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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/natsume (23)

  • 追悼 宮谷一彦:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    追悼 宮谷一彦 宮谷一彦さんが亡くなった。2022年6月28日。心よりご冥福をお祈りいたします。 お会いしたことはない。むしろ遠ざける心理があった。それだけ大きな存在で、厄介な存在でもあったということだろう。 2000年3月「BSマンガ夜話」で、たまたま刊行された宮谷『肉弾時代』を契機に放映することになった。僕はもう自分一人で一時間喋りまくる覚悟で準備を始めたが、どう考えても彼の果たしたことを『肉弾時代』だけで語り切れないと思い、スタッフを通じて宮谷さんにお伺いを立てた。「自分の持っている単行にもなっていないスクラップの作品も含めて、『肉弾時代』以外の作品も触れたいが、お許し願えないか」と。直後、宮谷さんから直接FAXをいただき、「そのほうがありがたい。君とはいずれこうした形で出会えると思っていた」とあった。じつは、大学生の頃僕は宮谷さんに手紙を出しており、その中で彼の作風が変化したこと

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  • アラビア語版『吾輩は猫である』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    以前、漱石関係のイベントでご挨拶をいただいたアラビア語版の漱石作品を翻訳されているマーヒル・エルシリピーニーさんから、メールでご連絡をいただきました。 「お陰様で、国際交流基金の翻訳出版プログラムで、先月、『吾輩はである(上)』のアラビア語翻訳版を出版させていただきました。 これから、日やアラブメディアの取材、サイン会、講演会で忙しくなります。」 おおー。エルシリピーニーさんは、広島大学特任教授の任期を終え、カイロ大学日語学科に戻られたそうです。お知らせありがとうございます。表紙デザインはなかなか興味深く、シンプルでいいですね。 『吾輩はである』の英語版は『I am a Cat』ですが、当然そこには「吾輩」「である」の「偉そう」でユーモラスなニュアンスが出ない。日語には、謙譲語など、クラスやジェンダーで使う語を変えるシステムがあるが、これがないか、薄い言語で翻訳する場合、当然こう

    アラビア語版『吾輩は猫である』:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    Nean
    Nean 2017/11/08
    へぇ。
  • 町田講演「『のらくろ』はなぜ今も面白いのか?」:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    以下、先日の講演のレジュメです。 2013.2.16 町田市民文学館ことばらんど 「滑稽とペーソス 田河水泡“のらくろ”一代記」展 関連講演「『のらくろ』はなぜ今も面白いのか?」 夏目房之介 1)のらくろ一代記 誕生、出世、戦後 図1 『のらくろ二等卒』1931(昭和6)年 初登場時 小さくて痩せたみすぼらしい「犬」そのもの。名(?)野良犬黒吉 捨て犬 居眠りをして銃を盗まれたり、連隊長の講和中に寝たり、風呂を沸かすのに爆弾を使って重営倉に入れられたり、連隊内の話が続く当初には徹底的にドジな与太郎キャラだったが、戦闘が始まるとなぜかラッキーにも功績をあげ、次第に昇進してゆく。作者32歳。 図2 『のらくろ伍長』1933(昭和8)年 伍長に昇進し、栄養状態のせいか丸みを帯びて太り、目は縦長から丸に。足先も「ドラえもん」のように丸くなる。のちにイメージされる「のらくろ」造形の完成。まだ体は上

    町田講演「『のらくろ』はなぜ今も面白いのか?」:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • ごく個人的な村上春樹の小説についての感想:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    これは、ごく個人的な話で、村上春樹の小説についての批評とか分析ではない。なので、村上春樹の小説のファンや、その批評に興味のある人は読んでも意味がない。村上春樹の小説を僕が読んできて、やがて読まなくなり、最近また読み始めた、ただそういう話なので、一般的にも、別に面白い話ではないだろう。 要するに、個人的な記録のようなものだ。 村上春樹が文芸新人賞をとって最初の単行が出たとき、初めて彼の小説を読んだ。まだ僕は20代の終わり頃だった。それはとても僕を惹きつけた。何となく自分や自分の同世代にぴったりくるものがあるように感じた。 しばらく追い続けるうちに、その感覚は深まってゆき、『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』の頃には、そのラスト部分を読むために、わざわざ明治神宮に行って池の前のベンチで読むようになっていた。 彼の初期のの装丁には佐々木マキが使われていて、彼はその理由を短いエッセ

