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ブックマーク / econ101.jp (12)

  • ノア・スミス「やっぱりもしかしてスマホがわるいのかも」(2023年3月2日)

    By Matthew Yohe, CC BY-SA 3.0 十代の子たちの不幸を説明するもっとも有望な要因 「テレビなんてぶち壊せ / 新聞なんて投げ捨てろ / 田舎に行こう / 家を建てよう」――ジョン・プライン アメリカで広まっている十代の不幸について,興味を引く議論が続いている.発端は,疾病対策予防センター (CDC) の調査報告だ.これによると,アメリカの高校生たちのあいだで,哀しみや無力感が増えてきている.とくに女の子で顕著だ.たんに,聞き取り調査に対してみんながこれまでとちがう回答をしているあだけじゃない――十代の自殺者も増えているし,不安やの症状も増えている.2012年~2013年ごろから,事態が悪化しはじめている. Source: Twenge (2020) 考えうる理由のひとつは,「2011年よりも世の中がずっとひどくなってしまったから」というものだ.テイラー・ローレン

    ノア・スミス「やっぱりもしかしてスマホがわるいのかも」(2023年3月2日)
  • ノア・スミス「日本の生活水準,低すぎ」(2022年5月24日)

    [Noah Smith, “Japan’s living standards are too low,” Noahpinion, May 24, 2022] 働きづめでも報われない国 日からこんにちはこんにちは! 2週間の旅行でこっちにきてて,せっかくだから日について何か記事を書こうと思う.まずは,経済の話からはじめよう. たいていの人たちが日について最初に気づくのは,各地の都市がいかにすばらしいかってことだ.とりわけ東京は,現代の驚異だ.キレイに刈り込まれた木々に取り囲まれて,設計のしっかりしたぴかぴかのビル群がそびえたっている.レストランやお店や各種の娯楽は目眩がするほど数知れず,どれもこれもすばらしい.どこも混み合ってるけれど,それでいていつもなぜか静謐を感じさせる.そして,ほんの数分歩けば電車の駅にたどり着いて,そこからどこでも必要な場所に向かえる.他のどんな国もおよばない

    ノア・スミス「日本の生活水準,低すぎ」(2022年5月24日)
    Nean
    Nean 2022/05/25
    “日本では,薬物濫用・十代の妊娠・婚外出産・犯罪がきわめて低い.日本の貧しい人たちはルールの枠内でフェアプレイして,それでもシステムにいいようにされてる。”
  • タイラー・コーエン「スウェーデンでは,ワクチン接種した人にお金をあげるんですって(実験で)」(2021年7月26日)

    [Tyler Cowen, “Sweden will pay people to get vaccinated,” Marginal Revolution, July 26, 2021] 少額の現金インセンティブでワクチン接種が改善できるかどうかを検証するヨーロッパ最大規模のテストで,スウェーデンのボランティアたちは免疫化に1人当たり17ポンド支払われる(…) ルンド大学の経済学教授 Erik Wengstrom が主導するスウェーデンの研究では,もっと穏当な手法が用いられている. 今後数週間にわたって,60歳以下でワクチン未接種の人々 8,200名が複数のグループにわけられる.一部のグループは,ワクチンを接種すれば,たいていの店舗で利用できる200スウェーデンクローナ(およそ2,550円)相当のバウチャーが渡される. このお金は,他国で検討中の金額に比べて数割だが,Wengstrom に

    タイラー・コーエン「スウェーデンでは,ワクチン接種した人にお金をあげるんですって(実験で)」(2021年7月26日)
    Nean
    Nean 2021/07/26
    へぇ~。
  • サイモン・レンルイス「左派はこうして労働者階級の政党であることをやめた」(2018年10月6日) — 経済学101

