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ブックマーク / newsnews.exblog.jp (31)

  • 「報道」とは結局、何なのか。 | ニュースの現場で考えること

    夜になって、東京は雪になった。重く、湿った、札幌でいえば3月のような雪である。たぶん、明日の朝は通勤・通学でたいへんな思いをする人も多いだろう。 数日前、「リクルート事件・江副浩正の真実」(中央公論新社)を読み終えた。リクルート事件が表面化したのは、1988年だからもう12年22年も前のことだ。リクルート事件の関連書籍はほとんど読み尽くしたつもりだったが、この江副氏のは出色である。 御承知の方も多いと思うが、リクルート事件は、川崎市の助役に対し、リクルートコスモス社(当時の社名)が未公開株を譲渡していたことを朝日新聞が報道したことに端を発している。取材に当たったのは、朝日の横浜・川崎両支局の若い記者で、それを指揮したのが、調査報道の旗手として知られた山博氏だった。少し前、山氏と事をしながら、調査報道とは何か、といったテーマで話をさせてもらったことがある。「なるほど」と感心することが

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    Nean
    Nean 2013/02/09
  • 「事実を積み重ねる」ということ | ニュースの現場で考えること

    ここ数日、「報道の基は何か」ということを考えている。「調査報道とは何か」とも考える。 今さら言うまでもないことだが、取材とは事実の積み重ねである。集めた事実が正しいかどうか、幾重にもクロスチェックをかける。さらに裏取りをする。ぜい肉をどんどん落とし、さらに肉付けし、、、という地味で地道な作業の繰り返しである。 ポイントは「事実のチェック」である。「評価の集積」ではない。「おれはこう思う」という「思う(=評価)」をいくら積み重ねても、「事実のチェック」には直接関係ない。 たとえば、世の中の矛盾や不条理に苦しんでいる人のところへ話を聞きに行ったとしよう。そこで耳にした話は、なるほどひどい。さあ、その話を書こう・・・だけで良いかどうか。「調査報道」という視点から見れば、それでは足りない。まったく足りない。「ひどい話が当かどうか」を煮詰めるのが、取材である。「取材したとき、相手は確かに『ひどい

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  • 国民に対する思想調査に道を開く「秘密保全法案」 | ニュースの現場で考えること

    秘密保全法案について、再び書いておく。この法制について検討を重ねていた「有識者会議」が今年8月にまとめた報告書がある。ネットで検索すれば、すぐに引っかかるので、時間がある方はぜひ目を通してもらいたいと思う。報告書は有識者5人の検討を経てまとめたことになっている。5人には失礼かも知れないが、事実上、官僚たちの成果物と言って差し支えあるまい。 報告書を紐解いてみよう。私は法律の専門家ではないから、誤読があるかもしれないが、その点は容赦してもらいたい。まず、最高で懲役10年を科そうとする「秘密」はどこに存在しているのか。報告書によれば、(1) 国の行政機関 (2) 独立行政法人等 (3) 地方公共団体=とくに警察 (4)行政機関等から事業委託を受けた民間事業者及び大学−−の主に4つである。そして、何が秘密かを指定する権限は行政機関にある、とする。 秘密を扱う人物に対しては、あらかじめ、当該行政機

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    Nean
    Nean 2011/12/26
  • インタビュー集「希望」の書評、読後感 | ニュースの現場で考えること

    インタビュー集「希望」(旬報社刊)が、ありがたいことに、あちこちで好評を頂いている。「予想以上に分厚い」という声も頂くが、世の中の様々な人々の声をきちんと伝えようとしたら、こんな分量になった。しかし、分厚い=読みにくい、ではないと思う。インタビューされた人が、読者であるあなたの前で自在に語り始める。。。そんな特別な一冊だ。 最近の書評やネットで拾った読後感を紹介しておきたい。 東京新聞 中日新聞の書評 (記事のPDFはこちら) 人間が生き続けるために必要な事柄の一つは希望を保つことであろう。だが原発事故を含む東日大震災後では、どれだけの人々が希望を失っているだろうか。書は大震災の前年にインタビューを開始し、六十三人の<希望>を収集した大書だ。発刊前に災害が起きたため、被災者の声も収録されている。登場者は幾人かの著名人を含み、大半が市井の人々。高校生から八十代までを網羅しているが、比較的

