Oracle Databaseは長い間データベース界の王者である Oracle Databaseと言えば、オンプレミスでの基幹システムにおいては王様のような存在です。以下は15年前の記事です。 www.atmarkit.co.jp 上記のデータベース製品利用状況を、稼働プラットフォーム(OS)別に集計した結果が、図2だ。ご覧のとおり商用UNIX上でOracleが7割のシェアを占める半面、Linux上ではオープンソースDB利用率が65%に達しており、それぞれ各プラットフォームにおけるデファクト・スタンダードとなっている。一方、現在最も普及しているWindowsプラットフォームでは、OracleとSQL Serverのシェアが接近した“一騎打ち”状況を呈している。こうして見ると、UNIXという地盤を維持しながらも、拡大するIAプラットフォーム(Windows/Linux)でそれぞれ一定のシェア
LinuxネタではなくOracleネタではあるのですが。 運用開始後にDBが正常に動作しているか監視したいという要件はよくあったりしますので、サービス監視ネタとしてまとめてみたいと思います。 環境は、Oracle11.2.0(2ノードRAC構成)、RedHat6.2環境をベースに書いています。 サービス監視の一環として、正常にDBが稼動しているかどうかを動作しているプロセスの個数で監視(いわゆるプロセス監視)するケースはよくありますが、Oracleは動作するプロセスが非常に多かったりしますし、サービスの動作確認用コマンドが用意されていたりするので、それを応用してシェルで自動チェックする仕組みを作ってみます。 利用するコマンドは、下記のcrsctlコマンドでリソースの状況を表示するオプションをつけて実行します。 $ crsctl stat res -t -------------------
Oracle12cのプラガブル・データベース(PDB)は初期設定のままでは、毎回、手動で起動させる必要があります。 この記事ではOS起動時やOracle再起動時にPDBを自動起動にする方法を記載します。 PDBの自動起動設定PDBの自動起動はOracle 12.1.0.2以降ではSQL文を使用して、12.1.0.1の環境ではトリガーを作成して自動起動設定をおこないます。 最初に現在の接続先を確認します。 現在の接続先がCDBの場合は「CDB$ROOT」と表示されます。 sqlplus / as sysdba SQL> SHOW CON_NAME CON_NAME ------------------------------ CDB$ROOT 接続するPDBの状態を確認します。 PDB(PDB$SEED以外)の状態が「MOUNTED」と表示される場合は、PDBを起動する必要があります。 SQ
渡部です。これは、(全部俺) Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2018の2日目のエントリです。 OCIを用いて典型的なWeb-DB2階層システムを構成したときのイメージ図を以下に示します。 AWSの使用経験がある方が見ると、AWSのシステム構成ととても似ていると感じられるかと思います。 実際、OCIが提供するIaaS基盤の構成要素は、若干の用語の違いはありますが、AWSのそれと非常に似ています。 主な特徴は以下の通りです。 リージョン→可用性ドメイン→サブネットという階層構成になっている 複数の可用性ドメインを用いて、データセンターレベルの障害に耐えうる高可用性を実現する。(可用性ドメイン≒AWSのアベイラビリティゾーン) 顧客の要件に応じて、顧客が独自に設計できる仮想ネットワーク(VCN)を構成可能(VCN≒AWSのVPC) 仮想ネ
Oracle Database 18cがリリースされました。 Oracle Database Software Downloads | Oracle Technology Network | Oracle 手元のPC上のVirtualBoxでサクッとセットアップする手順を自動化したので公開します。 shakiyam/vagrant-oracle18: Vagrant + Oracle Linux 7 + Oracle Database 18c (18.3.0) シングル環境の簡易セットアップ それ以外のバージョンの手順も下記にて公開しています。 shakiyam/vagrant-oracle12.2: Vagrant + Oracle Linux 7 + Oracle Database 12c Release 2 (12.2.0.1) シングル環境の簡易セットアップ shakiyam/va
Oracle Database 18c Express Edition (XE)がリリースされました。 Oracle Database Express Edition XEの概要は@nakaieさんのOracle Database 18c Express Editionの紹介 - Qiitaを読んでいただくとして、手元のPC上のVirtualBoxでサクッとセットアップする手順を自動化したので公開します。 shakiyam/vagrant-oracle-database-xe-18c: Vagrant + Oracle Linux 7 + Oracle Database 18c XE の簡易セットアップ それ以外のバージョンの手順も下記にて公開しています。 shakiyam/vagrant-oracle18: Vagrant + Oracle Linux 7 + Oracle Databa
Oracle DB 18cのオンプレ版としてGrid Infrastractureも提供が開始しております。 そこで今回はRACを構築してみたいと思います。 OS設定などの紹介は割愛してGrid Infrastractureのインストールをしたいと思います。 その前に環境だけご紹介しておきます。 18c Grid Indrastractureをインストールしていく事前作業まずは直前で実施する作業をしていきます。 サーバにアップロードしたzipファイルをディレクトリ指定で解凍します。 [root@node01 ]# unzip LINUX.X64_180000_grid_home.zip -d /u01/app/18.0.0/grid/ 次にcvuqdiskをrpmでインストールします。 2ノード構成ですが両方入れないといけません。 圧縮ファイルはnode01で解凍して、ファイルだけnode
