【10月13日 AFP】シリアは12日、1600年前の古代ローマ時代に作られたモザイク画を公開した。トロイ戦争(Trojan War)の戦士の姿も描かれており、極めて珍しいという。 モザイクが見つかったのは、2018年に政府が反体制派から奪還した中西部ホムス(Homs)県ラスタン(Rastan)。同地では考古学的発見が相次いでいる。 発掘の責任者で文化財当局の考古学部門トップ、ハマム・サード(Hammam Saad)氏によると、モザイクには剣と盾を持った戦士が描かれており、トロイ戦争に参加した古代ギリシャの英雄たちの名前もあった。 「この種のものとして最古ではないが、最も完全かつ希少なものだ」「(シリアに)同じようなモザイクはほかにない」とサード氏は話した。 これまでに建物の下から発掘されたのは縦約6メートル、幅約20メートルのモザイク画。これ以外にも埋もれているとみられている。 シリアに
演題:風雅と酔い泣きの歌人・大伴旅人 ~「長屋王の変」から読み解く旅人の歌~ 新元号「令和」の出典である詩の作者、大伴旅人。古代名門貴族の長として大納言まで昇進した彼は、『万葉集』屈指の歌人でした。亡き妻への挽歌、望郷歌、讃酒歌、梅花の歌などユニークな作品の底には深い憂愁と苦悩が秘められています。その背景には、時代を画する大事件がありました。 講師:「奈良歴史漫歩」の筆者 日時:8月12日(金)午前10時~12時 場所:奈良市中部公民館4階 第3・4講座室(奈良市上三条町23-4) 参加費:300円(資料代含む) 主催:NPO法人 奈良まほろばソムリエの会 申込:予約制です。予約はこちらから 参考 奈良歴史漫歩No101 「風雅と酔い泣きの歌人・大伴旅人」
大河ドラマに登場する織田信長や伊達政宗といった戦国大名は「英雄」として描かれているが、実際はどんな人物だったのか。東京大学史料編纂所の本郷和人教授は「歴史学者の視点では、英雄でも何でもない。彼らは必要以上に人を殺しすぎている」という。歴史を語る音声番組を続けている深井龍之介さん、音声メディア代表の野村高文さんと7つの学問分野におけるトップランナーたちとの対話をまとめた『視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話』(イースト・プレス)から本郷教授との鼎談をお届けしよう――。 歴史研究者と歴史好きの決定的な違い 【野村高文(Podcast Studio Chronicle代表)】今回のテーマは「歴史学」です。「COTEN RADIO」で歴史を語る深井さんが歴史学者と話すと、どういう対話が生まれるのか楽しみです。ゲストは、東京大学史料編纂所教授の本郷和人さんです。 【本郷和人(東京大学史料編纂
","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!-- Ad BGN -->\n<!-- dfptag PC誘導枠5行 ★ここから -->\n<div class=\"p_infeed_list_wrapper\" id=\"p_infeed_list1\">\n <div class=\"p_infeed_list\">\n <div class=\"
イラク中部ナジャフで行われた集団埋葬地の調査の様子(2022年5月18日撮影)。(c)Qassem al-KAABI / AFP 【7月4日 AFP】イラク中部ナジャフ(Najaf)で、ショベルカーが大きな音を立てて土を掘り起こす。新たな集団埋葬地の調査が開始された。法医学の専門家が、土の中から出て来た人骨を調べるという陰惨な任務に取り掛かる。 頭蓋骨や脛骨(けいこつ)が遺体袋に入れられる。骨は全てDNA鑑定に回され、行方不明者の親族が提供した血液サンプルと照合される。 40年以上にわたり戦争や騒乱が続いたイラクには、こうした集団埋葬地が多数存在する。 独裁者サダム・フセイン(Saddam Hussein)大統領(当時)は1980~88年にイラン・イラク戦争を行った。91年にはクウェートに侵攻し湾岸戦争(Gulf War)を引き起こし、2003年には米主導の有志連合がイラクに侵攻した。激し