    [Simon Wren-Lewis, “How the left stopped being a party of the working class,” Mainly Macro, October 6, 2018] トマ・ピケティが最近出した論文について,そのうち書こう書こうと思っていた.ピケティ論文は,第二次世界大戦後のフランス・イギリス・アメリカで有権者のどんな特徴が左派または右派への投票行動に影響したのかを検討している.(サイモン・クーパーがうまいタイトルの記事〔「2つのエリート層の対立:持てる者とヨット持てる者の闘い」〕でこの研究をうまくまとめている.) 下のグラフを見てもらうと,第二次世界大戦後に教育水準の高い有権者たちが右派に投票しがちになっていたのがいまや左派に投票しがちになっている様子がわかる(所得・年齢その他で統制したあとでもこの傾向は変わらない――ボックス内を参照)

    サイモン・レンルイス「左派はこうして労働者階級の政党であることをやめた」(2018年10月6日) — 経済学101
    Nean
    Nean 2018/10/06
  • スコット・サムナー「5年後のアベノミクス」

    [Scott Sumner, “Abenomics after 5 years,” TheMoneyIllusion, December 29, 2017] 安倍はインフレ率を高めると約束して2012年12月の選挙に大勝した。その後、2014年と2017年でも大差をつけて選挙に勝利した。次々に首相が登場しては退場していく日で、こういう政治的勝利は異例だ。それに、貯蓄に頼る高齢者だらけの国で、インフレをこれほど大きく問題にした点でも異例だ。(アームチェア公共選択理論はこれくらいにしておこう。) さて、あれから5年経って、高い人気を博している以外に、安倍はどんな様子だろうか? アベノミクス最重要の影響は名目GDPだった。2012年選挙までは下降傾向をつづけていた: 実態は、この Fred のグラフが示しているのよりも上回っている。名目 GDP は 544.9兆円に上方修正されたうえに、第3四

    スコット・サムナー「5年後のアベノミクス」
    Nean
    Nean 2018/01/02
  • サイモン・レン=ルイス「格差是正か貧困対策か」(2017年4月18日)

    Simon Wren-Lewis, “Inequality or poverty“ (Mainly Macro, 18 April 2017) トニー・ブレアの有名な言葉にこういうものがある: 人々の収入に開きがあるのを気にかけていないということではない。大金を稼ぐ人々がいるかどうかでもない。それらは私の関心ごとではない。私が気にかけているのは、機会に恵まれず、不遇で、貧しい人々だ。 労働党政府を含めほとんどのひとは、ブレア元首相が格差是正ではなく貧困対策に注力するつもりだと解釈しただろう。格差是正の歴史的トレンドと、その他さまざまなものとともに労働党が推し進めた貧困削減プログラムがそこに与えた影響(そしてこのプログラムが近い将来取り消されるかもしれない可能性)については、リックの素晴らしい議論を参照してもらいたい。 私は最近、格差より貧困のほうが問題だというマイルス・キンボールによるとて

    サイモン・レン=ルイス「格差是正か貧困対策か」(2017年4月18日)
    Nean
    Nean 2017/09/10
  • ジョナサン・ハイト「学界における視点の多様性を向上させるために:2017年の展望と目標」(2017年1月3日)

    ・Jonathan Haidt, “Heterodox Academy: Our Plans for 2017“, January 3, 2017. ヘテロドックス・アカデミー(Heterodox Academy、以後文中ではHxAと表記)の目標は「学界における視点の多様性を向上させること」だ。視点の多様性…特に政治的見解の多様性…は1990年代以降減少し続けているということ、そして視点の多様性を向上させることは大学における研究と教育の質を向上させる可能性が高いということを、我々は繰り返し指摘してきた。 2015年9月にHxAを立ち上げてからの十六ヶ月間、HxAは前述の目標を追求することに非常に成功してきた。最初には25人だったメンバーも今日では363人となり、下の表に示されているように、メンバーたちの政治的見解は様々に分布している。HxAは学界のなかでも最も政治的に多様な団体であり、伝統

    ジョナサン・ハイト「学界における視点の多様性を向上させるために:2017年の展望と目標」(2017年1月3日)
    Nean
    Nean 2017/03/03
    あとで読む、かな。
  • 経済学101 — 経済学的思考を一般に広めることを目的とした非営利団体です

