今回話題にしたいのは、「上司より早く退社してはならない」などのように、大勢の人が“そうすべきだ”と信じ、取り入れている会社も多いのに、実は組織をダメにしてしまうビジネスルールや慣習です。 その筆頭は、1on1(ワンオンワン)ミーティングです。 1on1ミーティングとは、主に部下の育成を目的に行われる、上司と部下の1対1の面談のこと。「1on1ミーティングをすれば部下の本心を引き出せるはずだ」と思い込んでいる上司は少なくありませんが、決してそんなことはありません。 そのような上司が開く1on1ミーティングは、「最近どう?」から始まり、とりとめのない話で終わりがちです。上司は「しっかり部下と意思の疎通が図れた」と満足する一方で、部下は「全然自分の話を聞いてもらえない」と、上司や会社に対して嫌悪感を抱くようになります。 すべてがムダとは言いませんが、上記のようなケースでは何の意味もないのです。
稲盛ライブラリー+ダイヤモンド社「稲盛和夫経営講演選集」共同チーム いなもりらいぶらりーだいやもんどしゃいなもりかずおけいえいこうえんせんしゅうきょうどうちーむ 1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現・京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務めた。また、84年に第二電電(現・KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年には日本航空会長に就任。会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年には稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。 2022年8月、90歳でその生涯を閉じる。 経営――稲盛和夫、原点を語る 2つの世界的大企業、京セラとKDDIを創業し、JALを再生に導いた「経営のカリスマ」、稲盛和夫が本当に大切にしていたこととは? 経営者として修羅場に置かれ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 10月に発生した銀行間送金システム「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」の障害は、復旧までに2日間を要した。なぜ、そんなに時間がかかったのか。そこに、今後のデジタル社会に影を落とす根本的な問題があるのではないか。そんな疑問を、全銀システムの構築・運用に携わるNTTデータグループ(NTTデータG) 代表取締役社長の本間洋氏に、同社の記者会見でぶつけてみた。 NTTデータGが全銀システム障害について会見 「10月10、11日に全銀システムで不具合が発生し、預金者の皆さま、金融機関並びに関係者の皆さまに多大なご迷惑、ご心配をおかけした。深くお詫び申し上げる」 本間氏は、NTTデータGが11月6日に開いた全銀システムの障害に関する記者会
本調査は、ワーキンググループの関係者、およびそのユースケースと文書化された取り組みを分析し、SDGsに代表されるさまざまな持続可能性の側面にマッピングしたもの。 調査結果では、「AI、イノベーション、SDGs」の項目において「開発者は、オープンソースライセンスの下でAIモデルを公開することで、懸念を軽減し、信頼を築き、コラボレーションを促進し、最終的にイノベーションを促進することができる。」と説明された。「オープンコンテンツとSDGs」では、「LF Training and Certificationが開発したオープンコンテンツは、『持続可能で発展途上の経済状況において構造的に欠落している』人材の育成に役立つ。」としている。 また、SDGsの1つである「質の高い教育をみんなに」の目標では、「LFの無料コースとオープンコンテンツにより、学習者は実践的なトレーニングにアクセスし、認定資格を取得
ChatGPTの登場から1年が過ぎようとするなか、生成AI(人工知能)の主戦場はモデルそのものの優劣から、企業が実際のアプリケーションにAIをどう組み込むかという段階に移りつつある。企業が自前の生成AIを利用する鍵となるのが、クラウド大手が提供するAI開発プラットフォームだ。足元の業績では米Microsoft(マイクロソフト)が一歩リード。米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)と米Google(グーグル)はどう巻き返すのか。決算から各社の競争力を分析する。 「AIによって3ポイントの増収効果があった」。米国時間2023年10月24日にマイクロソフトが開いた2023年7~9月期決算の説明会で、同社のエイミー・フッドCFO(最高財務責任者)はクラウド基盤「Azure」の好調さがAIに支えられていると分析した。早くもクラウドにおいて生成AIが収益化の段階に
