ranosgrantのブログ コンピュータ関係について興味のおもむくまま書いています。最近は、OpenFlow に特に興味を持っています。 [ 2013/04/07 21:00 追記: すみません。公開後にバグを見つけたのでパッチファイル trema.diff を差し替えました。詳細は本記事の最後を見てください ] OpenFlow フレームワーク Trema (0.3.19)を改造してみました。 改造内容は、仮想ネットワーク機能において仮想スイッチで使われるポート番号を指定できる機能の追加です。実装を楽にするため制約をつけてはいますが、それでも十分使えると思います。 ちなみに、GitHub 上の Trema の Issue リストには、ポート番号指定について以下があがっていて現時点ではまだクローズしていない状態です: https://github.com/trema/trema/issu
ranosgrantのブログ コンピュータ関係について興味のおもむくまま書いています。最近は、OpenFlow に特に興味を持っています。 ソフトウェア寄りのことばかりしていたので少しだけハード寄りのことをしたくなりました。そこで目に付いたのが、去年の10月に衝動買いで買った中古のノートPC。 買ったものの遊んでいたので OpenFlow スイッチにしました。作業記録を残しておきます。参考までに、構想、見積もりも書いておきます。 ■ OpenFlow スイッチの作り方概要 Open vSwitch という OpenFlow にも対応した仮想スイッチのソフトウェアがあるのでこれを使います。ちなみに、OpenFlowフレームワーク Trema の仮想ネットワーク機能の仮想 OpenFlow スイッチもこの Open vSwitch を使っているとのこと(書籍『OpenFlow実践入門』(初版、
Welcome to Trema Trema is an OpenFlow controller programming framework that provides everything needed to create OpenFlow controllers in Ruby. It provides a high-level OpenFlow library and also a network emulator that can create OpenFlow-based networks for testing on your PC. This self-contained environment helps streamlines the entire process of development and testing. Prerequisites Ruby 2.0.0 o
はじめに グーーッモーニング、ベトナーーーーーム! 『グッドモーニング、ベトナム』(バリー・レヴィンソン) 今回はOpenFlowでミニ放送局気分を味わってみましょう! 動画を配信するしくみの1つにマルチキャストがあります。これはNTT東/西の「ひかりTV」などで実際に使われているしくみで、動画などのデータを多くの視聴者に対して効率的に配信できるという特徴があります。このマルチキャストを使った動画配信をTremaで実現してみます。 観たい人にだけ届けるマルチキャスト マルチキャストを使った動画配信の動作を簡単に説明しておきましょう(図1)。動画ストリーミングサーバが配信を始めると、マルチキャストネットワークが視聴者全員にパケットをコピーして転送します。ここでもし、動画を観ない人も含めた全員に動画を届けてしまうと、ネットワークの負荷が非常に大きくなってしまいます。そこでマルチキャ
こんな夜中にOpenFlowでネットワークをプログラミング! 第8回【Trema編】いよいよ本格的なOpenFlowプログラミングに突入! トラフィック集計スイッチを作ろう はじめに 「そろそろ頃合い」セイウチは言った 「あれやこれやの積もる話」 ルイス・キャロル 「不思議の国のアリス」 今回は盛りだくさんです! まずは身近な例を使って、OpenFlowの動作モデルを説明します。これが理解できれば、OpenFlowの基本概念はバッチリです。次に、「トラフィック集計付きスイッチ」を実現するコントローラを実際に作ります。これはOpenFlowの重要な処理をすべて含んでいるので、応用するだけでさまざまなタイプのコントローラが作れるようになります。最後に、作成したコントローラをTremaの仮想ネットワーク上で実行します。すばらしいことに、Tremaを使えば開発から動作テストまでを開発マシン1台
はじめに 効率とは賢く怠けることである (作者不詳) 無精:エネルギーの総支出を減らすために、 多大な努力をするように、 あなたをかりたてる性質。 (Larry Wall) 優れたプログラマが持つハッカー気質のひとつに「無精」があります。大好きなコンピュータの前から一時も離れずにどうやってジャンクフードを手に入れるか――普通の人からするとただの横着に見えるかもしれませんが、ハッカー達にとってそれはいつでも大きな問題でした。たとえば、ハッカーの巣窟として有名なMITのAIラボにはかつて、UNIXのコマンド一発でピザをFAX注文するxpizzaコマンドが存在しました[1]。また、RFC 2325として公開されているコーヒーポットプロトコルでは、遠隔地にあるコーヒーポットのコーヒーの量を監視したり、コーヒーを自動的に淹れたりするための半分冗談のインターフェースを定義しています。 こうした「ソフ