    ごく個人的な村上春樹の小説についての感想:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    Nean
    Nean 2012/10/30
  • 9日の「クローズアップ現代」:夏目房之介の「で?」:ITmedia オルタナティブ・ブログ

    2月9日のNHK「クローズアップ現代」で『ワンピース』特集が放映されたようです(観てませんが)。 じつは、その回で僕は大学院の修士生たちと『ワンピース』を分析してほしいと依頼され、学生たちはけっこうな時間をかけてTV用に大きな『ワンピース』年表を作成し、半日ほどかけて撮影もしました。ところが、ほかの内容に押し出されて放映分に入りませんでした。TVというのは、往々にしてこういうことがある、ということは経験的に知ってますし、自分だけのことだったら僕もさして不愉快にはならなかったでしょう。が、研究依頼まで受けて全部カットというのは、さすがに経験がないのと、学生諸君に申し訳ないので、正直怒ってます。めったにこういうことで怒らなくなってますが、いかに何でも見通しが甘すぎると。まあ怒ったところで何がどうなるわけじゃないですが、同僚の身体表象の先生方や事務の方々、学生諸君には協力もいただき情報を回してい

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    Nean 2011/02/11
  • 清水勲『四コマ漫画 -北斎から「萌え」まで』岩波新書:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    「萌え」まで・・・・というところに受けて、すぐ買ってしまったのだが、まだ最初の方しか読んでいない。1「四コマ漫画の誕生 -江戸時代」、2「西洋四コマの到来 -明治時代」までである。 清水さんは、「漫画」という概念を古来の〈戯画的表現〉、「遊び」「風刺」をこととする絵の表現としているので、当然四コマ漫画も、コマ的な枠組で囲まれる戯画的表現のうち、たまたま4コマで構成される江戸時代から始めている。また、「漫画」という言葉が現在に続く媒体表現を呼ぶようになる以前の戯画的表現も同様に「漫画」と定義するため、1章冒頭では〈江戸時代には、文字絵・粗画・狂画・百面相・略筆・戯筆・笑い絵など二百余の戯画表現スタイルおよび、それを表す言葉があったことが、漫画大国であったことを裏づけている〉(同書3p)とし、4コマが定着してゆく理由を〈「起承転結」というそのリズムが日人の感性に合ったのかもしれない。このリズ

    清水勲『四コマ漫画 -北斎から「萌え」まで』岩波新書:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    最近、僕のところに「夏目漱石財団」なるものを設立したので協力してくれとの手紙が届いた。一部の親族が関わっているらしいが、僕の連絡した親族たちは困惑し、いささかうんざりしている。放置しておくと混乱も予想されるので、急きょ相談の上以下のような文書を報道機関、出版社、博物館などに送付した。各方面に周知し、良識的な判断を望みたい。 2009.7.12   夏目房之介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ みなさま いつもお世話になっております。 このたびは、漱石長男純一の息子・夏目房之介として、夏目漱石に関連することでお知らせがございます。 年6月17日付で私のもとに「夏目漱石財団」設立の知らせ及び協力要請の手紙と、一般財団登記の事項説明書コピーが送られてきました(同様のものが漱石長女筆子の娘・半藤末利子宛にも送付)。それによると設立は年4月1日。 同財団の

    「夏目漱石財団」なるものについて:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
  • 伊藤公雄編『マンガのなかの〈他者〉』臨川書店:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    ずいぶん前に献してもらったなのだが、ようやっと読めた。 http://www.rinsen.com/books/visual.htm これ、すごく重要な論文がいくつも入っている。研究者必読の書だと思うが、装丁もタイトルも図書館向けの地味な作りで、一般読者を獲得できそうもない。惜しい。 はじめに 伊藤公雄 第一章 日マンガにおける異人ことば 金水敏 第二章 歴史表象としての視覚的「日人」像 吉村和真 第三章 『ドラゴンボール』と出会った韓国 山中千恵 第四章 日のマンガにおける他者との遭遇 梁仁寶 第五章 戦後少年マンガのなかの〈敵〉イメージをめぐって 伊藤公雄 第六章 「他者」としての「ヒットラー」 ベティーナ・ギルデンハルト 第一章はマンガの中の「中国語」言葉(~アルよ)を扱い、チャイナ服少女類型の変化にいたり、第六章はドイツにおける『アドルフに告ぐ』翻訳版がほとんど反応がない