Googleが数カ月前から一部の国と地域でFitbit製品の販売を停止していたと米メディアが報じた。Googleはメディアに対し、Googleのハードウェアポートフォリオを調整するためと説明した。 米GoogleがEUや南米などの一部の国と地域でFitbit製品の販売を停止していることが、サポートページで明らかになった。米Android Authorityが11月9日(現地時間)にまず報じた。 サポートページによると、香港、韓国、マレーシア、タイ、フィリピンでは8月11日に既にFitbitプレミアムの自動更新が停止されている。 欧州では、クロアチア、チェコ共和国、エストニア、ハンガリー、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロバキアで10月24日に停止された。 メキシコとすべての南米諸国でも販売停止になっている。 GoogleはAndroid Auth
迫る2027年 ERPの未来をどう見極めるか SAP ERPのサポートが最長でも2027年末に終了する「Xデー」が迫っている。国産ERPを25年以上にわたり提供してきたワークスアプリケーションズが、「Xデー」以降の未来を考えるための情報を届ける。 国内2000社以上が導入しているといわれるSAP ERPのサポートが、最長でも2027年末に終了する「Xデー」が迫っており、導入企業は自社ERPのグランドデザインの再設計が求められています。 本連載では、ワークスアプリケーションズがERPの歴史や分類、選定ポイント、生成AIを含む最新の技術動向などを多面的にお伝えします。第二回では、ERPがどのように登場し、発展してきたのかという歴史と、ERPの普及で日本企業が直面した課題について解説します。 ERPが登場した背景と「R/1」が与えた影響 まず、ERPが登場した背景と、世界初のERPシステム「SA
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を使うかどうかはともかく、最新のITを活用して新たな事業を始める、あるいは従来の業務のあり方を刷新する、といった構想を多くのユーザー企業は持っている。 もちろん実際には、新事業や業務革新に消極的な経営者や社員はいる。なにしろそれらが冒険的な挑戦であるからにはリスクを伴うからだ。だが少数でも果敢に挑む冒険者がいるならば、ITのプロフェッショナルである我々は彼らと協力して挑戦を成功させる責務がある。そのためのカギは「数学的に正しいデータベース構造」にある。 「現状の延長線上」に革新や創造はない 新事業を支える情報システムも、業務革新を支える情報システムも、その企業がこれまで使ってきたシステムとはまったく異なるものになるはずだ。そうした新システムの開発は創造的行為である。難易度は高いが知的な魅力とやりがいにあふれている。 創造的なシステムを従来よ
コンタクトセンターの構築や受託運営を手掛けるNTTネクシア(本店:北海道札幌市)は11月2日、「nanacoお問い合わせセンター」業務において、元社員が一部顧客の情報を不正に利用し、残高を私的に詐取していたと公表した。 内部調査を進めていたところ、この社員が不正行為を認め、約400枚のカードを提出したという。社員は懲戒解雇処分とした。被害額などは公表していない。 被害者に対しては、セブン&アイグループの決済事業を担当しているセブン・カードサービス社から個別に連絡をとっている。なお現在、電子マネーを利用できているユーザーは対象ではないという。 同社は今後、原因の究明と被害状況の把握に注力する。また再発防止のためコンプライアンス強化を図るとしている。 関連記事 ガンダムメタバース、3Dデータの漏えいを確認 「クライアントファイル内のデータが外部から解析」 ガンプラの3Dデータが漏えいした可能性
社員の離職問題に直面し、能力開発に注力するように 松岡永里子氏(以下、松岡):本日は『従業員エンゲージメントを仕組み化する スキルマネジメント』の著者である中塚敏明さんにご登壇いただきます。書籍の中に書いてあることも含めて、またそこからプラスして、質疑応答も含めてお話ししていきたいと思います。では中塚さん、お話いただいてもよろしいでしょうか。 中塚敏明氏(以下、中塚):よろしくお願いします。 松岡:お願いいたします。 中塚:あらためまして、みなさまこんにちは。本日は「能力開発を仕組み化する スキルマネジメントとは」についてお話をさせていただきたいと思います。 まずはじめに、少し自己紹介をさせていただきたいと思います。スキルティの代表取締役の中塚敏明と申します。私はITの黎明期に生まれまして、NTT東日本での経験を経て、2011年にITの派遣会社を設立いたしました。 しかし社員の離職問題に直
ピラミッドと聞けば、大半の人はエジプトを思い浮かべるでしょう。 しかし実は、世界最古のピラミッドが存在するのはエジプトではありません。 現在、最も古いピラミッドの筆頭とされるのは、インドネシア西ジャワ州にある「グヌン・パダン(Gunung Padang)遺跡」です。 インドネシア国立研究革新庁(BRIN)はこのほど、過去十数年のフィールドワークの結果を踏まえた最新報告を行いました。 それによると、グヌン・パダンの建造年代は最も古い部分で少なくとも1万6000年前、最大だと2万7000年前と推定されたという。 これはエジプトのピラミッドのみならず、世界最古の巨石遺構である「ギョベクリ・テペ(トルコ)」よりも遥かに古い可能性を示すものです。 研究の詳細は、2023年10月20日付で学術誌『Archaeological Prospection』に掲載されています。