連載2回目となる今回は、OpenFlowとはどういったものか、基本的なアーキテクチャやその仕様・機能について説明します。 2.1 OpenFlowアーキテクチャ 2.1.1 基本構成 まずは、OpenFlowの基本的な構成から説明します。OpenFlowは大きく「OpenFlowスイッチ」と「OpenFlow」コントローラの2つで構成されます。従来のネットワーク機器においてハードウェアで行われるパケット伝送処理を行うのがOpenFlowスイッチの役割です(Data-Planeの役割を担う)。一方、従来のL2スイッチやルータ等で実装されている機能のうち、アドレス学習やルーティングなど計路制御機能を担うのがOpenFlowコントローラです(Control-Planeの機能を担う)。 OpenFlowではこのように伝送機能と経路制御機能が分離されています。OpenFlowプロトコルではこの分離さ
第12回【Trema編】動画放送局をIPマルチキャストで作ってみよう! Trema プロジェクト,高宮安仁,@yasuhito,すぎょうかずし,千葉靖伸,鈴木一哉,小出俊夫,@effy55 2012-05-16 第11回【Trema編】実践あるのみ! 生活ネットワークをOpenFlowに移行しよう Trema プロジェクト,高宮安仁,@yasuhito,すぎょうかずし,千葉靖伸,鈴木一哉,小出俊夫,@effy55 2012-04-11 第10回【Trema編】Tremaプロジェクトの深層に迫る! Trema プロジェクト,高宮安仁,@yasuhito,すぎょうかずし,千葉靖伸,鈴木一哉,小出俊夫,@effy55 2012-03-14
DeClang 誕生!Clang ベースのハッキング対策コンパイラ【DeNA TechCon 2020 ライブ配信】DeNA
Open vSwitchとは オープンソースのソフトウェア(仮想)L2スイッチ Linuxのカーネルモジュール(モジュール名:openvswitch_mod.ko)として動作する Linux標準のBridgeモジュールを置き換える形で動作し、KVMやXen等の仮想マシンの通信を制御するスイッチとして利用できる。 OpenFlowに対応。 [編集] 公式ページ (openvswitch.org) [編集] 構成(コンポーネント) カーネルモジュール openvswitch_mod.ko Open vSwtich本体。カーネルで動作し、インタフェース間のパケットを転送する brcompat_mod.ko デーモン ovs-vswitchd Open vSwitchデーモン。openvswitch_modの制御を行う。仮想スイッチ。 ovsdb-server ovs-vswitchd のコンフ
KVMとOpen vSwitchをシンプルに使うメモ 普通にVMを使う環境として、KVMとOpenvSwitch1.4.1を、CentOS6.2上で動かします。いろんな管理ツールとか難しくてわからないので、とりあえず、シンプルに使おうと。(あ、別にVMが好きなわけじゃなけど、テストでサーバーを複数使うときに、物理サーバーを用意するのは大変なので。) ホスト側としてCentOSを入れ(1)、KVMを入れ(2)、Open vSwitchを入れ(3)、KVMをOpen vSwitchを使う(4)、という感じの話です。あ、あと、ここでの記述は、全部rootでの作業ってことで。 1. CentOS6(64bit)を入れてアップデート ・いまどきの物理サーバーにCentOS6.2(64bit)を簡単に入れておいて ・アップデートして yum -y update ・リブートでも、しておきます。 rebo
Open vSwitch 1.3 をインストールするまで 面倒なのでコピペ用にコマンド貼っとく CentOS 6.1 でインスコ時に仮想化グループのパッケージのみ入れた状態 # prepare required packages yum install gcc make autoconf rpm-build redhat-rpm-config kernel-devel openssl-devel # version 2.64 autoconf is required ... wget http://ftp.gnu.org/gnu/autoconf/autoconf-2.64.tar.gz tar -xzf ./autoconf-2.64.tar.gz pushd autoconf-2.64 ./configure make make install popd # get open vswi
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