米国の国防高等研究計画局(DARPA)のブラッド・タウズリー戦術技術室長(55)に今後のロボット活用について聞いた。【ロサンゼルス長野宏美】 −−ロボティクス・チャレンジ大会の目的は。 ◆人型のようなロボットの技術革新を刺激することだ。災害時に人を送りたくない環境で、人間の道具を使うロボットだ。 −−どのようなロボットの能力を促進したいか。 ◆DARPAの観点から考えているのは後方支援にロボットを使えるかどうか。米軍は補給所など多くの軍事施設を持っているが、できる限り自動化したい。兵士の代わりに車を運転したり、メンテナンスもしてほしい。一晩中起きて車の修理をする代わりに眠る必要があるからだ。軍の活動の99%は戦闘以外。活用できるところはたくさんある。