現役を退いた後、死ぬまでに是非理解したいと思ったのが、無生物から生物が誕生する過程だ。しかし、論文を漁って考え始めた時、生命誕生までの過程について自分が納得できる説明に到達できるか半信半疑だった。というより、ほとんど諦めていた。しかし、少しずつ読んだ文献の数が増え、三年経ってみると、自分で納得できる、しかも実験可能で具体的な生命誕生のシナリオを描くことはそう難しいことでないと思うようになってきた この私自身の理解が進化してきた過程を、顧問を勤めているJT生命誌研究館のホームページに「進化研究を覗く」として書き綴っている。特に2015年10月15日の「ゲノムの発生学I」を書いて以降は生命誕生過程に焦点を当て、それに関わる研究論文や自分の考えを紹介しているので、生命誕生に興味のある方は是非読んでほしい。 また「生命誕生を説明するのは難しくない」という確信が芽生えてきたので、出張講義を頼まれてい
水滴の中に映る世界地図。フランス南部マルセイユ(Marseille)で撮影(2013年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/GERARD JULIEN 【5月16日 AFP】15億年以上前の水の中から、生命の維持に必要な化学物質を発見したと、英国とカナダの合同研究チームが15日、英科学誌ネイチャー(Nature)で発表した。現在は同じ水の中に、太古から生き続ける微生物の痕跡がないか研究を行っているという。 この水は、カナダ・オンタリオ(Ontario)州の地下2.4キロメートルにある鉱坑に開けた穴から採取されたもので、数十億年もの間、地中の岩の隙間に閉じ込められていたと考えられている。 研究チームは声明で「この水は地球で最も古いものの一つで、中には生命体が存在する可能性もある」と述べている。 ■火星に生命維持が可能な水が存在する可能性も さらには、この水が閉じ込められていた岩と火星の岩
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