福島県内で、東日本大震災と原発事故に伴う避難生活で体調が悪化するなどして亡くなる「震災関連死」に認定された人が1624人に達し、津波など震災の直接の影響で死亡した人の数を初めて上回りました。 「震災関連死」は、地震や津波などが直接の死因ではないものの、その後の避難生活が原因となって持病が悪化したり、精神的・肉体的な疲労がたまったりして亡くなった人を市町村が認定します。 福島県内で「震災関連死」と認定された人の数は、去年末までで1624人に上り、おととし末の1239人から1年間で385人増えました。 これにより、警察がまとめている、津波や地震が直接的な死因となって亡くなった1607人を、「震災関連死」が初めて上回りました。 自治体別では▽南相馬市が最も多い439人、次いで、▽浪江町が314人▽富岡町が209人などとなっています。 福島県内では震災と原発事故から3年近くたった今も「震災関連死」