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ブックマーク / www.editage.jp (4)

  • エルゼビア、引用文献を操作した疑いのある査読者を調査

    エルゼビアは現在、引用文献を意図的に操作した可能性のある査読者について調査を進めています。同社の各種ジャーナルで査読を行なっている約5万5000人の研究者のうち、500人近くが、査読を担当した論文に自分の論文を常習的に引用させていたことが判明したためです。この事実は、エルゼビアの分析官ジェローン・バース( Jeroen Baas)氏とカトリオーナ・フェネル(Catriona Fennel)氏が、社会科学・人文科学のリポジトリ、SSRN(Social Science Research Network)で2019年9月上旬に発表した、引用傾向に関する論文によって明らかになりました。 この研究によると、査読者の約99%については、担当論文で自分の論文が引用されていた割合は10%以下でした。他方、約1%(500人)の査読者については、自分の論文が引用されているケースがきわめて多いことが明らかになり

    エルゼビア、引用文献を操作した疑いのある査読者を調査
  • 剽窃チェックサービスで論文が盗まれる:ケーススタディ

    事例:ある著者が、ジャーナルに論文を投稿する前に、剽窃チェックサービスを利用することにしました。論文が自分で書いたものであることに間違いはなく、剽窃チェックを受ける必要性も低かったのですが、念には念を入れて受けることにしたのです。彼女は、あるオンラインの剽窃チェックサービスを見つけましたが、費用が高額でした。しかし、オンラインのマーケットプレイスを通した同様のサービスを使えば、費用を半分に抑えることができました、さらに、論文をカスタマーサービス業者に送れば、さらに費用を削減できることが分かりました。なるべく費用を抑えたかった著者は、論文をその業者に送ることにしました。 剽窃チェックの結果は、類似度 38%という予想外に高いものでした。著者は、論文を自分自身の手で書き、ほかのいかなるソースからのコピーにもならないよう注意を払っていたため、この結果は誤りだと確信しました。レポートを細かく見てい

    剽窃チェックサービスで論文が盗まれる:ケーススタディ
  • 学術論文における時制の使い分け

    英語は汎用性の高い言語ですが、時制の使い分けに苦労する人も多いのではないでしょうか。とくに科学論文を執筆するときは、どの時制で書くべきかに頭を悩ませることでしょう。科学論文で使うべき時制は、IMRaD形式の各セクションによって異なり、それぞれのセクションにふさわしい時制があります。主題となっている研究プロセスの側面に応じて、使用すべき時制は、より細かく複雑になっていきます。以下の図は、研究論文を書くときに選択すべき正しい時制を、セクションごとにまとめたものです。この図を参考にして、論文出版というゴールに一歩近付いて頂ければ幸いです! ※こちらの図は PDF版のダウンロードが可能です。プリントするなどして参考資料としてお気軽にご利用ください。 【科学論文における時制の使い分け】 1. イントロダクション 以下の内容は単純現在形で書く: ・研究の背景と目的 ・テーマに関する先行研究 ・普遍的な

    学術論文における時制の使い分け
    Nean
    Nean 2018/05/28
    そのうちひょっとしたら読む。
  • 中国政府が研究不正の取り締まり強化を発表

    2017年5月、中国人著者と研究機関が関与した107の論文の撤回をシュプリンガーが発表し、中国学術界に衝撃を与えました。その翌月にも、シュプリンガーの別のジャーナルであるCell Biochemistry and Biophysics誌が、中国人著者による論文数を撤回しています。撤回された論文著者の多くは、中国の著名な病院や医科大学に所属する研究者だったようです。この問題を受け、中国政府は、研究不正を抑え込むための厳格な方策を打ち出し、その第一歩として、研究不正を一切容認しない方針を掲げました。中国科学技術協会(CAST)の副議長であるシャン・ヨン(Shang Yong)氏は5月25日に開かれた記者会見で、「中国は、蔓延する学術不正に決然と立ち向かい、真剣に対処していく」と語りました。また、「起きてしまった不正を教訓として、科学者、科学機関、科学研究への従来の画一的な評価システムを見直

    中国政府が研究不正の取り締まり強化を発表
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