最近、大手や中堅を問わずSIerの経営者は何かにつけて「オファリング」を口にする。富士通の「Uvance(ユーバンス)」がその代表例で、人月商売の親玉たちの間で絶賛大流行中と言ってよい。クラウドサービスなどの形で自社プロダクトなどを客に使ってもらおうという新規事業なので、脱人月商売の動きとして高く評価してあげよう……。と言いたいところだが、SIerの経営者は肝心要の施策に怖くてどうしても踏み切れない。だから、駄目なんだよね。 まずオファリングだが、既にこの「極言暴論」で何度か触れている。「ソリューション(解決策)の提供」といった意味合いで、自社・他社のソフトウエアプロダクトやコンサルティングサービスなどを一括して提供しようというものだ。システム開発を意味するSI(システムインテグレーション)やシステム保守運用といった従来の人月商売が「おっしゃっていただければ何でもやりますよ」というご用聞き
AI技術などの研究開発を行うフューチャーアイ(岐阜県高山市)は11月6日、AIアシスタント「Alexa(アレクサ)」が自社の特許を侵害しているとして、米Amazon.comやアマゾンジャパンなど4社を8月24日付で提訴していたと発表した。 フューチャーアイの発表によると、同社はAI音声アシスタント関連の特許を複数有し、関連する複数の企業にライセンス契約の締結を求める交渉を行っているという。アマゾンジャパンもその1社で、過去1年にわたり交渉を行ってきたが、応じないとする最終回答があったため提訴した。 また訴訟を提起した後もAmazon側の代理人に「破格のライセンス料」を提示して早期和解を打診したものの、回答期限だった10月25日を過ぎても回答がなかったため、公表に至ったとしている。 同社が侵害されたとする特許第7208603号「サービス提供システム及び端末」は、ユーザからの質問や要求に応じ、
「国内の受注は第1四半期から続く堅調なデマンド(需要)によって、下期以降の増収につながる受注残高も高い水準で積み上がっている。上期に全体の受注が大きく伸びたのは、モダナイゼーションやDXの商談を中心に拡大したからだ。業種別では、パブリックで官公庁のシステム更改案件を複数獲得し、ヘルスケアも電子カルテや医療情報システムへの投資が回復基調にある。ファイナンスビジネスでは、メガバンクや大手保険会社の基幹システムの更新やモダナイゼーション案件を獲得した。エンタープライズビジネスは、製造業やモビリティ分野を中心にモダナイゼーション案件を獲得し、特に第2四半期(2023年7~9月)が第1四半期(同4~6月)を上回る勢いで伸長した。ミッションクリティカル他は、ナショナルセキュリティ分野のSI(システムインテグレーション)案件獲得が伸長に貢献した」 受注状況については、業種別に見ても全分野が二桁成長という
CVSS v4.0では、従来のバージョンよりも細かい基本メトリクスが提供されており、スコアリングの曖昧さの低減や脅威メトリクスの簡素化、環境固有のセキュリティ要件や補完的なセキュリティ要件の評価効果が向上している。 脆弱性評価を補足するため「Automatable」(ワーム化可能)「Recovery」(回復力)「Value Density」(価値密度)「Vulnerability Response Effort」(脆弱性対応努力)「Provider Urgency」(提供者の緊急度)など幾つかのメトリクスが追加されている。 また、CVSS v4.0における機能拡張の重要なポイントとしてOT/ICS、IoTへの適用性を高めたことなども注目される。昨今、OT/ICS、IoTはサイバー攻撃者にとって格好の標的となっており、その深刻度を適切に評価する指針が必要になっていた。 その他、CVSSは単な
「いつも上司に叱られる」 「仕事が遅れがちになる」 「ミスばかり繰り返してしまう」 こんな状況が続くと、自分に自信が持てなくなり、上司や同僚との関係がギクシャクしたり、会社に行くのが辛くなってしまうことでしょう。しかし、仕事の進め方や、物事の捉え方・考え方を変えるだけで周りからの信頼を勝ち取ることができ、自信回復にもつながります。そこで「仕事ができない人」の特徴を紹介した上で、「仕事ができる人」になるための改善ポイントを解説します。 「仕事ができない」と言われる人には、どんな特徴があるのでしょうか。まずは代表的な特徴をチェックしてみましょう。 スケジュール管理ができない 「仕事の優先順位がつけられない」「仕事の難易度や業務量を考えずに、仕事を受けてしまう」など・・・このようなタイプの人は、自分がいつまでに、何をすべきかタスクや時間を把握できないために、納期に遅れてしまいます。これを続けてい
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