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ブックマーク / politas.jp (13)

  • 絶望してるけど投票には行く(能町みね子)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由

    おそらくバブル体験組のあたりから、今の20代くらいの年代まで、世代内で政治に興味がある人が多数派だったことはないのではないかと思う。社会に対する怒りやら使命感のようなものを内に秘めつつも、周囲の目を気にしたり、あるいは環境が整っていなかったり、自分の生活で手いっぱいだったり、自分の考えに絶対の自信が持てなかったりして、思いをあらわにすることができない人はたくさんいるだろう。私も、社会や政治に全く関心がないというわけではなかったし、時に不条理なニュースを見て義憤のようなものに駆られることはあったけれど、積極的に現場に関わっていこうと思ったことは一度もなかった。20代の前半は投票にすら行っていない。 怒りだとか、使命感だとか、そういったものの発露を冷笑する空気が世間にはずっと流れている 怒りだとか、使命感だとか、そういったものの発露を冷笑する空気が世間にはずっと流れている。私自身もそれにどっぷ

    絶望してるけど投票には行く(能町みね子)|ポリタス 参院選2019――私たちの理由
    kamezo
    kamezo 2019/07/20
  • 沖縄から貧困がなくならない、本当の、本当の理由(樋口耕太郎)|ポリタス 『沖縄県知事選2018』から考える

    アンパンとメロンパン 沖縄知事選挙を控えて、命題を提起しようと思う。 民意と選挙は似て非なる概念である。 民意と選挙は似て非なる概念である。 消費者がおにぎりをべたいと思って買い物に出かけても、店頭にアンパンとメロンパンしかなければ、どちらかを買う以外に空腹を満たす方法はない。どちらかを選んだからといって、それが消費者の望み(民意)だとは言えない。 沖縄では、2010年の知事選挙でアンパンが選ばれた。知事はアンパンが沖縄の民意だとして県内経済をアンパンで埋め尽くした。 Photo by 岩室佳 2014年の知事選挙では、一転してメロンパンが選ばれた。メロンパンを主張した知事はそれからほぼ4年間、メロンパン対策に県政の大半の資源を投下した。 Photo by 岩室佳 沖縄選挙区の特徴であり問題点は、常に「経済発展」か「基地撤去」か、という二者択一に論点が矮小化されてしまうことだ。選挙の

    沖縄から貧困がなくならない、本当の、本当の理由(樋口耕太郎)|ポリタス 『沖縄県知事選2018』から考える
    kamezo
    kamezo 2018/09/28
    自尊心(今様に言えば自尊感情か)について多くが費やされ「沖縄に限らないのでは。程度問題か」と思いながら読み進めると「日本全体に当てはまる」と。そして「沖縄は日本の鏡である」と。
  • 憲法24条を「女だけの問題」にしてはいけない(深澤真紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    自民党や日会議が、憲法改正のとば口のひとつとして憲法24条に目をつけたのは、敵ながらうまいところをついていると思う。 まず24条は、9条に比べて話題になりにくいのだ。 たとえばYahoo!ニュースで「憲法24条」を検索すると、ニュースの数は28。一方の「憲法9条」は389で、14倍近い差がある(ともに2016年6月30日現在)。そもそも9条の内容を知らない人はいないだろうが、24条の内容を知っている人は多くないだろう。 家族と婚姻の基原則である24条改正の、どこが問題か では家族と婚姻の基原則である24条改正の、どこが問題か。現行憲法を見てみよう。 第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基として、相互の協力により、維持されなければならない。 2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、

    憲法24条を「女だけの問題」にしてはいけない(深澤真紀)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
  • 「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 このテキストの印刷用PDFはこちらからダウンロードできます。 自分のアタマで考えよう 最近の日お金がある人とない人の格差が大きくなり、若者や子どもの貧困が問題になっています。現在貧困に近い生活を送っている人は、どうやってそこから抜け出せばいいのでしょうか。 私が代表を務めるライフネット生命には、高校を中退して働いていたものの、通信制の高校に通い単位を取得、その後、一念発起して大学試験を受けて大学に入り、入社した社員がいます。 しかし、身も蓋もない言い方ですが「受けた教育のレベルが低いと、いい仕事につける確率はぐんと低くなる」というデータがあるのも事実(労働政策研究・研究機構「ユースフル労働統計2015」)。中卒と大卒とでは、生涯賃金に1億円近い差があるのです。 この国には小学校にも行けていない子ど