【7月4日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)の秦始皇帝陵百戯俑(雑技俑)坑で出土した「仰臥俑(ぎょうがよう)」を制作したのは若い職人だったことが、専門家の調査で判明した。仰臥俑の塗装面には多くの指紋が残されており、指紋の専門家が比較照合を行った。 秦始皇帝陵博物院の周萍(Zhou Ping)副院長によると、仰臥俑の修復作業では腹部の彩色部分から3本の手の指の指紋が確認されていた。専門鑑定機関の専門家がこれらの指紋のデータを採取し分析した結果、若者の指紋の特徴と高い類似性が認められたという。 百戯俑坑から発見された陶俑の衣服部分には多くの彩色が施されていた。研究者は大量の文様データの収集と彩色顔料の分析を行い、百戯俑文様のデータベースを構築するとともに、文献資料と照らし合わせて百戯俑の衣装を復元させた。周氏によると、秦始皇帝陵博物院は今後、百戯俑を実物
九州か、近畿か? 邪馬台国の所在地をめぐる論争はどの説も決め手を欠き、 いつ終わるとも知れない。そのなかで、中国使節団の邪馬台国への行程が記さ れた『魏志倭人伝』の重要性は、やはり見過ごせない。 これまで歴史学的なアプローチしかされてこなかったこの史料を、船舶設計の プロとしてさまざまな歴史の謎を科学で読み解いた『日本史サイエンス〈弐〉』の著者・播田安弘氏はどう読み解くのか? そこから見えてきた邪馬台国への最も合理的なルートとは? 世界最初の日本についての記録 邪馬台国がどこにあったかという議論で必ず俎上にのぼる史料が『魏志倭人伝』です。それは日本にまだ文字がなかった3世紀末ごろに、日本について世界で初めて記された書物で、魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備が覇を競った三国時代の中国についての史書『三国志』のうちの『魏書』の一部です。書いたのは三国を統一した晋の文官の、陳寿という人です。 『魏志倭
長岡市川袋(橋本照嵩氏提供)【時事通信社】 瞽女(ごぜ)さんを知っていますか? 旅をしながら家々の門口で三味線を弾き、唄う盲目の女性旅芸人のことです。今から50年ほど前、越後の街道や山を瞽女さんと一緒に旅をしてその姿を写真に残した人がいます。 写真家の橋本照嵩さんです。写真から伝わってくるのは、どんな境遇にもくさらず、たくましく生きた瞽女の日常であり、彼女らを温かく受け入れる村人の姿です。橋本さんに瞽女さんとの旅について聞きました。(ライター、編集者 金丸裕子) 戦後姿を消した瞽女さん 「世話になった人を訪ねて村から村を旅し、すずめのさえずりで目を覚ます。村の風を感じ、瞽女宿の匂いの中、三味唄でさわぐのがいいんだがのう」 家々の門口に立って芸を行い、その報酬として金品を受け取る、いわゆる「門付け」をしながら旅をしたある瞽女は、橋本さんにそう語ったそうです。橋本さんは瞽女たちと一緒に旅をする
先日、角川新書から拙著『戦国武将、虚像と実像』を発表させていただきました。 試し読み で読めます「はじめに」から分かりますように、日本における排外主義的・歴史修正主義的な言説の広がりに対して私は前々から憂慮しておりました。歴史学界の権威主義、実証主義マウンティングによって歴史修正主義を叩く、という手法が通用しないことは現実が証明しています。 歴史修正主義的な言説は、歴史的事実の捏造・歪曲や史料的根拠のない奇説・珍説に支えられています。これは、提唱者が独自に想像を巡らせ妄想を書き連ねているように見えますが、実は、その内容は江戸時代の講談・軍記物に影響を受けていたり、徳富蘇峰や司馬遼太郎の焼き直しだったりします。「根拠は弱いかもしれないが、斬新で独創的で面白い」と一般読者が思う「新説」「逆説」は、実証性どころかオリジナリティすら欠いていることが少なくありません。 本書の狙いは、史実ではない「虚
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く