    伊藤公雄編『マンガのなかの〈他者〉』臨川書店:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ
    Nean
    Nean 2009/01/15
  • 現代マンガ学講義24 08.12.11 5)「マンガ的な絵」とは何か?:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    現代マンガ学講義24  08.12.11  5)「マンガ的な絵」とは何か? レジュメ  夏目房之介 「マンガの絵」 起源と成立 〈人間の知覚は、対象を省略化・単純化することによって成立しており、「描く」こと以前に「見る」ことが、すでに輪郭的・省略的であっても、それをそのまままんが固有の特徴だということはできない。「誇張表現」「ディフォルメ」「カリカチュア」などについても、一般的な絵画、特に近代以降の絵画を見れば、広く用いられている手法であることは明らかである。/「まんが的な絵」を定義することには、ほとんど意味はない。意味があるのは、「まんが的な絵」という共通認識が時代や場所によってどのように成立していたか、という歴史的な問題である。〉ササキバラ・ゴウ「まんがをめぐる問題」 04「絵について」 「マンガ的な絵」のイメージ 形状的特徴=単純化 簡略化 線画 意味的特徴=誇張 滑稽・風刺 実際は

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  • 宮本せんせの『ぽにょ』感想、素敵だ!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    大人氏の「みやもメモ」に 「どきどきのような!ふしぎのような!-「崖の上のポニョ」について」http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/ というエントリがありました。基的に、僕も彼の感想を支持します(つか厳密にいうと、彼のお子さんの感想を支持したい・笑)。ここまで色々書く情熱はないけど、これでいいと思うな。ほとんど代弁してくれたって感じで。 宮崎駿って、とにかく色々否定的にいいたくなる人々を作り出してしまったところがあって、いろいろいわれることの中味は、いいたい人々の中に因があることも多かろうなと思うのですが、またどっかで宮崎アニメって言葉をひきだしたくなる要素を持ってるのかも、とも思います。宮崎アニメそのものの流れと別に、宮崎アニメを観続けてきた人々の言葉や印象の流れってのがあって、それにつかまっている人も多い、ってことなのかも。 そう思うと、少なくとも『ポニョ

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    Nean
    Nean 2008/08/15
  • サンケイの『軍鶏』係争記事のコメント:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080628/trl0806280121000-n2.htm 『軍鶏』のマンガ家たなかさんが、「原作者」を訴えた事件のサンケイニュース記事に、僕のコメントが載ってました。 〈業界に詳しいコラムニストの夏目房之介氏は「漫画界には契約書を交わす慣習が少なく、 原作者と漫画家の仕事の分担もあいまい。それでも著作権料は折半が多く、漫画家が怒るのも 無理はないかも。しかし、漫画家はおとなしい人が多く、裁判沙汰(さた)になるというのは よほどのことだ」と話している。 〉 僕は基的に、よほどでないとコメントはしないので、これは勝手に出されたコメント記事です。内容的には、〈それでも著作権料は折半が多く、漫画家が怒るのも 無理はないかも。〉の部分は、僕は言ってないはずで、僕の話を受けての記者の創作ではないかと思います。 昨夜、あ

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  • 追悼・草森紳一さん:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    草森紳一さんの死を、元二玄社編集者からの電話で、今日、エッグでのランチ中に聞いた。 編集者は二玄社「書の宇宙」の担当者で、僕の書の初代師匠でもある。ひさしく連絡もなかったので、つい「死んでるのかと思った」と冗談をいった。彼は一瞬沈黙して「草森さんが死んじゃいました」といった。しゃれにならん。相当のショックを受けているように感じた。 ついこのあいだ、ブログで話題にしたばかりだったので、呆然とした。 崩れそうなの山とともに一人暮らしで、落とすことのない原稿を最近落としたので、知っている編集者たちは心配し、自宅を訪ねた者もいたらしい。が、発見はだいぶ遅れたようだ。いちばん奥の部屋で倒れていたという。 でも、何となくいかにも草森さんらしい死に方だという気がした。 僕も、他人事ではないかもしれない。覚悟はしておこう。 編集者が、草森さんの「最期の方の漫画論」があるという連載をFAXしてくれた。 草