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    Nean
    Nean 2011/09/27
    やっぱり気になる。
  • 「希望」が出版になります(2) | ニュースの現場で考えること

    少し前の記事でも紹介したが、有名・無名の人々の、それこそ声なき声を集めたインタビュー集「希望」が出版になった。版元の旬報社から連絡があって、東京など大都市圏の書店では、早ければきょうあたりから、店頭にこのが並ぶそうだ。 「希望」にとりかかったのは、昨年の春ごろ、ちょうど東日大震災の起きる1年前のことだ。震災発生時は最終校正に差し掛かっていたが、急遽、締め切りを延ばし、震災関連のインタビューも追加することになった。の装丁は、著名な装丁家、桂川潤さんに手がけていただいた。当にすてきな装丁になったと思う。見として事物を手に取った方々からは、ありがたいことに、「とても良い内容ですね」との言葉を頂いている。 たとえば、ジャーナリストの高野孟さん → 「大震災の1年前から企画され取材も進んでいた、生きることの希望のありかを探るインタビュー集だが、大震災が起きたので締め切りを延ばしてその関連の

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  • 原発事故報道の裏で進むメディアの「選別」 | ニュースの現場で考えること

    4月上旬の平日、午前中のことだった。旅先のホテルで何となくテレビを付けっぱなしにしていた。正確な日にちや時間は覚えていない。ニュース・ショーだったことは間違いないが、どの局のどの番組だったかの記憶も曖昧である。それを語った人の名前も忘れた。しかし、その瞬間の、画面に向かって思わず、「そりゃないだろ」と叫び出したくなるような感覚は、今も忘れない。福島第一原発の事故現場の地図か何かを背景に、画面のアナウンサーだかキャスターだかは、おおむね、こういう趣旨のことを語ったのである。 「(原発事故の状況について)福島の現地対策部と東京の東電社、保安院では、それぞれ言う内容が違う。当に困る。どれが当なのか、国民は分からない。政府は、発表を一化してきちんと対応すべきじゃないか。早くひとつにまとめて下さい」 まったく、何を言っているのか、である。報道機関であるなら、「発表内容がなぜ違うのか」の要因

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  • 年明け早々、怒りモード。総務省記者クラブ問題で | ニュースの現場で考えること

    2010年の振り返り総括でも書こうと思っているうち、2011年が明けてしまったが、昨年末(と言っても10日ほど前のこと)、久々に強い憤りを感じたことがあった。例によって、記者クラブ問題である。 「記者会見・記者室の完全開放を求める会」のホームページに昨年末、「総務省記者クラブとの懇談会」、 「総務省記者クラブからの返答」という2つの記事がアップされた。当初は、記者クラブ側がフリーランス記者たちの意見を聞き、会見開放に向けての具体策を考えていく、そのための会合だと思っていた。ところが、そうではなかった。 「総務省記者クラブからの返答」は、公表用だから随分マイルドな表現になっている。このやり取りを行ったフリーランス記者の渡部真さんによると、実際のやり取りはもっと激しかったようだ(口調や言葉遣いのことを言っているのではない。誤解のないように言っておくが、渡部さんは非常にまじめな、穏やかな人である

    年明け早々、怒りモード。総務省記者クラブ問題で | ニュースの現場で考えること
    Nean
    Nean 2011/01/05
    所謂「プロ」が、いかに糞っ垂れな云い訳にしかなってないかが如実に露呈しているですねぇぃ。
  • 「リーク」の現場は、こんな感じである | ニュースの現場で考えること

    もう10年強も前の話である。 私は当時、東京・日橋の日銀行記者クラブ(金融記者クラブ)に所属していた。日銀の記者クラブは、日銀の正面に向かって左側の、背の低い建物の1Fにある。ちょうど北海道拓殖銀の破綻処理が進行し、日債券信用銀行(日債銀)や日長期信用銀行(長銀)の経営不安が表面化し、各社が激しい取材合戦を繰り広げていた。日銀クラブ詰めの記者は、民間銀行だけでなく、日銀体や生保も損保夫もカバーしているから、やたらめったら忙しい。しかも、「大蔵省・日銀の接待汚職事件」も起きた。日銀が東京地検の家宅捜索を受け、総裁が辞め、新総裁に先日亡くなった速水優さんが就任する、そんな慌ただしい日々が来る日も来る日も続いていた。 そんな最中のことだ。 ある晩、ある他社の記者と神田で飲んだ。そして「おたくの記事は間違いや飛ばしが多いねえ」とか、適当にからっていたところ、彼が突然、「弁明」を始めたので

