OggConvert はGUIベースのシンプルなビデオトランスコーダであり、その出力形式はTheoraおよびDiracというフリー系フォーマットのみに対応している。フォーマット変換の操作は極限にまで簡単化されているが、登場して間のないDiracコーデックを手軽に試してみることができる点にも注目すべきだろう。特に操作性に関しては、この種のソフトにつきものの複雑な設定をいくつも調整する必要はなく、対象となるファイルをドラッグ&ドロップして処理の完了を待つだけである。 OggConvertはソースコードおよび、Debian、Fedora、SUSE、Ubuntu用のバイナリパッケージとしてダウンロードすることができ、最新リリースのバージョンは0.3である。OggConvertはPythonで記述されているが、メディアの変換処理にはGStreamerを使用している。 Diracフォーマットへの変換を
maia曰く、"internetnews.comの記事(英文)によると、BBCが新たなビデオコーデックのプロトタイプ「Dirac」を開発し、5月11日にC++で書かれたFirst alphaをSourceForgeで公開した(ライセンスはGPL等)。最新のコーデックらしく、Diracはウェーブレット技術を基本としており、QCIF (180x144)からHDTV (1920x1080)までカバーし、MPEG-2の半分のビットレートで済むという。現在、Diracは研究開発の最初の段階であるが、最終的には既存のメジャーなコーデックに匹敵するものとなる事を目指しているようだ。果たして、さざ波に乗ったDiracは、ビデオコーデックの大海を渡る事ができるだろうか。 なお「Dirac」は英国の理論物理学者、Paul Adrien Maurice Dirac (1902-1984)の名から取っている。(参
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