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zooとinsectに関するNeanのブックマーク (2)

  • 女王亡き後の群れのゆくえ

    2021年5月下旬、現在展示している群れのハキリアリの女王が死亡しました。昆虫園におけるハキリアリの飼育は20年近く続いていますが、過去飼育していた群れの女王はおおむね5年以内で死亡しています。この群れは2014年に来園したので(お知らせ)、女王は少なくとも6年半以上は生きたことになります。昆虫園としてはもっとも長く生きた女王(※末尾「関連記事」参照)ですが、まだ群れに勢いがあり女王も若かったころを知るものとしては、やはり死亡してしまうのはさびしいものです。 女王がいなくなり、群れもいっしょに消滅してしまったのかというとまったくそんなことはなく、多数の働きアリたちが、現在も展示ケースの中で菌園とともに生き続けています。新たな若い群れもバックヤードで待機していますが、もうしばらくはこの群れの展示を継続していく予定です。 さて、なぜ群れがまだ続いているのかと疑問に感じる方もいるかもしれませんが

    女王亡き後の群れのゆくえ
  • グローワームの近況──今年もたくさんの幼虫が孵化しました

    現在、多摩動物公園の昆虫園は公開中ですが、その中で1か所だけ展示を休止しているのが、昆虫園館の「グローワームの洞窟」です。 グローワームとは、オーストラリアとニュージーランドの鍾乳洞や洞窟に生息するヒカリキノコバエの幼虫です。えさとなる昆虫を自分の巣におびき寄せるために、尾端を青く発光させます。その青い光を来園者の方に見ていただくため、展示室内は暗く、閉鎖された空間になっています。観覧する際に「密」が避けにくいため展示を休止しているのですが、裏側では500匹以上の幼虫を飼育しています。 今年(2020年)の4月から9月末までに96匹(オス44匹、メス52匹)が成虫となり、繁殖のために雌雄をいっしょにして交尾させた結果、約350匹の幼虫が孵化しました。メスの成虫の寿命が3日程度と短く、オスとメスの羽化のタイミングを合わせるのが難しいことを考えると、今年の繁殖は順調に進んだと言えるでしょう。

    グローワームの近況──今年もたくさんの幼虫が孵化しました
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