    「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ(出口治明)|ポリタス 参院選・都知事選 2016――何のために投票するのか
    kamezo
    kamezo 2016/07/05
    おや、またチャーチルが出てきた。のいほいさんの記事 b:id:entry:292889055 にあった「財界の人」ってこの方だったのかな。
  • 『つぶしてやる』と言われた側の論理(藤井誠二)|ポリタス 沖縄・辺野古――わたしたちと米軍基地問題

    作家の百田尚樹氏が発した自民党青年局での「沖縄の2紙はつぶれればいい」とか「普天間は田んぼだった」という言葉は無知丸出しで恥知らずの発言だが、絶対に看過してはいけない。というのは、そういった発言に喝采を送ってしまう議員たちを選んでいるのは私たちだからだ。多くの自民党政治家たちは、沖縄のメディアに対して百田氏のように口にはしないだけで、同じような思いを抱いている。 「沖縄の反基地の運動はどうせ共産党だ」 とくに沖縄タイムスと琉球新報の2紙については、とりわけ政治的に偏向しているという恨み節はかねてよりあった。例えば、森喜郎元首相が「沖縄には3の赤い旗がたっている。1共産党。あとの2は地元紙の赤い旗だ」と言ったことは有名な話だ。小池百合子議員は沖縄担当相のときに、「沖縄の新聞はアラブに似ている」と言った。つまり「沖縄版アルジャジーラ」だと言いたいわけだ。こうした「沖縄の新聞は偏向して

    『つぶしてやる』と言われた側の論理(藤井誠二)|ポリタス 沖縄・辺野古――わたしたちと米軍基地問題
    kamezo
    kamezo 2016/06/06
    2015年7月の記事。
  • 【総選挙2014】みな勝手に投票すればいい(東浩紀) |ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    撮影:津田大介 選挙について書くのは苦手である。あとで書くこととも関係するが、ぼくはそもそも、毎回選挙のたびに現れる、みな有権者の自覚をもつべきだ、国政に関心をもつべきだ、選挙に行くべきだというキャンペーンに強い違和感をもっている。選挙なんて、みな勝手にすればいいと思う。それでも、津田大介との友情を壊さないため、感想めいたエッセイだけ寄せたいと思う。 今回の選挙について、じつに多くのひとがじつに多くのことを語っている。しかし、だれもが知るように、今回の選挙の争点は理解しにくい。このサイト(ポリタス)への投稿を一覧しても、みなむしろ争点を探すことに苦労しているように見える。アベノミクスの是非が問われるというが、野党に有効な対案があるわけでもない。そのようななか、リベラル側からは、今回の選挙、論点はないがしかし投票には絶対行くべきだ、なぜならばここで問われているのはもはや個別の政策の是非ではな

    【総選挙2014】みな勝手に投票すればいい(東浩紀) |ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kamezo
    kamezo 2014/12/15
    途中までしか読めなかった/「中選挙区制に戻そう」というだけの政党が出て来たら、なんて思った。その党が政権取れたらほかの点はグチャグチャになるかもしれんけど、「争点の明確化」ってそういうことのような。
  • 【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする(雨宮まみ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Nguyen Hung Vu(CC BY 2.0) 選挙の話をするのは怖い。選挙の話をするとバカがバレる。いかに日頃、政治について考えてないかバレてしまう。 バカがバレるのが恥ずかしいと思うなら勉強するしかないのだが、勉強して「自分はこういう政策を(候補者を、政党を)支持したいな」と思ったとして、それをSNS上でうっかり口にしようものなら、ガチの火の粉がふりかかってくる。 うちの両親は、投票に行ってもどこに/誰に投票したかは教えてくれない。夫婦でも話さないと決めていると言っていた。そこで意見のズレが判明すると、取り返しのつかないケンカになりかねないからだそうだ。 私が選挙に行こうと思うようになったのは、恥ずかしながら当に遅い。2011年以降である。 悲惨な出来事のあと、誰もが「生きていること」をただ、生きているだけでいいのだと認め、生きる希望を持つことの大切さを説いてい