    記事では、8つの計量手法を用いて、ユーロ圏、イギリス、アメリカについて、量的緩和と伝統的金融政策〔短期金利の操作〕を比較し、インフレへの影響を検証する。

    経済学101 — 経済学的思考を一般に広めることを目的とした非営利団体です
  • ポール・クルーグマン「苦しむ日本がとるべき道筋」

    Paul Krugman “The Right Course for a Troubled Japan,” Krugman & Co., November 26, 2014. [“Structural Deformity,” The Conscience of a Liberal, November 20, 2014.] 苦しむ日がとるべき道筋 by ポール・クルーグマン Stephen Crowley/The New York Times Syndicate 日の安倍晋三首相が消費税増税の延期を模索してるのは,正しい.延期はいい経済政策だし,ぼくにとってはかなり新鮮な経験でもある――国のリーダーと会って,正しい政策の主張をして,その相手がまさにそのとおりにやってるんだもの.(もちろん,同じ主張をしてた人はぼく以外にたくさんいる.) ただ,懐疑の声もたくさんある.全面的に正当な疑いだ:

    ポール・クルーグマン「苦しむ日本がとるべき道筋」
    Nean
    Nean 2014/11/29
  • ポール・クルーグマン「失業者を叩く世間知らずな保守派」

    Paul Krugman, “A Conservative Disdain for the Unemployed,” Krugman & Co., September 26, 2014. [“John Boehner’s Theory of the Leisure Class,” September 19, 2014; “Return of the Bums on Welfare,” September 20, 2014] 失業者を叩く世間知らずな保守派 by ポール・クルーグマン Doug Mills/The New York Times Syndicate 下院議長ジョン・ベイナーに言わせると,失業中のアメリカ人どもが仮病のサボリ野郎なのは実に明瞭で,はたらく気もサラサラなくて福祉にたかる怠け者なんだって:「おそらくはこの2年ほどの経済から生まれた考えなのでしょう,こんな言い分がありま

    ポール・クルーグマン「失業者を叩く世間知らずな保守派」
    Nean
    Nean 2014/10/02
  • ポール・クルーグマン「不誠実な言動をやってきた連中がどの口で礼節を要求するのかね」

    Paul Krugman, “Some Arguments Deserve to Be Uncivil,” Krugman & Co., September 26, 2014. [“Wild Worsd, Brain Worms, and Civility,” The Conscience of a Liberal, September 14, 2014] 不誠実な言動をやってきた連中がどの口で礼節を要求するのかね by ポール・クルーグマン MEDI/The New York Times Syndicate ストーニーブルック大学の金融論教授ノア・スミスが,『ブルームバーグ』にこんなことを書いてる――意見がちがう人たちに無礼な態度をとらない方がいいよ,だって相手の方が正しいってわかるときがくるかもしれないでしょ,だって.たしかにね:オーストリア学派経済学のことを「脳寄生虫」呼ばわりして,

    ポール・クルーグマン「不誠実な言動をやってきた連中がどの口で礼節を要求するのかね」
    Nean
    Nean 2014/10/02
    “案の定っていうか,いちばんでっかい声で礼節を要求してるのは,尊敬を勝ち取るようなことをなんにもしてこなかった連中だ”、(^_^;)。
  • ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」

    Paul Krugman, “Redefining The Middle Class,” Krugman & Co., February 7, 2014. [“The Realities of Class Begin To Sink In,” January 27, 2014] 中流階級を再定義する by ポール・クルーグマン Victor J. Blue/The New York Times Syndicate アメリカにはおかしなことがあれこれある.その1つは,長らく見られる傾向として,自分のことを中流階級だと考えてる人たちがとてつもなく広範囲にまたがっている点だ――そして,彼らは自分を欺いている.国際的な基準にてらせば貧困者ってことになるはずの低賃金労働者たちは,中央値の半分を下回る所得でありながらも,自分たちは中の下にあたる階層だと考えている.その一方で,中央値の4倍や5倍の所得を

    ポール・クルーグマン「中流階級を再定義する」
    Nean
    Nean 2014/02/09
    《悲しいけれど,ぼくらの中流階級崇拝,あたかもぼくらのほぼ全員があの階級の一員であるかのような思い込みこそ,ぼくらの多くが実際には中流じゃなくなってる主な理由なんだ》。
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