不完全リカバリまたはバックアップ制御ファイルを使用したリカバリの後は、ログをリセットする必要があります。 ユーザー管理のデータベースのフラッシュバックおよびリカバリの実行 現行のすべての制御ファイルのコピーが消失したか、または破損した場合は、バックアップ制御ファイルをリストアおよびマウントする必要があります。リストアされたデータファイルがない場合でも、RECOVERコマンドを実行し、RESETLOGSオプションを指定してデータベースをオープンする必要があります。ただし、現行の制御ファイルのいくつかのコピーを使用できる場合は、「現行の制御ファイルのサブセットが消失した場合の対応」の手順を実行し、リカバリおよびRESETLOGSの実行を回避できます。 Recovery Managerのリカバリの実行: 高度な例 REDOログは変更履歴なので、不完全リカバリ、つまり過去のある時点まで戻す場合、そ
Webブラウザで気軽に学ぶ実践SQL講座(14): SQLでデータを操作する(副問合せを利用したINSERT/相関UPDATE/MERGE) INSERT文の構文をじっくり紹介。基本構文から、条件を指定して処理を分岐させる方法も理解しておこう。今回はExcelで作成したデータの簡単なDBへの移植方法も紹介する。(2012/12/3) Webブラウザで気軽に学ぶ実践SQL講座(13): SQLでデータを操作するときの文法(INSERT/UPDATE/DELETE) SELECT文を理解したら、次はINTSERT、UPDATE、DELETEでデータ操作する感覚を覚えていこう。APEX環境と一般環境の違いも紹介しておく(2012/10/23) Webブラウザで気軽に学ぶ実践SQL講座(12): 高度な副問合せの構文 前回は、複雑な条件を指定したい場合に役立つ「副問合せ」を紹介しました。今回は、副
 TL;DR; 「分散ロック」が分散システムの設計図に登場した時 だいたいその設計は間違っていて本当に必要なものはトランザクションだ 並行システムを実装する際にロックを用いるのはとても自然なことだ。 僕も普段はロックフリー系のアルゴリズムに詳しいと言われがちだが知識量でいったら実はロック系の方が多く蓄えているかも知れない。 分散システムは並行システムであることが多いので、その中にロックが登場するのはとても自然な発想である。 よく「分散」「並行」「並列」の言葉の定義がごっちゃになっているケースがあり、この記事の主題にしたいわけではないので深くは言及しないが、分散システムは環境などの要因で突如として参加者が音信不通になったり復活したりする点で並行システムと大きく異なる。 並行システムと同じノリで分散システムを設計しようとした際に陥る頻出の過ちが「分散ロック」である。そのアイデアはとても簡単で
2017年5月26日、オラクル青山センターで開催された Oracle Database Technology Night #9 にて、「パフォーマンス・エンジニアが語るCache Fusion進化の系譜」の後、「エキスパートはどう考えるか? 体感!パフォーマンスチューニング」を、柴田 長(日本オラクル株式会社)、津島 浩樹(日本オラクル株式会社)、関口 裕士、渡部 亮太(コーソル株式会社)、諸橋 渉(日本ヒューレット・パッカード株式会社)の5名と、会場にいる みなさんで行いました。 一回一回異なる「エキスパートはどう考えるか? 体感!パフォーマンスチューニング」のライブ感を「体感」できるのは この場のみでしたが、どのように分析して対処を行うのかを「体験」してみることは、以下の公開動画や資料等を利用して行えます。 ぜひパフォーマンスチューニングを体験してみてください。 そして、また「体感」で
前回、Enterprise ManagerやAWRを使用したパフォーマンス分析を紹介しましたが、Standard EditionやStandard Edition Oneを使用しているシステムでは、以前から一般的なStatspackを使った分析技術が必要ですね。 Statspackを利用している皆さんの中に、「Statspackにはちゃんとした解説本が少ない」と思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか? 実は最も優れた解説書が $ORACLE_HOME/rdbms/admin/ 配下にあるspdoc.txtなのです。 spdoc.txtの目次は以下の通りです(Oracle Database 11g Release 2の場合)。 0. Introduction and Terminology 1. Enterprise Manager (EM), Automatic Workload
オラクル・コンサルが語る! Oracle Exadataの性能を引き出す アプリケーション設計/開発の勘所 日本オラクル株式会社 テクノロジーコンサルティング統括本部 武吉佑祐 Copyright © 2013, Oracle and/or its affiliates. All rights reserved. 2 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。 また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことは できません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメン ト(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さ い。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期につい ては、弊社の裁量により決定されます。 OracleとJavaは、Oracle Corporati
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