    【総選挙2014】バカがばれるのを覚悟で選挙の話をする(雨宮まみ)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kamezo
    kamezo 2014/12/12
    なんで「ただ生きていくこと」が、こんなにも難しいことになってしまっているのだろう。
  • 【総選挙2014】最高裁国民審査は「わからなかったら×(バツ)」で(江川紹子)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com 14日に行われる総選挙の際、私たちは衆院議員を選ぶのとは別に、「もう1つの参政権」を行使することになる。最高裁判所裁判官の国民審査だ。 ただ、衆院議員候補者や政党に関する情報は、マスメディアにも街にも溢れているのに、この国民審査に関しては、国民に提供される情報が当に少ない。投票所で、小選挙区と比例代表の2つの投票を済ませた後に、国民審査の投票用紙を渡されて、「どうしよう……」「よくわからない」と戸惑った人もいるのではないか。 そんな人に対して、投票所の職員が「わからなかったら、そのまま(投票箱に)入れておいて下さい」と促すケースが、今なおあるようだ。前回の総選挙でも、そういうトンデモ体験をツイッターで私に教えてくれた人が複数いた。 国民審査の投票用紙には、対象となる裁判官の名前が列挙してあり、その上に四角いブランクが並んでいる。やめてもらった方がいいと思う裁判官

    【総選挙2014】最高裁国民審査は「わからなかったら×(バツ)」で(江川紹子)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kamezo
    kamezo 2014/12/11
    「信任できるか」という問いに対する回答として「知らないから信任できない」は、ふつうにアリだと思うんだが、ブコメではそうでない人もちらほら/長年「全×」なオレも怠惰だという自覚はあるけどさ。
  • 【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)(いとうせいこう)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    この記事はクリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際ライセンスの下に提供されています。 この記事についてのいとうせいこうさんからのメッセージはこちら。 印刷用PDFはこちら。 撮影:初沢亜利 自分一人が投票したところで何も変わらない、と多くの人は思う。選挙を前にして自分が無力であると感じる。その感覚に傷ついて無関心になる人もいる。 だが、「自分一人が投票したところで何も変わらないと思う一人」が投票すると社会が変わる。 私は何度かそういう選挙を見てきた。 デモも同様である。 「私一人が出かけようが出かけまいが何も変わらないと思う」人が実際に出かけると、それが膨れ上がる列になる。 その時、世界は何かしら変わる(ただし根的に私は、変わろうが変わるまいが思ったことを主張しに出かければよいだけだと考えるのではあるが。そもそも世界を変えたい場合、有効性ばかりを先に考えることは無意味だ。なぜなら変わ

    【総選挙2014】一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)(いとうせいこう)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    kamezo
    kamezo 2014/12/04
    〈国民が「政治不信」になればなるほど、組織票を持つ者が好き勝手にふるまえる〉同感。
  • 「都知事」とは何か――都民も知らないその権力の源泉を知る(佐々木信夫)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    争点が見えづらいとされる今回の東京都知事選挙。しかし今回の選挙の争点や各候補の政策を分析する前に、私たちは「東京都知事とはどんな存在なのか」理解できているでしょうか? そこでポリタスでは都庁での勤務経験もある中央大学教授の佐々木信夫氏のご厚意により、氏の著書『都知事―権力と都政』(中央公論新社刊)から「第1章:都知事とはなにか」を転載させていただくことになりました。東京都知事にはどんな権力が与えられているのか、ほかの自治体の首長との違いはどこにあるのか。この記事を読むことで各候補の政策を検討する前提となる知識を整理することができます。 『都知事―権力と都政』では、これまでの都政の歴史から都議会、都の財政、都の政策決定プロセスなど、都政を考える上での重要な知識が新書一冊にぐっと凝縮されています。都知事選で誰に入れたらいいのかわからず悩んでいる人は書を読むことで自分なりの指針をつくることがで

