台湾南部地震で倒壊した台南市の高層集合住宅のがれきから、住人のペットとして飼われていたシバイヌが12日、地震発生から6日ぶりに救出された。 台湾メディアによると、シバイヌは「ベーグル」と名付けられ、倒壊住宅の8階で4人暮らしの家族に飼われていた。 救出された直後は怖がって救助関係者らにかみつこうとしたが、与えられたまんじゅうを食べると落ち着きを取り戻し、飼い主の関係者に引き取られたという。 飼っていた家族のうち男性1人は発生から30時間ぶりに救出されたが、その他の3人は死亡が確認されたという。(共同)