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ブックマーク / decinormal.com (8)

  • 「生きてるだけですばらしい」が弱者を殺す

    「生きてるだけですばらしい」の氾濫 ときどきネット上で熱く支持され、多くシェアされるのが、子どもや障害者についての「いい話」だ。たいていの反応はポジティブさにあふれている。「感動した」「泣いた」「勇気をもらった」「周囲の人からの愛に気づいた」などなど。ときには、話の中で虐待されたり死んだりしてしまった子ども、あるいは心身障害児・障害者のことに関して「天使」や「天才」とまで称揚するコメントがつくこともある。 そう、確かに、コメントをした彼ら第三者にとっては、話の中の子どもや障害者は「天使」や「天才」といった、とてもよいものに見えたのだろう。「生きてるだけですばらしい」と感じたのだろう。その感じ方自体は否定しないし、他人である私には否定する権利もない。 ただ、たまにだけれど、この弱者についての「すばらしい」という感覚を、目についた弱者やその周囲の人にまで共有させようとする人がいる。さらに悪い場

    「生きてるだけですばらしい」が弱者を殺す
    kamezo
    kamezo 2017/06/15
    2015年9月。〈生きてる「だけで」すばらしい、という言葉は、「すばらしくない人生」の存在を否定する 〉
  • 支援を受けられぬまま死んでいったある発達障害者についての述懐

    私は、発達障害とおぼしき大事な人をひとり、孤立無援なまま亡くしている。その人のことを突然思い出したので、思い出すままに書き留めておく。今回はなんの落としどころも役立つ情報もないが、興味のある方は少しだけおつきあいいただきたい。 ※後半に人の死をリアルに描いた描写があります。苦手な方はお気をつけください。 心に残る、ある発達障害者(たぶん)について 私の周囲には未診断も含め多くの発達障害者(またはその疑いのある人)がいるが、とりわけ心に残っている人がいる。 それは実の伯父(おじ)である。 自分が診断を受けて以降、彼のことを公の場で口にするのはおそらく初めてだ。 ずっと書きたいと思っていた。彼の鎮魂のため、私自身のグリーフケアのため、またひょっとしてどこかの誰かの役に立つかもしれないという気持ちで、ここに書き残しておく。 彼はいつもへらへらふらふらしていた 私が物心ついたときから、父方の伯父(

    支援を受けられぬまま死んでいったある発達障害者についての述懐
  • アドラー心理学に向いている人、向いてない人とは? ―アドラー心理学の危険性 - decinormal

    「嫌われる勇気」は2017年にフジテレビでドラマ化され、アドラー心理学はさらに注目を集めている。 嫌われる勇気 ※このドラマに関し、アドラー心理学会はフジテレビに対し抗議文を発表している ネットの一部では、アドラー心理学に感化された人が他人に対して「アドラー心理学では〜」と考えを押しつけたりマウントをとったりすることを「アドラー棒を振り回す」「アドラー棒で殴る」などといった表現で揶揄されることがある。 「トラウマは存在しない」(岸見一郎) 岸見氏の上記のアドラー二部作によれば、「アドラー心理学ではトラウマなど存在しない」。すべての人間が今すぐこの瞬間に幸せになれる、幸せになれないという人は幸せにならないという選択をしているだけ、と主張している。 岸見氏は、アドラー心理学では人生についての理論を「原因論」と「目的論」に分けており、人の人生上の行動はすべて目的論で説明できる、としている。トラウ

    アドラー心理学に向いている人、向いてない人とは? ―アドラー心理学の危険性 - decinormal
    kamezo
    kamezo 2017/02/27
    アドラー心理学を紹介する文章にはなにか胡散臭さを感じることが多かったが、やはり批判的に見ている方がおいでだった。
  • ニセ医学に騙された体験談と、医療関係者へのお願い - decinormal

    私はかつてニセ医学に傾倒し、脱出し、現在は反ニセ医学活動をしている。思うところあって、私のニセ医学遍歴と、私がニセ医学に傾倒するようになった原因、そして抜け出せた経緯について明らかにしておきたい。後半には、医療に関係する方々へのお願いをまとめた。 いまこの記事を書く理由と目的 まず強調しておきたいこと。私が懸命に反ニセ医学活動をしているのは、私自身がニセ医学の被害者だからだ。突き詰めてしまえばどこまでも自分のためにすぎない。 自分がニセ医学に騙されてきた遍歴など暴露するのは非常に恥ずかしいのだが、思いきって書くことにする。いつか書かなければいけないと思っていたのに、延ばし延ばしにしていたことを先にお詫びしておきたい。 Welq問題を発端に、いままで一般に信頼度が高いとされてきたメディアにさえ、情報の信頼性やモラルの低さに批判が向けられるようになった。 私はこの影響で、自分が今まで信頼してき