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    Nean 2008/04/01
  • NHK「プロフェッショナル」長崎尚志氏:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    偶然めっけたのだけど、長崎尚志さんがNHK「プロフェッショナル」に出てた。 11月6日「愛と覚悟のヒットメーカー 漫画編集者・原作者 長崎尚志」↓ http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/071106/index.html しまった! 見逃した。再放送あるかな? 長崎さんとマンガ編集者について話したとき、これからは長崎さんのように出版社から離れたフリーのエージェントやプロデューサー的な存在がもっと必要になるだろうという話になり、僕は「マンガ編集論」をやるけど、長崎さんもどんどん有名になってほしい、みたいな会話をしたのを思い出した。彼は「外に出てはじめて出版社の編集の限界がわかった」みたいなことをいっていた。「マンガ編集論」は、僕一人ではなかなかできないので、時間がかかる(いいかえるとサボってます、すいません)。長崎さんのような「名の知れたフ

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    Nean 2007/11/11
  • 映画『ユメ十夜』試写:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    映画『ユメ十夜』の試写会にいってきた。全体としては、まぁまぁ面白いんじゃないかな。内容が内容だけにかなり好みに左右されるだろうから「お好みなら観てみたらいかがでしょう?」っていう感じだけど。 何しろ「夢」を描いた10作の作品を、それぞれ違う監督が映画化したオムニバスなのだ。観る前から「個性も10作並ぶと平らに感じちゃうんじゃないかな。よほどちゃんとプロデュースで介入しないと案外退屈でまとまりなくなる可能性があるな」なんて思っていた。まぁ、それほどひどくなかったので「まぁまぁ」という評価。 ただし松尾スズキ監督の第六夜は面白い。図抜けて面白い。おおいに受けた。 まず、 他の作品のほとんどが原作を思い出せないような感じの作りになっており、インスパイアされてこうなりましたって風である。原作を何となく思い出したのは、多分数作。別にそれでもいいんだけど、ほとんどがそうだと逆に「驚き」はないな。 ま、

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    Nean 2007/01/16
  • 当ブログの:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    アクセス状況の報告が届いた。 大体1日に3~5千で、10月の合計125326。31日で割ると日平均4千ちょっと。以前の倍ですかね。 検索キーワードで2位「夏目房之介」(107 「夏目」53と合わせると160)を抜いたのが1位「米沢嘉博」(279 「米沢」52と合わせると331)。ダントツ。う~ん、そういうメディアなんだね、このブログ。あと、意外な気がしたのが5位の「歌川国芳」(55 「国芳」51と合わせて101)。 時間帯は意外に平均していて、1時間ごとで最大6.40%(00:00~00:59)、最小2.00%(05:00~06:59)。午後9時から午前1時が比較的多いくらい。 あと、なにげにオルタナティブではトップ・ブログみたい。11/6~11/12の週間アクセス・ランキングの3位にサントリー学芸賞の記事が上がっている。

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    Nean 2006/11/19
  • 『手塚___起源』授賞「問題」について - 夏目房之介の「で?」 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]

    竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞に関して、まず批判的な反応がマンガ論系ブログで始まり、その後けっこう「ある種の反響」というか、どっちかつうと「盛り上がってるみたいだぜ」的な「盛り上がり」のようなものになりつつあります。 でも、これもブログの特徴のひとつでしょうが、最初の反応に反応している二次的な反応群は、ほとんどが『手塚~起源』を読んでない人だったりします。そもそもが「お気楽」なブログなわけだから、別に当該のを読んでなかったら書いちゃいけないとかって話じゃないですが、最初の反応と二次的反応のあいだには、マンガを考えたりする上での「切実さ」に大きな距離があります。 くりかえしますが、それが「悪い」わけではない。が、 この受賞問題がブログで「問題」化する事態に対しては、いくつか基礎的に考えておいたほうがいい事柄があるように思います。 ブログというのは(A)「

