タグ

空中キャンプさんに関するFUKAMACHIのブックマーク (25)

  • 「われらが歌う時」/リチャード・パワーズ - 空中キャンプ

    リチャード・パワーズ新刊。ナチスの迫害を逃れて、ドイツからアメリカにやってきたユダヤ人男性が、黒人女性と結婚し、天才クラシック歌手となる息子が誕生する。上下巻を通して千ページ以上、読了に数十時間はかかる大長編でしたが、読み終えてようやく、日に住んでいては実感できない人種問題について、それは具体的にどういうことなのか、その端緒がつかめたような気がした。資料や客観的な記述だけでは実感できない、人種問題の根底にある歴史のうねりを、皮膚感覚として捉えることができたのは、やはり物語の力ではないかとおもう。 たとえば、黒人を「ブラック」と呼ぶことについて。わたしは昔から、彼らをずっとそう呼んできたのだとおもっていた。しかし、この小説を読んで知ったのは、黒人をブラックと呼ぶ習慣はここ最近、ほんの数十年のものだったということだ。わたしは、そんな基的なことすらも知らなかった。「『黒』(ブラック)は最近の

  • 「東京デッドクルージング」 /深町秋生 - 空中キャンプ

    深町秋生新刊。すごくおもしろかったです! あまりの疾走感に、一気に読み通してしまった。ストーリーの中心となる激烈な暴力の描写はすさまじく、高橋ヨシキ氏の凶悪な装丁もあいまって、読者に強い印象を与えますが、わたしが読み終えてよりはっきりと感じたのは、日中国韓国北朝鮮と、同じアジアに生きる人間たちが共有する、アジア的情念でした。 それにしてもこの疾走感はどこからくるのだろうと、読みながらずっと考えていたのですが、ひとつとして場面転換のうまさは確実にあるとおもう。ストーリーは、ふたつのシークエンスが交互に描かれるという手法なのですが、これがとても効果的で、映像が浮かんでくるような、映画的なイメージがある。日人民兵のシークエンスは、激しいバイオレンスを中心に躍動しており、またA地点からB地点への移動、B地点からC地点へ…という動きの連続もあって胸がどきどきしてしまうのだが、一方で、謎の暗

  • オニオンパイ - 空中キャンプ

    アメリカの作家、ポール・オースターは、自らの貧乏だった過去について書くことが得意で、それはほとんど芸の域にまで達している。彼の貧乏話にはふしぎなユーモアがあり、どこか心やすらぐ要素がある。かつてそこを通り、さんざん苦労をし、ようやく抜け出すことができた湿地帯のような場所。われわれは、まちがっても自分が貧しくはなりたくないと、転落の恐怖におののき、そうならないことを一心に祈りながら、同時に貧しさを愛でている。 最悪だったのは冬の暮れから初春にかけてである。小切手はなかなか来ないし、犬は一匹さらわれてしまうし、台所にしまった物の蓄えもじわじわ減っていった。ついには玉ネギ一袋とクッキングオイル一瓶、そして前に誰かが買ったパイ皮一箱(私たちが越してきたときからあった、前年の夏の侘しい名残り)を残すばかりとなった。Lと私は午前中ずっと持ちこたえた。午後に入ってもなお頑張ったが、二時半に至ってついに

    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2008/07/23
    やらしーほどうまい。うまいなあ。腹がたつほど。
  • GAME / Perfume - 空中キャンプ

    かしゆか&ザ・ファミリー・ストーン新譜。たのしく聴きました。今回、初めてかしゆかストーンの音源を買ったのですが、これはクオリティ高し! すこし前あたりから、ラジオ等でいくつかの曲は聴いていましたが、あらためて聴くとやっぱりたのしい。くわえて、平日にわざわざCDショップへ足を向けさせるようなそわそわした感じ、イベントに参加できているような雰囲気もいい。あと最近、CDって落語しか買ってなかったからなおさら新鮮に聴けました。CDに音楽が入っているのがひさしぶりだった。 わたしが好きな曲は、やっぱり1曲目の「あたしゴスじゃない」です。かしゆかストーンの非ゴス宣言。ファンキーなリズムボックスのビートに、ハンドクラップとワウギター、もこもこしたベースラインが70年代っぽくてとても印象的。「♪あたしゴスじゃないもん、かっぽう着の方が好きだもん」というかわいいリリックが、ソウルフルなメロディにうまく乗って

    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2008/04/18
    ブクマつけかえ。
  • 新生活の前にこれだけはできるようになっておきたい - 空中キャンプ

    もうすぐ進学、就職といった新生活をスタートさせる方がたくさんいらっしゃるとおもいますが、そういった場合に必要な心がまえをわたしがお伝えしたいとおもいます。社会とはきわめてきびしい場所です。あたらしい環境で生活するわけですから、できるだけ気持ちをひきしめてのぞんだ方がいいわけです。四月から、学生、もしくは社会人としてちゃんとやっていけるよう、わたしの意見に耳を傾けていただきたい。 ちゃんとおふろに入ってほしい。学生さんも社会人さんも、毎日おふろに入ってください。からだに石けんをつけてごしごしと洗ってほしいです。それができないとひどいことになります。へんなにおいがしてくるためです。いつも周囲にへんなにおいをまき散らしながら生きていく。こんなことがあってはいけないとわたしはおもう。というのも、わたしの職場にはひとり「すごくくさい人」がいる。こういう人がこまるのは、面と向かって指摘することがたいへ

    新生活の前にこれだけはできるようになっておきたい - 空中キャンプ
    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2008/03/22
    だはははは。なんの役にも立たん。