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    Nean
    Nean 2009/05/30
    そうなんだろうなぁ、と思っていたことがそうだったんだなぁ、ってな感じ、かな。
  • 「容疑者=犯人」報道は、やっぱり続く。 | ニュースの現場で考えること

    裁判員制度と報道の関係は、どうあるべきか。それに対する報道機関の姿勢を問うような「逮捕劇」が、裁判員制度がスタートしたまさにその日に起きた。「中央大学教授殺害事件」での、元教え子の逮捕である。 それを伝える新聞やテレビを見て、違和感を感じた人も多いのではないか。 裁判員裁判の開始に向けて、事件報道のあり方を変える。新たな報道指針をつくる。そういったことをマスコミ各社はうたっていたはずなのに、実際の報道は、これまでとほとんど変わったところがないように思えるからだ。新聞に限っていえば、確かに各社は工夫を凝らし、記事表現の方法を(一部ではあるが)変えている。「・・・と供述していることが、捜査部への取材で分かった」というスタイルは、その典型だ。各社によって表現方法の際はあるが、これが裁判員制度下での記事表現で、一番目立つようになったスタイルだ。 この種の表現は、これは捜査当局への公式発表ではあり

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    Nean
    Nean 2009/05/24
  • 裁判員制度を前に? こんなアンケートやって、どうするつもりか。 | ニュースの現場で考えること

    これを見たとき、最初は何かの冗談ではないのか、と思った。しかし、どうやら気らしい。 「MSN産経ニュース」が、あたなの判決を募集する、というのである。 【あなたの判決は?】歌織被告は無罪? 懲役何年? あなたはどう裁く…28日判決を前にアンケート  (以下は引用) あなたはどう裁く-? 東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた、歌織被告(33)の判決公判が、今月28日に東京地裁で開かれます。懲役20年を求刑する検察と無罪・医療観察処分を求める弁護側が真っ向から対立する中、MSN産経ニュースではあなたの判決を募集します。 前回の公判(4月10日)で検察側は「完全責任能力があった」として懲役20年を求刑し、弁護側は責任能力を否定して無罪を主張。真っ向から対立する中、判決に注目が集まっています。 MSN産経

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  • カナリア諸島でのバナナ | ニュースの現場で考えること

    昨年10月からブログへの書き込みを中断していた。特段の理由はなく、単にサボりグセがついただけだったのだが。 この間の昨年12月、出張でスペイン領カナリア諸島に出かけた。アフリカ西海岸のモーリタニア沖に浮かぶ島々で、欧州の人々は冬になると、怒涛のように、「避寒」に訪れる。私は行ったことがないけれど、気候・はハワイに似ているらしい。このリゾート地の中心、グランカナリア島のラスパルマスは、かつて日の遠洋漁業の基地として栄え、最盛期には数千人の日人が住み、日人学校もあったらしい。いま、諸島に住む日人は180人足らずだ。 カナリア諸島はいま、アフリカからの移民が殺到することで知られている。昨年は一年間に約3万人。対岸の大陸から小船を出し、海流に乗って島に着く。スペインは移民政策が甘く、「スペインに行けば、不法入国であっても、やがて、滞在許可がもらえる」との話が広がり、移民(=不法入国者)が殺

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  • 「格差社会は悪くない。悪いのは、あなただ!」 | ニュースの現場で考えること

    「格差社会」について、あちこちで種々の意見が交わされている。しかし、それらの格差(主に経済的なそれ)を若い人々はすでに、すんなりと受け入れているのだとしたら、議論のありようは根的に違ってくるはずだ。「格差?それがどうしたの?それのどこが問題なの?」という人々が大多数だと仮定すれば、では、今の格差社会論議は、いったい、社会の何をどう解明し、その先、どう展開していくのだろうか? 以下、少々長いけれども、山口二郎北海道大学教授のHPからの引用。06年8月:対抗軸としての社会民主主義の創造。 (引用開始) 去年の総選挙で若者・都市住民が小泉自民党に雪崩れてうっていきました。「騙された」という説明もあり得ますし、ドラマ化された政治、「刺客」とか「セレブ」とか面白いトピックを繰り出していくエンターテイメントとして選挙をやったということをいう人もいます。しかし、それですべてを説明するのは無理だと思いま