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    Nean 2006/11/15
  • 『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』サントリー学芸賞!:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    大人氏「みやもメモ」で知ったんですが「サントリー学芸賞」(芸術・文化部門)なるものを、あの竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社)がとっちゃったらしいです。驚いたなぁ。サントリー学芸賞って、そんなレベルだったんだ。しかも伊藤剛『テヅカ イズ デッド』(NTT出版)をおさえてってことでしょ。しょうもな。 〈社会・風俗〉部門の マイク・モラスキー『戦後日のジャズ文化 ―― 映画・文学・アングラ』(青土社) は、個人的にイイと思うよ。面白かったし、学術的配慮もしてあった。でもさ、『手塚~起源』は、もう笑うしかないじゃん。ほとんどページごとに突っ込みどころがあるじゃん。いやはや。宮氏ならずとも「コラコラ」っていいたくなるよなぁ。 〈選考委員はこの著作を今までこの部門では受賞作のなかった後発の分野の著作として、甘く採点していたのではないかという疑念を抱かざるを得ないのです。〉

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    Nean
    Nean 2006/11/10
  • 手塚記念館トークのレジュメ:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    手塚記念館でのトークのレジュメを作りました。 ・・・・が、これ一回1時間なんだよねー。入らないかもなー。 11.3       手塚治虫誕生日記念「手塚マンガはやっぱり面白い」 1)       手塚誕生 1928(昭和3)年11月3日 手塚治虫 大阪府豊中市生 5歳で現在の宝塚に移る(中産階級の新興住宅地 手塚自身は生前ずっと大正15(‘26)年生と自称 ホワイトカラーの父が漫画映画、カメラ好き →昭和初期の映画漫画映画漫画=モダニズムを浴びて育ち →豊かな戦前の大衆文化遺産をタイムカプセルとして戦後に花開かせる ‘45(昭和20)年、大阪大空襲を経験 8月敗戦時に16歳 ‘46年1月『マァちゃんの日記帳』連載開始 17歳 ‘47年1月『新宝島』(酒井七馬原作)刊行 18歳 自称20歳 2)       背伸びする手塚マンガ ‘49年4月刊『拳銃天使』東光堂 子供マンガ初のキシスー

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  • 国際派?矢吹ジョー:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    ん? 何だ、こりゃ? 『あしたのジョー』が道路で・・・・。どこよ、いったい。 へい。じつは沖縄・那覇の国際通りであります。 エッグの常連Y崎さんが送ってくれた沖縄みやげ。 実物大(?)で、かなりの迫力らしいんですが・・・・しかし、なぜ? 矢吹丈、沖縄いってないはずだけどなぁ。ハワイはいったけど・・・・。 もうひとつ、 こちらは「サンシンを弾きながら運転するタクシー・ドライバー」・・・・って・・・・怖いだろ、それ!(笑) どうも腕でハンドルをコントロールするらしいのだが、いやしかし・・・・。

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  • 宋さんとエッグで食事:夏目房之介の「で?」:オルタナティブ・ブログ

    今夜は、まさに今日、ソフトブレイン会長を退任して非役員になったばかりの宋文洲さんとエッグで待ち合わせ。宋さんと秘書さん二人。あと、美人人1号(別名コボさん)、森岡さん(中国に強いS学館社員)が参加。仕事じゃない。ただの事会。カウンターには、五エリ、あっこ、なほ、かなびんさんと、なぜか若い女性ばかりが並んでおったな。 和とロールキャベツをべ、ワインを飲み、庭で蚊にさされ、リラックスしたひとときののち、僕の部屋に全員で移動。こっから話がさらに盛り上がり、 こないだエッグにきた勝野さんの「花咲けミー」(シンさんがハマって、今ミクシで少し話題)ヌイグルミを何となくみんなでいじり回しながら何だか色んな話をしました。 いちばん面白かったのは、宋さんのいい間違い。秘書さん二人が盛り上がってた。 「すっごくマジメなメールなんですけど、拝啓で始まって、ありがとうございます・・・・敬具・・・・って終わ

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    Nean
    Nean 2006/09/02