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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (33)

  • パナマ文書はどうやって世に出たのか | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (ニーマン・ラボのサイトから) パナマの法律事務所「モサク・フォンセカ」から流出した、金融取引に関する大量の内部文書。これを元に「パナマ文書リーク」の報道記事が続々と出ている。 いったいどうやって情報がメディアの手に渡り、各社の報道につながったのか。 ウェブサイト、ニーマン・ラボ(4月4日付)とワイヤード(4月4日付)の記事から、要点をまとめてみたい。 法律事務所の内部文書は1977年から2015年12月までの期間のもので、1150万点に上る。文書のサイズは2・6テラバイトに及ぶという。ウィキリークスの手によって世に出た米外交文書リーク(「ケーブルゲイト」、2010年)が1.73ギガバイトであったので、これの数千倍になるという。 1150万の文書ファイルには480万の電子メール、100万の画像、210万のPDFが入っていた。 経緯は 2014年末、ある人物が南ドイツ新聞の記者に暗号化された

    パナマ文書はどうやって世に出たのか | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    Nean
    Nean 2016/04/07
  • 政治家が「偏向」報道といって「出演拒否」は短絡的 ―英国メディアだったら、どうなる? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    もうひとまず終った感のある、与党・自民党によるTBSの番組への出演停止宣言事件。今後、似たような例が起きないことを強く望んでいる。政治家による、報道機関への威嚇行為だったと思うからだ。 この件を知ったのは、自民党田村重信氏による一連のブログ記事だ(なぜ自民党はTBSに対して取材・出演の一時停止したのか!) この中に、朝日の新聞記事の紹介があった。 引用: 自民、TBS取材や出演を拒否 党幹部級、報道内容受け (朝日新聞デジタル 7月5日(金)5時20分配信) 自民党は4日、TBSの報道内容について「公正さを欠く」などとして当面の間、党役員会出席メンバーに対するTBSの取材や出演要請を拒否すると発表した。問題視したのは、6月26日放送の「NEWS23」で通常国会会期末の法案処理を報じた内容。党は「重要法案の廃案の責任がすべて与党側にあると視聴者が誤解する内容があった。マイナスイメージを巧妙に

    政治家が「偏向」報道といって「出演拒否」は短絡的 ―英国メディアだったら、どうなる? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • マードック勢力は巻き返せるか? -恒常的な贈賄疑惑が暴露された後で | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    米メディア複合大手ニューズ・コーポレーション(ニューズ社)を巡るドラマ(展開場所=英国)が、新たな山場をむかえている。 同社の会長は世界のメディア王といわれるルパート・マードックで、ニューズ社の苦難はマードックの苦難でもある。 まず、ニューズ社の傘下にあった、英国の人気・日曜大衆紙「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」が、昨年7月、電話盗聴事件を巡って、急きょ廃刊となった。この事件自体は2006年ごろ発生し、07年には同紙の記者1人と私立探偵が有罪・実刑判決を受けている。その後、ついこの間まで、ニューズ社側は、「盗聴はたった一人の記者が関与」、「経営陣は知らなかった」と主張してきた。 この主張が、ガーディアン紙の調査報道によって、2009年ごろから崩れてきた。実はもっと大規模に行われていたのだ、と。 これが実によく実感できたのが、電話を盗聴されていた著名人らがニューズ社から和解金を受け取って決着

    マードック勢力は巻き返せるか? -恒常的な贈賄疑惑が暴露された後で | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • ホックニーやマッカートニーが夢中なアプリ&ソフトとは?+坂本龍一 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    普通の人(=自分も含め)がインターネットを使って何かを発見したり、楽しんだり、学んだり、消費行動をしているとしたら、世のアーチストたち(=創造性にあふれ、その創造性を使って、さまざまなことをしている人たち)は、さぞや、さらに面白がってインターネットとか、デジタル機器を使っているんだろうなあ、まったく新しい地平線ができているのだろうなあーーそんなことを、最近、考えていた。 ある英国のアーチストの作品の作り方に衝撃を受けてから、こんなことを考えるようになった。 それと平行して、BBCのラジオ番組(映画の番組)で、映画監督がデジタル機器を使って、これまでにないほどの低予算で短編映画を作った、と聞いた。ロバート・レッドフォードが始めた、米サンダンス映画祭への出品作品の1つだったと思う。 次に、その人が言ったのは、「何せ、お金がない」ので、低予算で短編を作った後、宣伝費とかがまったくない。そこでどう