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    Nean
    Nean 2006/09/11
  • オーマイニュース、始まる。 | ニュースの現場で考えること

    オーマイニュース日版が始まった。初日には、市民記者による記事が80近く掲載されたそうだ。アクセスも順調のようで、ページを覗きに行くと、画面が非常に重い。画面が重いということは、アクセスが多いことの裏返しでもあるから(もちろん技術的理由等もあろうが)、読者としては、つながりにくい画面をじっと待つ。つながりにくいと、余計見たくなるのだ。待ちながら、「画面が重いのはオーマイニュース側の戦略かもしれないなあ」と思ったり。だから、まだ、ほんの一部のページしか見ていない。 一部のページを見た中で、気になったことがいくつか。一つは、<ある日人男子留学生に「怒り」 中国大連の空の下、30女は吠えた!>という記事である。今現在、アクセスランキングは第2位で、すでに3万以上のページビューがあったらしい。気になったのは、記事の内容そのものよりも(内容も気になったが)、コメント欄に記された筆者自身のコメント

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    Nean
    Nean 2006/08/30
  • 極右政党が大躍進、英統一地方選 | ニュースの現場で考えること

    全体で4300議席のうちの「32議席」だから、大した比率ではない。でも、5議席だったものが27も増えて32議席になったのだから、「大躍進」には違いないと思う。5日に開票があった英統一地方選での「英国民党(BNP)」のことである。 英国民党は、いわゆる「極右政党」と言って差し支えないと思う。「EU統合には反対。イギリスはイギリスたれ」とか、「移民はもうたくさんだ!」とか、「イギリス人のカネを外国人や移民のために使うな」とか、簡単に言えばそういう主張を繰り返している。簡単に言えば、「排外主義」だ。で、そのBNPが、低所得者層や先に移民として移り住み、英国に定着している人たち等から最近、熱狂的な支持を受けているのだという。 今回の選挙では、ロンドンのBarking & Dagenham という区で、50議席中11議席を獲得した。ここは元々労働党の牙城だが、「労働党がすっかり中道・右傾化し、働く者

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  • 言論の自由と宅配制度をリンクさせるな | ニュースの現場で考えること

    公正取引委員会が新聞の特殊指定見直しを検討している。宅配制度が維持できるか、はたまた崩壊するかの分岐点だとみて、新聞各社は与党・政府などにここぞとばかりの猛アタックを繰り返している。共同通信の特集を見ていると、新聞労連もその輪に加わり、いわば労使一体の運動になったようだ。 規制に守られていた業界にとって、その規制存続は死活問題だ。1960年代の繊維業界から始まって、日では(もちろん諸外国も一緒)過去、各業種・各企業が「規制を存続させてください運動」「業界を守ってください運動」を繰り広げてきた。誤解を恐れずに言えば、新聞業界が「規制を続けてください、宅配制度を続けさせてください」と言い続けるのは、企業のリクツからすれば、当然のことだ。 むろん、賢い経営者は、「規制で守ってください」と嘆願する一方で、自社の経営体質改善を図り、来るべき自由化時代への備えを着々と進める。で、その備えが整った段階

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  • ニュースの現場で考えること/警察官の職務質問が「強制」になる?

    各地を猛烈な寒波が襲っている。ほんのこの間まで、「暑い、暑い。東京の夏はどうなっているんだ?」と思っていたのに、当に時間はあっという間に過ぎる。相変わらず、バタバタと忙しく、しかも夜は連日の飲み会である。このブログは仕事時間外に書いているのだが、さすがに連日の午前様だと、自宅でパソコンのスイッチを入れる間もなく眠ってしまうことが多々あるのだ。 で、そうこうしていいるうちに、書こう書こうと思っていた記事の引用元がリンク切れになってしまった。読売新聞が11月28日夕刊2面で報じた記事について、である。リンク元のURLは、もう無意味なので省略するが、当該記事は「テロ緊迫時の重要施設警備、警察官の権限強化 法整備へ/政府」という見出しが付いていた。(以下、引用) <政府は28日、テロ攻撃の危険性が高まった際に、首相官邸や原子力発電所など重要施設の警備に関する警察官らの権限を強化する法整備を行

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    Nean
    Nean 2005/12/19
  • 「郵政」、、、しか無いの? | ニュースの現場で考えること

