【3月18日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)玉樹チベット族自治州(Yushu Tibetan Autonomous Prefecture)称多県出身のニマ(尼瑪)さん(40)は、有名なチベット建築の大工だった父親の影響で、幼い頃から伝統的なチベット式の建物に強い関心を抱いていた。 2010年の玉樹地震でふるさとの多くの家屋が損壊した様子を見て、伝統的なチベット式の村落や建物を保護することが急務だと感じた。家屋の再建が始まると、通天河(つうてんが)流域にあるチベット族の伝統村落を保護する活動に積極的に参加するようになった。 15年に「玉樹古建築保護協会」を設立し、三江源(長江、黄河、瀾滄江の源流)地区に分布する100以上の古村落を調査。場所やレイアウト、装飾の特徴、風俗・習慣などの基本情報をまとめた資料を作成したほか、観光地として「古村落生活体験区」をオープンする手助け