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    Nean
    Nean 2012/02/15
  • サッチャー元首相の伝記映画公開 ー今も英国に影落とす「遺産」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国で初の女性の首相で、11年にわたる長期政権を維持したマーガレット・サッチャー(在任1979-90年)の伝記映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(原題「The Iron Lady」)が、1月上旬、英国で公開となった。英国でもっとも著名な首相経験者の一人の伝記、しかもサッチャーを演じるのは、2度のアカデミー賞受賞経験がある、米国の名女優メリル・ストリープとあって、公開前から話題が沸騰した。日でも3月16日からTOHOシネマズ日劇などで全国上映される。 これを機会に、月刊「メディア展望」(新聞通信調査会発行)2月号に出した筆者原稿に若干補足したものが以下である。 元首相を知る人々にとって衝撃だったのは、映画がサッチャーを認知症に苦しむ、孤独な老女として描いたことであった。亡夫デニスが登場し、これを現実と錯覚するサッチャーが夫と会話しながらこれまでの人生を回想する設定だ。 数々の政治

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    Nean 2012/02/05
  • 9.11テロから10年 -どんな本を読むべきか? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    9・11米テロから10年。この間に「テロの戦争」(ウオー・オン・テラー)という言葉も生まれた。 英メディアでは少しずつ、この10年を振り返る番組が放映されだした。関連も書店に出るようになった。 この「テロの10年」を振り返るとき、どんなや番組がお勧めだろうか?できれば米国の人(学者でなくても、一般市民でも)の見方が知りたい感じがするが、とりあえずは、私が英国で出くわしたものを紹介してみたい。 まず、「エコノミスト」(最新号)が書評欄で4冊のを紹介している。 Learning the hard way http://www.economist.com/node/21528225 (登録者でないとすぐには読めないかもしれないのでご注意。) ここでお勧めのは4冊で、①ファワズ・ゲルゲスが書いた、「The Rise and Fall of Al-Qaeda」、②ロビン・ライトが書いた、「R

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    Nean 2011/09/03
  • ロンドンの暴動 -1980年代に起きたこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    6日頃から始まったロンドン各地の暴動について、一体、どんな人が「暴徒」になっているのかを考える前に、過去に起きたことを見てみようと思った。というのも、テレビに出てくるコメンテーターなどが「80年代の時と比較してー」とよく言っているのだ。 「80年代の話とは全然関係ない」「今、暴徒になっている人はその後生まれた人たちだから、記憶にないんだよ」という人も多い。それでも、「何でないか」を知ることも必要と思う。 以下、主にウィキペディアの英語版から情報を取った。(もっと知りたい方はBrixton riot, Broadware Farm riotなどのキーワード、そのリンク先などを探ってみてください。) ―有色人種の住民対警察 その前に一般的な話だが、有色人種の英国国民の一部、具体的にはアフリカ系、カリブ系と識別される、肌の色が褐色・黒色の男性たちの一定年齢の人たち(10代から40-50代ぐらい)

