インターネット上で会員同士が情報交換するソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やプロフ(自己紹介サイト)など、出会い系以外のサイトを通じて18歳未満の少女が性犯罪に巻き込まれるケースが増えている。 福岡県警が昨年1年間に摘発した事件数(強姦(ごうかん)や強制わいせつなどを除く)は62件で、出会い系サイト絡みの約5倍。今年上半期も約2倍になっている。県警は「児童買春などの温床になっている。安易にメールをやりとりしないで」と呼びかけている。 「水泳と野球が好き」。SNSのブログでこう自己紹介していた女子高生(15)に、「自分も野球が好き。友達になって」とのメールが届いたのは昨年7月だった。県内に住む男(34)からで、2人は1か月ほどメールを交換し、野球や好きな歌手の話題で盛り上がった。やさしい男と思い、1度会ったところ、男の態度が一変。「下半身の写真を送って。送らないと、ネットに携帯