欧州南天天文台が公開した球状星団「NGC 3201」の想像図(2018年1月15日公開)。(c)AFP PHOTO / EUROPEAN SOUTHERN OBSERVATORY / L. Calçada 【1月19日 AFP】欧州南天天文台(ESO)は15日、球状星団「NGC 3201」の中で極めて特異な動きをする恒星の想像図を公開した。恒星はチリにあるESOの超大型望遠鏡VLT(Very Large Telescope)に搭載されたパノラマ式インテグラルフィールド分光器MUSE(Multi Unit Spectroscopic Explorer)で発見した。 恒星は、太陽の約4倍の質量を持つ目に見えないブラックホールを周回しているとみられる。球状星団の中でこのような動かない恒星程度の大きさのブラックホールが発見されたのは初めて。 今回の発見は、球状星団の形成やブラックホール、重力波発生
木星に、大赤斑のライバルのような巨大な構造が見つかった。第二の大斑点は極域にあり、周囲より200度ほど温度が低い。 【2017年4月18日 ヨーロッパ南天天文台/University of Leicester】 木星の大赤斑は数百年もの間消えることなく存在し続けている、地球が数個入るほどの巨大な嵐だ。時速600km以上の風が吹き荒れており、上空は摂氏1300度にまで加熱されている。 その大赤斑と大きさを争うほどの巨大な暗い構造が、木星の極域の上層大気中に見つかった。東西2万4000km(地球の直径の2倍弱)、南北1万2000kmの広がりを持ち、周囲よりも約200度ほど温度が低く、「大冷斑(Great Cold Spot)」と愛称がつけられている。 木星のオーロラと大冷斑(光って見えるオーロラの左下に位置する暗い部分)。一番上は2012年10月17日、残り3つは同12月31日に撮影(提供:E
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