    ロンドンの暴動 -1980年代に起きたこと | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • もう一つのアルジャジーラ -英語放送の爆発的伝播力(下)(朝日「Journalism」7月号より) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ―アルジャジーラ英語経由で日にも報道伝わる ムバラク大統領の辞任を求めるデモが最高潮を迎えていた頃、筆者は、英国でラジオやツイッターで情報収集をしながら、テレビの複数のニュース専門局の映像に釘付けとなる毎日を過ごした。 あるニュースが発生し、現地にいる人が眼前の状況をツイッターやブログサイトなどで逐次報告していく手法(ブログに載せる場合は「ライブ・ブログ」と呼ばれる)は、今回の「アラブの春」でもまた、活躍した。 日で発生したある現象にも触れておきたい。私が日語のツイッターを追っていると、特に民衆蜂起の初期の頃に、「日でエジプトの十分なニュースが出てない」「テレビではくだらない芸能ニュースばかり伝えている」という声が多く出た。この時、筆者は改めて、日にはCNNやBBCのような24時間のニュース専門のテレビ局がないことに気づいた。 そんなとき、英語でニュースを追う何人かのツイッター利

    もう一つのアルジャジーラ -英語放送の爆発的伝播力(下)(朝日「Journalism」7月号より) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    Nean 2011/08/09
  • マードックの本を書いた作家、「経営陣全員が盗聴の事実を知っていたと思う」と語る | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    28日、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス(LSE)で開かれたイベントで、ルパート・マードックの伝記『ニュースを所有する男:ルパート・マードックの秘密の世界の中』(2008年初版発行)を書いた作家マイケル・ウルフは、マードック傘下の日曜紙での電話盗聴行為を「経営陣は全員知っていたと思う」と述べた。マードック自身や家族、経営陣などに取材し、いわば「マードック一家の一員」となりながらを書いたウルフ。その発言の数々は、ここ数週間、大きなニュースになっている電話盗聴事件やマードックのビジネスのやり方の核心に迫るものだった。その内容の一部を紹介する。 イベントはLSEに拠地を置く、メディアのシンクタンク「ポリス」の代表チャールズ・ベケットが、米国からやってきたウルフに盗聴事件の感想やマードックはいま何を考えているかなどを聞く形を取った。 ―を書くために、9ヶ月にわたってマードックにイン

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    Nean 2011/07/31
  • 小林恭子の英国メディア・ウオッチ : 選択肢のある人生

    以前に取材をしたことがあるロンドン・シティ大学の関係者から、ある日、メールをもらった。数々のジャーナリズム・コースで名高いシティ大学が、昨年秋から新設した「金融ジャーナリズム」修士号(MA)のコースに、唯ひとり日人の学生がいて、経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)・グループで研修をしているという。 ジャーナリズムを英国の大学で勉強していると聞くだけでも、私にしてみれば「すごい!」と感嘆してしまうのだけれど、英国の高級紙の中でも質の面でトップクラスのFTで、研修するほどの能力があるというのは、輪をかけてすごい。「唯一の日人学生」というのも、相当のがんばり屋さんという思いがする。 私がぼやぼやしている間に月日は過ぎ、今年春、当の学生さんは研修を追え、コース卒業のための最終プロジェクトに取り掛かっているところだった。7月には日に帰国するという瀬口美由貴さん(26歳)とシティ大学近くのタイ

    小林恭子の英国メディア・ウオッチ : 選択肢のある人生
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    Nean 2011/06/26
  • 原発作業者の状況を描く、英チャンネル4の番組動画(1995年放送) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ by polimediauk

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    Nean 2011/06/06
  • 「冬の兵士」とウィキリークスがあらわにする戦争の姿 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロンドンに住む知人から、「冬の兵士」(岩波書店)というを頂いた。知人はの校閲に関わっていた女性である。 副題に「イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実」とある。米国では「反戦イラク帰還兵の会(IVAW)」という組織が2004年、発足したという。 この会が、「イラクからの即時無条件撤退」「退役・現役軍人への医療保障そのほかの給付」「イラク国民への賠償」の3つを掲げて行動を開始し、2008年、「冬の兵士」と題した公聴会を開催したのだという。公聴会では多くの兵士が戦場の実態を語り、その証言をまとめたのがこのだ。 2008年の話、そしてイラクに行った米兵の話ということで、いま英国に住む自分からすれば、このに出会わなければ、公聴会のことやこの会のことを知らないでいただろうと思う。 英国では中東のニュースが非常に多い。イラク、アフガン戦争では、米英兵の死を聞くたびに、私はイラクやアフガン国民