    「都知事」とは何か――都民も知らないその権力の源泉を知る(佐々木信夫)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    kamezo
    kamezo 2014/02/09
    知らなかったことがたくさん。しかし、「なるほど」よりも「都知事って、都政ってこれでええんか」という思いが募るなあ……
  • 都政の現場の視点から「都知事選と原発問題」を考える(大野輝之)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    1.東京の直面した原発問題 「原発は都知事選の争点にふさわしくない」という意見がある。東京は、老朽化するインフラ対策、防災、待機児童、一人暮らし高齢者への対応など多くの課題に直面しており、選挙がシングルイシューではいけないのは、そのとおりだろう。 しかし、3.11後、東京都の環境局長として都の行政の一翼を担った者として、「原発は国の問題で、地方政治の問題ではない」などという主張には、とても与せない。 東京もまた、東京電力福島第一原発事故によって深刻な問題に直面した。当時の気象条件の偶然によって、東京全体が高濃度に汚染されるという最悪の事態は避けられたものの、多くの都民が見えない汚染への不安にさいなまれ、廃棄物処理、上下水道など行政の現場では、職員が初めて遭遇した放射能汚染に向き合うことを強いられた。 そして都民と都内企業は、2011年3月の計画停電と7、8月の電力使用制限令の発動によって、

    都政の現場の視点から「都知事選と原発問題」を考える(大野輝之)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    kamezo
    kamezo 2014/02/09
    都のエネルギー政策か…
  • 大声を出す時期は終わった。忘却に抗い、考え、議論し続けるしかない(開沼博)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    今回の選挙について、既に新聞などいくつかのメディアから取材を受け、答えてきたことを中心に、以下いくつかの論点についてまとめておく。「新しいリベラル」、原発の争点化の是非、あるべき議論、3.11後の原発論争の推移と今後の見通しについてが主な内容だ。 稿の大部分が原発に関する論点になっているので、はじめにそれとは関係ない論点を手短に提示したい。 「新しいリベラル」 今回の選挙に関して、「リベラルはもっとしっかりしなければ」「リベラルに失望した」「新しいリベラルが必要だ」などの議論を幾度か聞いた。この議論自体はかねてよりあったものだが、とりわけ2012年末の衆議院選の頃から増えてきたように感じるのは、当然、盤石な自公政権が成立する一方で民主党・社民党の衰退が明確になったことがあるだろう。議会レベルにおけるリベラル勢力の衰退がそういった意識を喚起したという背景もあるはずだ。そして、今回の選挙にお

    大声を出す時期は終わった。忘却に抗い、考え、議論し続けるしかない(開沼博)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    kamezo
    kamezo 2014/02/09
    感覚的にはかなり近い。
  • 脱・脱原発したい無自覚都民のための都知事選エンジョイ法(竹田圭吾)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える

    都知事選がユニークなのは、投票する人々が自分を「都民」だと思っていないことである。 私は生まれてから49年間、ずっと東京に住んでいるが、ああ俺って都民だなあと感じたことはないし、そう意識している人間に出会ったこともない。 年賀状は郵便番号さえ書けば宛先に「東京都」はいらないし、住民票などの手続きは区役所や市役所ですむ。 東京都に所属する職員は17万人もいて、そのうち10万人が公立学校の教職員と警視庁管内の警察官だが、彼らはせんせいでありおまわりさんであって、都の職員として認識されることはない。 東京都は47都道府県で唯一、地方交付税の交付を受けていない。だから人々は分権改革や道州制にほとんど興味がないし、首都移転構想も他人事と思っている。 都の知事(候補者)が原発のようなデカい話にやたらと首を突っ込むのは、今に始まったことではない。巨大開発とか国際博覧会とかオリンピックとか尖閣諸島とか、む

    脱・脱原発したい無自覚都民のための都知事選エンジョイ法(竹田圭吾)|ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
    kamezo
    kamezo 2014/01/27
    自分なりの視点で比較・評価すべきポイントを絞るってのは、確かにそうするしかないよね。それが大変なので困る人が多いんだろうけど。/「東京に住んでる人はみんな」「都知事は昔から」は粗雑すぎて説得力感じない
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