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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/siikaryouzannpaku (3)

  • 自由詩評 mRNAの修辞学、SARS-CoV-2のグラマトロジー 斎藤 秀雄 - 「詩客」自由詩時評

    逆転写酵素が発見された1970年以降、いわゆるセントラルドグマの書き換えを迫るような発見が相次いだ。DNAとRNAを主従関係でとらえる認識ーーすべての設計図を備えた神=王であるDNAに対し、あくまでも補佐的で従属的なRNA、という認識ーーの変更が迫られたのである。これと同様に、21世紀前半には、細胞とウイルスの主従関係ーーウイルスは、主たる宿主細胞がなければ増殖できないのだから、あくまでも「外からやってくる異物」であって、従属的である、という認識ーーもまた、変更を迫られ、逆転させられる、そうした発見が相次ぐことだろう。 地球上の海水1リットルには平均30億個のウイルスが存在する(地球上の海水には4×10の30乗個。1個のウイルスを10兆分の2ミリグラムと仮定すると総量2億トン)(山内一也[2018: 134])。むろん地球上の全生物(細菌など、細胞をもつものすべて)の個体数を桁違いに上回る

    自由詩評 mRNAの修辞学、SARS-CoV-2のグラマトロジー 斎藤 秀雄 - 「詩客」自由詩時評
    hidex7777
    hidex7777 2021/02/27
    書きました。COVID-19状況下の文藝に対する……開始コドンのような……シグナルペプチドのような……何か、です。広く読まれて欲しいです。よろしくお願いいたします。
  • 自由詩評 n個の性、そして恋の症候 斎藤 秀雄 - 「詩客」自由詩時評

    『現代詩手帖』のふたつのアンソロジー特集を読んだ。8月号が「現代詩アンソロジー2000-2009」、同じく9月号は「現代詩アンソロジー2010-2019」であった。所収作品は、アンソロジーの常として偏りがあるのかもしれないし、不足もあるのかもしれないが、おおむね楽しく読むことができた。のではあるが、同時に掲載されている、選者4名――瀬尾育生・野村喜和夫・小池昌代・蜂飼耳――によるふたつの「討議」、すなわち「二〇〇〇年代、詩に何が起こったのか」(8月号)、「10年代から現在へ――いま、詩は」(9月号)を読むあいだ、幾度となく、あの馴れ親しんだ「嫌な気分」に襲われることにもなった。ひとことでいうなら「何度これが繰り返されるのか」という脱力感・徒労感、すべてのひとびとが記憶喪失に陥っているのではないかという感覚、である――こういった体験には俳壇であれ歌壇であれTwitterのタイムラインであれ、

    自由詩評 n個の性、そして恋の症候 斎藤 秀雄 - 「詩客」自由詩時評
    hidex7777
    hidex7777 2020/11/30
    性と詩と恋について書きました。読んでくだされ。
  • 自由詩評 矛盾は越境するか 堀田 季何 - 「詩客」自由詩時評

    ウェブサイト「詩客」は詩歌梁山泊が運営しているが、詩歌梁山泊といえば、毎年恒例の詩歌トライアスロンである。すでに5回目の公開選考会が今年2019年3月21日に開かれている。過去5回の受賞者は、中家菜津子、横山黒鍵、亜久津歩、戸田響子、山川創。全員が自由詩や短歌において活躍中である。 詩歌トライアスロンを構想した人物であり、詩歌梁山泊・代表である森川雅美は「現在、複数の詩型の表現を試みる書き手も少なくありませんが、多くは1つの詩型に限っての表現をしています。しかし、これからの詩歌の可能性を考えるには、複数の詩型を考えることもひとつの道でしょう」と述べているが、「複数の詩型を考える」ために設けられた詩歌トライアスロンの特徴は、日にある複数の詩型から名前通り3つ(自由詩・短歌・俳句)を選び、応募者に次の2つのうちいずれかの形式で応募する事を第1回目からの規定としている。1つは、1人による3つ

    自由詩評 矛盾は越境するか 堀田 季何 - 「詩客」自由詩時評
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