給油所(ガソリンスタンド)が減っている。中でも、電車などの公共交通が発達している東京都は、全国的にも減少が目立つ。経済産業省の調査によると、都内の給油所数は2023年3月末時点で912カ所と、20年前の2114カ所の半数以下まで減少した。
給油所(ガソリンスタンド)が減っている。中でも、電車などの公共交通が発達している東京都は、全国的にも減少が目立つ。経済産業省の調査によると、都内の給油所数は2023年3月末時点で912カ所と、20年前の2114カ所の半数以下まで減少した。
スバルは、軽自動車生産から撤退して以後、自社製車両のすべてに水平対向エンジンを搭載してきました。水平対向4気筒は、スバルの技術的個性の象徴であり、すでに欠くべからざる存在となっています。 ただ、2012年以前は軽自動車用に直列4気筒を生産していましたし、初代ジャスティやドミンゴのように、自製直列4気筒搭載の登録車も無いわけではありません。ただ、偶然にもスバルを象徴するモデルの殆どが、水平対向エンジン搭載車だったために、登録車専業化と同時に、いつしかそれが「必然」にすげ変わってしまったに過ぎません。 つまり、「水平対向にあらずんば、スバルにあらず。」と言うのは、たった10年の伝統に過ぎません。2021年には、スバルはトヨタと共同開発中のBEVの発売を開始する計画です。そう、「水平対向専業」となるのは、スバルの歴史上たった9年間のみ。それは、「924」発売まで26年間に渡って水平対向専業だった
2021年4月19日、中国・上海で開催されたモーターショー「Auto Shanghai 2021」のメディア内覧日に、展示ブースに置かれた自動車「テスラモデル3」の横を通る人々。 テスラ新型は序の口にすぎない 最近、僕はテスラの新型車「モデル3」を試乗しました。モデル3、特に上海工場で製造されたモデル3はボディの剛性が高く、動力性能の高さ、高速走行での安定性、操縦性のよさなど、商品として完全に「ものになっている車」です。 充電1回あたりの航続距離は、エントリーグレードの「スタンダードレンジ」でも448km(WLTP)あり、その販売価格は434万円(6月4日時点)。今は「令和2年度第3次補正予算」で補助金が増額され、モデル3であれば80万円の補助金がつくので、実売価格は354万円と、一般の人にも手が届く範囲となっています。 テスラ独自の運転支援機能はすばらしく、日本では高速道路でしか使えませ
配車サービスとしてのUber Japanは、なぜ日本市場で立ち上げに失敗したのでしょうか? 2014年3月にアプリによる配車サービスをスタートしたUberですが、あれから7年。今や東京でUberといえば、フードデリバリーのUber Eatsを指すようになっているのではないでしょうか。 日本でのUber失敗の原因は、いろいろな説明があり得ますが、この問いに対する答えには、今の日本のスタートアップ・エコシステムにおける重要なテーマが潜んでいるのではないかと思います。 「日本では」法律を破ってはいけない 長く日本に住むアメリカ人連続起業家の友人、Tim Romero氏がホストするポッドキャスト「Disrupting Japan」で、かつてこのテーマを扱ったことがあります。日本社会のあり方やUber海外展開失敗の事例国の1つの説明として、ポッドキャストの内容をTim本人が書き起こした記事は、英語圏
2018年6月26日、東京都内で開催されたコネクテッドカーを紹介するイベントで、オールニューデザインのフラッグシップセダン「トヨタ クラウン」を発表する豊田章男社長。 新車が年24万台も売れていた一大ブランド トヨタの高級車ブランド“クラウン(王冠)”が、ついに消滅するという(東京中日新聞2020年11月11日付)。1955(昭和30)年の販売開始以来65年、15代にわたってトヨタおよび日本の代表的なセダンとして親しまれてきた。CMのコピー「いつかはクラウン」に象徴されるように、庶民が所得増とともに買い替え・グレードアップしてゆく車の“頂点”であり、バブル期の1990年度には新車23万9858台を売り上げた一大ブランドである。 しかし、その後は徐々に販売台数を減らし、2001年度には7万8656台に。現行のクラウンが発売された2018年度に5万8548台を数えたのが近年のピークだった。コロ
90年代以降の日本製スポーツカーが世界中で高い人気となっている。北米ではとくに、15年/25年ルールで解禁される「JDM」というカテゴリーに入る日本車の人気がうなぎ上りだ。 25年ルールで解禁となる2024年まで、3年以上もあるのにスカイラインR34はGT-Rを筆頭に、異常な高値で取引されている。 90年代以降の日本製スポーツカーが世界中で高い人気となっている。 加藤博人 日本で購入してアメリカで輸入解禁となるまで、どこか安全な場所にて大切に保管されているクルマも少なくない。 一方、人気が災いして、日本でJDM車が盗難される事件も後を絶たない。 昨今、この数か月間で価格が暴騰、爆騰している日本車がある。「ホンダ・シビックMUGEN RR」。平成19年に300台だけ発売された限定車である。 300台がわずか10分で完売した伝説のクルマでもある。 MUGEN RRはホンダのモータースポー