    ニセ医学に騙された体験談と、医療関係者へのお願い - decinormal
  • 【画像・PDF】ニセ医学の4つの特徴と、だまされないための対策【配布可】

    ニセ医学の4つの特徴と、だまされないための対策について、パッと見てわかる一枚画像・PDFにまとめました。条件つきで配布可です。当記事をよく読んで趣旨をご理解いただいたうえでご利用ください。 1. 資料の使い方 以下に掲載する画像・PDFは 当記事の「1. 資料の使い方」「2. 資料についての補足」をよく読んで趣旨をご理解いただいたうえでご利用ください。趣旨から外れた運用がされた場合、宇樹はその結果についていっさいの責任を負えません。 改変を行わないのであれば無断でDL・配布していただいてかまいません。 二次利用のさいは著作権法にのっとったご利用をお願いいたします。 上記の規則とは別に、お使いいただいたさいに「こんなふうに使ったよー!」などご連絡いただけると宇樹はたいへん喜びます。 連絡先: https://twitter.com/decinormal1 soraki.yoshiko+dec

  • 【発達障害児の親御さん注意!】リーキー・ガット症候群とは何か 定義、原因、症状と検証

    「リーキー・ガット症候群」とは Leaky Gut Syndrome 。略称でLGSとも。日語で「腸管壁浸漏症候群」。leaky=漏出傾向のある、gut=腸。 さまざまな原因で腸壁が傷つくことにより、腸から未消化の物の粒子が体内に漏れ出て、非常にさまざまな症状や病気を引き起こす、とされている仮想の(仮説上の)「疾患」。2016年5月現在、主流派科学界では「科学的根拠がほぼない」とされている。 この「疾患」の提唱側が「リーキー・ガット症候群」によって起こると主張している症状や病気は、非常に多岐にわたっている。彼らは、アレルギーや各種の過敏症、自己免疫疾患といった免疫系の症状から、栄養不良、生活習慣病、胃腸症状、皮膚症状、頭痛、各種の精神疾患、自閉症やADHDなどの発達障害までも引き起こすとしている。 リーキー・ガット症候群の原因とされる要素 以下、10個近くの関連サイトから拾った、提唱者

    【発達障害児の親御さん注意!】リーキー・ガット症候群とは何か 定義、原因、症状と検証
    kamezo
    kamezo 2016/11/22
    5/17付け。
  • 【コミュ障系発達障害者向け】TwitterをSST的情報源として使ってみよう

    ※SST=ソーシャル・スキル・トレーニング、社会生活技能訓練。クライエントのコミュニケーション技術を向上させることによってその社会生活上の困難を解決しようとする技法。 ASD者の自閉傾向は文章にも現れる 昔からプライベート・仕事問わず、いろいろなメディアで文章を書いてきた。そんななか、数年前からネットのソーシャル化が加速した。 ソーシャル化したネット世界で発言していると、自分には思いもつかなかったマイナスの反応を受けることがときたまあって、私はそのたびに戸惑っていた。自分ではきっちり過不足なくわかりやすく情報を提供しているつもりなのに、なぜ誤読されたり、書いていないことを勝手に読み取ったりされるのだろう、と。この問題は自分の自閉傾向からくるものだろうと推測してはいたが、だったら何をどうしたらいいのかの代案がまったく見つからないのだった。 あなたはどうだろうか? 自分では十分気を遣っていたつ

    【コミュ障系発達障害者向け】TwitterをSST的情報源として使ってみよう
    kamezo
    kamezo 2016/10/13
    Twitterは定型発達者の思考過程を観察できるツールにもなる(でも、巻き込まれないようにね)みたいな話。なるほど/うち周辺では定型みの弱いやりとりが多く、Fbの方が定型みが強い気もする(そういう話じゃない)
  • 【反応まとめ】頭の中のアレクサンドリア大図書館の話

    あなたの頭の中の光景はどんな? ひとつ前の記事で「あなたの脳内はどんなものなのか反応をくれ」と書いた。 頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) https://decinormal.com/2015/09/30/alexandria_library/ そうしたらたくさん反応をいただいたので、今の時点で拾えるものだけ紹介していきたい。 テキストタイプ 私と似たタイプの方のケースだ。 頭の中のアレクサンドリア大図書館の話(認知特性について) http://t.co/D6U4KEX3Mm あたしもテキスト派 フォントも決まっててひらめくように現れる ピカッって — エッグマンCP??? (@mana_ita) October 1, 2015 ここから、「頭の中に浮かぶテキストのフォントは何か」という話になり、いくつかやりとりがあったあとで、「テキストにしろ色や音にしろ、小さい頃

    【反応まとめ】頭の中のアレクサンドリア大図書館の話
    kamezo
    kamezo 2015/10/03
    おもしろい/自分の場合は、音声でも文字でもない。言葉ではあるのだが。なんか抽象概念が勝手に湧いて出て化学反応を起こすみたいな感じ。
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