    お盆休み中の日曜日とあって、東京の街中は実に静かだ。都心部ではセミがうるさいほど鳴いている。そう言えば、昨晩はコオロギがずっと鳴いていた。暑い暑いと言っているうちに、どんどん夏は終わりかけているのだ。 そんな中、今年の永田町は大変である。9月投票の総選挙は過去に例がなかったそうだから、盛夏に実質的な選挙戦に飛び込んだ経験も、政治家諸氏は持っていないのだろう。街頭演説の様子などを見ていると、大汗をかいていて、大変そうだ。おまけに今回は、公認段階で激しいバトルが続いているから、候補予定者にとっては告示前の今こそが、選挙に勝ち抜くための最大の勝負だと過去の選挙以上に実感しているはずだ。 で、その事実上の選挙戦では、「公認争い」「刺客作戦」に焦点が当たり、今のところ、「郵政民営化法案に反対した前議員がどうなるか」が最大のポイントのように報道されている。政策の争点としては「郵政」一槍の感がある。確

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    Nean
    Nean 2005/08/15
  • ニュースの現場で考えること / JALウェイズ機の金属片落下事故で思うこと

    福岡空港を離陸したJALウエイズ機から金属片が多数落下した事故で、少し前(8月13日夜)、こんなニュースが流れた。以下の引用はヤフーニュースの「時事通信」。 金属片落下、「航空事故」該当せず=事故調も調査見送り-国土交通省 福岡空港を離陸したJALウェイズ機の金属片落下事故で、国土交通省は13日、けが人や機体の損傷状況から航空法が定める「航空事故」には当たらないと判断した。事故に準じる「重大インシデント」にも該当しないとし、同省航空・鉄道事故調査委員会も調査官派遣を見送る。 朝日新聞の報道では、「・・・国交省によると、航空事故は墜落や衝突などの重大事象を指し、それに準ずる「重大インシデント」は航空法施行規則でエンジンの破損や火災などについて14のケースが定められている。 今回はエンジンが破損し、炎が噴き出しているが、施行規則が定める破損は「エンジンを部品が貫通した場合」に限っており、火災も

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    Nean
    Nean 2005/08/15
  • 「警察庁長官こそ言語道断」と自民党候補予定者 | ニュースの現場で考えること

    漆間巌警察庁長官こそ言語道断である こういうことを堂々と口にする衆院選立候補予定者もいるんですね。全国各地で警察の裏金作りにが明るみに出ていますが、宮城県の浅野知事に対し、少し前、警察長官が「知事はけしからん」という趣旨の発言を行いました。立候補予定者のブログは、それに言及したものです。以下に一部引用しましたが、ぜひオリジナルを読んでください。 (以下引用。ただし全文から一部を抜粋) <大体が、全国の警察が長年にわたり不正経理という「犯罪」をしてきているというのに、それに対して国民への謝罪もしなければ、是正指導もしない警察庁こそ言語道断、ふざけるな、です。> <一日も早く、この警察庁長官は発言を誤りだったと認め撤回し、謝罪すべきです。国民と、国民から選ばれた政治家を、こうも真正面から愚弄する役人を、何故政治家諸氏は見過ごすのか、不思議でなりません。> <警察批判は、とくに政治家の間ではタブ

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  • ネット新聞社の記者クラブ加盟 北海道小樽市 | ニュースの現場で考えること

    前回のエントリ後、しばらく夏休みを取っていた。暑い東京を脱出して北海道へ舞い戻っていたが、1週間ぶりに東京に戻ると、いやはや、当に暑い。なんとかならないのか(ならないけど)、と叫びだしたくなるくらい暑い。 北海道に居る間、札幌に隣接する小樽に足を運んだ。小樽は私が記者生活を始めた街で、街の雰囲気も大好きなのだ。で、その小樽と記者クラブの話。こんなことが起きている。 <以下は小樽ジャーナルからの引用> 小樽ジャーナルが「記者クラブ」に正式加盟! サイトを運営する小樽ジャーナル社の『小樽ジャーナル Web OTARU』が、小樽市役所内にある「小樽市政記者クラブ」に正式加盟した。 新聞・放送・通信社など加盟13社でつくる「小樽市政記者クラブ」は、2003年12月5日に総会を開き、小樽ジャーナルの加盟について、様々な論点からの論議を経て、満場一致で承認した。これにより、小樽ジャーナルは、14番

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