輸入品に掛けられる関税。自動車に対しても世界の多くの国で関税を課していますが、日本はなんと40年以上も「関税ゼロ%」。なぜ、自動車大国の日本は「ゼロ%」を実現させたのでしょうか。 日本は1978年から輸入車への関税はゼロ 日本は、世界屈指の自動車生産国で世界の多くの国々へ完成車や自動車部品を輸出しています。クルマの輸出入には関税というものが掛かり、『自国の産業を保護育成するために、輸入される海外製品に対する税』のことです。 関税は、自動車のような工業製品から、牛肉、果物など食料品まで様々な物品に課せられており、2019年1月現在、自動車(乗用車)の輸入関税はアメリカでは2.5%、EU諸国では10%、中国では15%(2018年6月末までは25%)です。 一方で、日本では1978年から『自動車輸入関税』はゼロになっています。自動車を生産する国で関税ゼロが40年以上も続いている非常に稀な状況です
トヨタ自動車が今年から始めた定額制(サブスクリプション)サービス「KINTO(キント)」が苦戦している。4800超の全国販売店とウェブサイトで展開しているが、1日平均での申し込みは6件足らず。トヨタは年明け以降のテコ入れ策を16日に公表したが、課題はなお多い。 KINTOは、車両代のほか任意保険や自動車税などを含む毎月定額の料金(税込み)を払えば新車に3年間乗れるサービスで、現在は15車種から1車種を選べる。最も安い小型SUV(スポーツ用多目的車)ライズで月3万9820円から、最も高い高級車クラウンは9万5700円から。今年3月から東京都の販売店で実験的に始め、7月から全国に広げている。 KINTOの申込件数をこの日、初めて公表した。3~11月の累計件数は951件。7月以降は868件だった。1日平均だと約5・7件。会見した運営会社の小寺信也社長は「手応えを感じている」としつつ、「いまの状況
バスタイプの第1号モデル(東京) 特徴的なテーマソングを流しながら繁華街を爆走し、もはや日常風景の一部となっているのが、求人情報サイト「バニラ」の広告宣伝車、通称 “バニラカー” だ。冒頭の画像は、東京を走る、ピンクのバスタイプだ 軽トラから大型バスまで、その種類は豊富だが、じつは “バニラカー” はすべて、ひとりの職人の手で生まれている。 「中古トラックや路線バスを買い上げてから、“バニラカー” に仕上げるまで、約2カ月かかります」 匿名を条件に、その秘技を教えてくれたのは、“バニラカー職人” のX氏。 「制作だけでなく、メンテナンスも請け負っています。特殊な加工を施しておりますので、修理工場へ依頼するよりも、私が修理するほうが早いんです。 朝、車庫に出勤すると、塀越しに車両を撮影する人を見かけます。路線バスマニアの方々が、2次利用されるバスを見て、楽しんでいるようです。ラッピングする際
トヨタが抱える重大な「欠落」 1兆円を超える研究開発投資を続け、人材も資金も圧倒的に豊富なトヨタ自動車が、自動運転の商品化で出遅れているのはなぜか。ここには今後の日本の自動車産業の競争優位を揺るがしかねない大きな問題が隠されている。 実は今のトヨタには、最新のある技術が欠落しているのだ。それは、「バーチャル・シミュレーション」を使った開発手法だ。 それを説明する前にクルマの開発の流れを大まかに説明しよう。クルマは商品企画で、どのような製品にしたいか、たとえば「スポーティーな若者向けにする」といったようなコンセプトが定まり、「高速走行時に搭乗者にかかる重力をいくらまでに抑えるか」などの細かい仕様が定まっていく。 その仕様を作るために、開発の上流段階で、実物のクルマやエンジンなどを試作して実験を繰り返し、燃費や安全関連のデータを取り出していく。仕様書は別名「要求書」とも呼ばれる。試作と実験を繰
新緑の季節に“スポーツカー”は定番だが・・・5月に入って過ごしやすくなると、ドライブに出かけたい気分になる。そこでドライバーが運転を楽しめる「スポーツカー」を連想するのは、今も昔も定番だろう。 スポーツカーだからといって、サーキットでタイムを競うことだけが楽しさではない。スポーツカーは移動の手段というより運転すること“そのもの”の楽しさを目的に開発されているから、車両がドライバーの操作に忠実に反応する。 自分の手足のように動くので「楽しく」「面白い」。トラックにも運転の楽しさはあるが、スポーツカーではそれが分かりやすい。 ◆ 初代ロードスター、マツダコスモスポーツ、日産 スカイライン 2000 GT-Rなど!画像ギャラリー [77枚] だが最近は、こういったスポーツカーの楽しさを求めるユーザーが減ったといわれる。自動車メーカーの商品企画担当者も「若い人達のクルマ離れもあり、今はスポーツカー
日本自動車工業会が8日発表した2015年度の乗用車市場動向調査によると、車を保有していない10~20代の社会人のうち購入の意向がない層が59%に上った。理由は「買わなくても生活できる」のほか、「駐車場代などお金がかかる」「お金はクルマ以外に使いたい」と経済的な回答が多かった。 調査は2年ごとで、今回は昨年8~9月に全国の運転免許保有者らを対象に訪問面接やウェブサイトなどで実施した。車を保有していない10~20代のうち「クルマに関心がない」は69%に達した。これから増やしていきたいものとしては「貯蓄」が50%を占めて最多となり、若年層の堅実志向が改めて浮き彫りになった。 一方、全世代を対象に直近に購入した2台の種類を調べたところ軽自動車が35%を占め、前回調査から2ポイント増えた。大衆車や小型車は前回と変わらなかったが、大・中型車は1ポイント減の2%と減少傾向が続いている。 メーカー各
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