少し古い話ですが、社団法人日本音楽著作権協会を含む著作権管理団体らは、著作権の保護期間を延長するようにとの要請を文化庁に対して行ったのだそうです。 私は、著作権の保護期間を延長することには反対ですが、各利益団体が自分たちの利益になるような法改正を政府に要求すること自体は否定しません。様々な利益団体から寄せられる要求を調整することによって「最大多数の最大幸福」を目指す政策が実現していくというのが、民主主義社会の基本だからです。 ただし、このような調整を行う部門は、対立する利害関係者たちとの間で中立性を保つことが必要です。利害調整部門が一部の利害関係者に偏ったポジションを取っていると、その利害関係者に有利に政策が歪められ、「最大多数の最大幸福」を実現することができなくなってしまう虞があるからです。実際にはその利害関係者に特に有利な政策を採用しなかったとしても、その利害関係者に有利となるような歪
テレビ番組で使ったすべての楽曲を正確に報告してほしい――。日本音楽著作権協会(JASRAC)と日本レコード協会,実演家著作隣接権センター(CPRA)の3団体は,民放事業者に対して順次,テレビ番組で使ったすべての楽曲をJASRACなどの権利者団体に伝えるように働きかける方針だ。具体的には,番組で流れた楽曲を「フィンガープリント技術」を利用してすべて特定できるようにする仕組みの整備を提案する予定だ。 放送事業者は,音楽CDなど「商業用レコード」を使用して制作した番組を放送する場合,楽曲の著作権使用料を権利者に支払う必要がある。NHKと日本民間放送連盟は,JASRACと楽曲使用の包括契約を結び,JASRACに一括して年間使用料を支払っている。ところが,その使用料は必ずしも正確に権利者へ分配されていないのが現状だ。JASRACによると,NHKは「全曲報告」を実現しつつあるが,民放事業者の取り組みが
日本音楽著作権協会(JASRAC)が6月1日、ポッドキャスティングなどの「音声番組」、再生期限付でダウンロード配信される「有期限ダウンロード」といった新しい形態のダウンロードサービスに対応する、著作権使用料についての新料率を発表。同日から利用許諾を開始した。 音楽の利用事業者側を代表するネットワーク音楽著作権連絡協議会(NMRC)との合意が成り、JASRACの現行使用料規程第11節「インタラクティブ配信」の範囲内で暫定運用するもので、従来、音楽を1曲当たりいくらと有料ダウンロード配信する場合は1曲の価格の7.7%か7.7円のいずれか多い方の額となり、無料ダウンロード配信の場合は広告料収入のある場合が1曲1ダウンロード当たり6.6円、広告料収入もない場合が同5.5円となっていた(JASRACと包括的利用許諾契約を結んでいる場合。また、着信音専用データの場合や、最低使用料の規程など、その他の例
日本音楽著作権協会(JASRAC)は、ポッドキャスティングなどダウンロード型の音楽番組で楽曲を利用する際の著作権料率を決め、6月1日から運用を始めた。1番組・1ダウンロードあたりで課金する新体系で、複数楽曲を使った音楽番組を作りやすくした。 従来、JASRACが管理する音楽を含んだコンテンツをダウンロード配信する場合は、音楽配信と同様、1曲・1ダウンロードあたり5.5円~7.7円程度の利用料が必要。1番組内で複数の楽曲を使用するとコストが跳ね上がるため、事業者の多くはJASRAC管理楽曲を含むポッドキャスト番組の配信を避けてきた。 JASRACは今回新たに、「1番組あたり」で料率を設定。複数楽曲を使った番組を、従来よりも安価な料率で作れるようにした。例えば、再生期限がなく、広告や利用料収入がない場合は「5.5円、または2.7円×曲数のいずれか多い額」にダウンロード数を乗じた額が著作権料とな
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