車載製品のソフトウェアの安全性と信頼性を支援するために作られた団体「MISRA(Motor Industry Software Reliability Association)」。同団体は、C言語のためのソフトウェア設計標準規格「MISRA C」を開発したことでも知られている。なぜ組込み機器の開発にMISRA Cを活用するのがよいのか。C言語とはどう違うのか。MISRA C 研究会に所属するビースラッシュの宇野結氏が解説した。 MISRAは、車載製品のソフトウェアの安全性と信頼性を支援するために作られた団体だ。1998年に、C言語のためのソフトウェア設計標準規格「MISRA C」を開発したことでも知られている。MISRA Cはその後も改訂が重ねられ、現時点でMISRA C:2012が最新版となる。 宇野氏が所属するMISRA-C研究会は、「MISRA Cを正しく理解し、実用的な形でまとめ、