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  • ツイッターの欧州経営陣トップ「ユーザーの身元情報を当局に渡すことも辞さない」 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    このところ、英国で、著名人などが都合の悪いプライバシー情報の報道を防ぐため、裁判所に訴えて「報道差し止め令」を出してもらうケースが、目に付くようになった。 場合によっては、差し止め令が出ていることも報道させないようにする、「差し止め令の差し止め」、つまりは通称「超差し止め令」が出ることがある。すると、この人物に関わるその情報が、まったく外に出ないことになる。 プライバシーに関わるスクープ情報を手にした報道機関にしてみれば、差し止め令・超差し止め令は「言論の自由の妨害」ともなり、何とか法の目をくぐって、報道への道を作ろうと苦心する。こうして、報道機関側と差し止め令を出す裁判所との綱引きが続く。 ごく最近の例は、サッカー選手ライアン・ギグスの不倫騒動だ。モデルのイモジェン・トーマスさんが不倫相手であったという事実には報道差し止めはかかっていなかったが、ギグス選手の名前は伏せるよう差し止め令が出

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  • 英ガーディアン副編集長にウィキリークスとの作業について聞く | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    昨年夏から年末にかけて、ウィキリークスと共同で一連のメガリーク報道を行った、英ガーディアン紙のイアン・カッツ副編集長に、作業の一部始終と編集方針を聞いた。(朝日「Journalism」4月号などで一部紹介。) *** ―どうやってウィキリークスとの共同作業を始めたのか イアン・カッツ:これまでにもいろいろな事件で協力体制をとってきた。2-3年前にはケニア政府の汚職の話を一緒にやった。これは大成功のケースで、ウィキリークスが情報を取得してガーディアンでもすぐに公開した。英極右派政党BNPの党員名簿公開でも協力した。ガーディアンの調査報道記者デービッド・リーがウィキリークスの代表ジュリアン・アサンジとずっと連絡を維持してきた。 今回のメガリークに関しては、ニック・デービス記者が話を持ってきた。メガリークの話を聞いてアサンジに連絡し、捕まえた。このくだりはもうデービスが記事に書いているけれどね。

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  • 英サンデー・テレグラフに「福島50」の原発事故作業員の声 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    うっかりして、元記事のリンクを入れるのを忘れました! Japan tsunami: Fukushima Fifty, the first interview http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/japan/8408863/Japan-tsunami-Fukushima-Fifty-the-first-interview.html 間違いほか、ご指摘くださると幸いです。 **** サンデー・テレグラフで、「福島50」(フクシマ・フィフティー)と名づけられた、福島原発事故の作業に当たる人々(約50人といわれていたことから「フィフティー」と呼ばれた)への取材記事が載っている。顔写真つきで、はっきりと声が出ている。 福島で取材をしたのはアンドリュー・ギリガンとロバート・メンディック記者である。これまで、顔が見えないと言われた作業員たちは、「

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  • グーグル、年末までに有料ニューズサイト実施か? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    しばらく間があいてしまったけれど、伝統メディア(新聞、テレビ、書籍)の将来はいかに?というテーマで取材をしていたら、当にこの業界は動きが激しいものだ。1つ新しい動きが出たなと思って、原稿を書き上げると、地図が塗り変わる動きがまた1つ出てしまう。 「ペイドコンテンツ」の報道(17日付)によれば、グーグルが有料のニュースサービスを年内に実現できる見込みだという。 http://paidcontent.org/article/419-google-reportedly-launching-a-paid-content-system-for-italian-publisher/ イタリア紙「La Repubbilca」が元のネタになるのだけれど、グーグルが名づけるところの「ニューズパス」(Newspass)に参加したいニュース企業を募っているところだという。 このプロジェクトは(グーグル側は「現

