするイベント「東北六魂(ろっこん)祭」は16日夜、メーンイベントのパレードが仙台市で行われた。 会場の目抜き通り「定禅寺通」は全国から集まった見物客でごった返し、パレードは20分遅れで始まった。 仙台七夕、盛岡さんさ、山形花笠、福島わらじの踊り手があでやかな舞を披露したが、「安全を確保できない」(実行委員会)として、青森ねぶたの山車の引き回しと秋田竿燈(かんとう)の演舞は中止に。熱中症とみられる症状を訴える人も相次ぎ、26人が救急車で運ばれた。 仙台市の主婦(46)は「一番楽しみにしていたねぶたを見られず残念です」と肩を落としていた。