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  • WikiLeaksの創始者、一月ぶりに姿を現す | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    内部告発サイトの「WikiLeaks(ウィキリークス)」を作った人物が、一時姿を消していたのだが、やっとまた現れたというニュースが流れている。何故姿を消したり、現れたりがニュースになるのかは、その前段として、(知っている方は多いとは思うが)以下のAFPにも出ている。 http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2734104/5853596 WikiLeaksは4月、バグダッド市内で米軍のアパッチヘリコプターが、ロイターの2人の記者ら数人を銃撃して殺害する様子をとらえた映像を公開していた。ユーチューブでも流れていたので、見た方は多いかもしれない。 AFPの記事(6月8日付け)によれば、この件で、ブラッドレー・マニング(Bradley Manning)特技兵(22)がイラクで逮捕され、現在、クウェートで拘束されている

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  • ツイッターで自分だけの新聞を作る | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    複数のニュースサイトや1つの新聞サイトから自分の読みたい記事だけをピックアップして、これを「私だけの新聞」として自宅に届けてもらうーそんな記事をあちこちで見かけるようになった。 5日付のガーディアン紙で紹介されていたのが、自分のツイッターでのつぶやきをまとめて、自分だけの新聞を作るという新しいプロジェクト。題して「ツイッター・タイムズ」。 http://www.guardian.co.uk/media/pda/2009/nov/05/digital-media-twitter-personalised-newspaper-twittertimes まだ実験段階のようなのだが、ツイッターのアカウントは既にあるので、ためしに作ってもらおうと思った。以下のサイトから作れる。 http://www.twittertim.es/ ガーディアンの記事では30分ぐらいで作れると言うことだが、私が申し込ん

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  • サマンサ・キャメロンさんの魅力とは 「英国ニュースダイジェスト」より | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    野党保守党党首デービッド・キャメロン夫人のサマンサさんに注目が集まっている。今月上旬開催された保守党党大会では、著名小売店の水玉のワンピース姿を披露。名門家庭の出身でリッチなサマンサさんが庶民が買える値段の洋服を選んだことで、国民に親しみやすい印象を与えることに成功した。次の総選挙で保守党政権が成立すれば、サマンサさんは首相夫人となる。一体どんな人物なのだろう?「英国ニュースダイジェスト」(10月29日号)に掲載された原稿に、一部補足したのが以下である。 来年、首相夫人になるかも? ーサマンサ・キャメロンさんの魅力 ―サマンサ・キャメロンさん(38歳)のこれまで 1971年4月18日:サマンサ・グウェンドリン・シェフィールドとしてロンドンで生まれる。ノース・リンカンシャー州の大邸宅で育つ。ウィルトシャー州の名門私立校マルボロ・カレッジで学ぶ。芸術専攻の学生時代、イタリアでの休暇中、デービッ

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  • 英ブロガー、NightJackが実名報道でブログ断念 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ブロガーのプライバシーはどこまで守られるのだろうか?16日、今後の英ブログ界の一つの規範になってしまいそうな判決が出た。 ランカシャー州の警官、リチャード・ホートンさん(45歳)――もう報道されてしまっているのだから、ここは実名でーーは、NightJackという名前で、自分の仕事に関わるエピソードなどをブログに書いてきた。約50万人の固定読者がいたという。今年4月には、優れた政治の著作に送られる「オーウェル・プライズ」という賞を受賞したぐらいで、大変人気があり、かつ内容も優れているというお墨付きがついていたといってよいだろう。 http://en.wikipedia.org/wiki/Orwell_Prize ところが、タイムズ紙の記者がホートンさんの個人名をブログの内容から割り出し、これを紙面で報道しようとした。報道を止めるため、ホートンさんは出版社に報道停止令を出すように依頼したが、裁

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    Nean
    Nean 2009/06/19
    判決よりもタイムズ紙の節度の問題やね。自分の首をしめるようなもんやないのんかな。