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ブックマーク / satoshi.blogs.com (17)

  • 各種ブラウザーで Java (applet) を無効にする方法

    こちら(米国)では、見つかった Javaセキュリティホール(+それを利用した実際のアタック)が大問題になり、米国政府が「ただちに Java を無効にするように」と声明を出し(参照)、全国ニュースでも大きく取り上げられている。 実質的な危険があるのは Java applet なのだが、JavaJava applet の違いの分からない報道機関は、大々的に「Java が危険」と報道しており、Sun Microsystems を買収して Java を入手した Oracle にとっては大きなブランドイメージの損失だ。Oracle は火曜日には56カ所のセキュリティホールを塞いだパッチを提供するそうだが、そんなパッチでは、今回作られてしまった「Java は危ない」というイメージは拭えない。 どのみち、Java applet にはほとんど価値がないので、これを機会に無効にする人も多いようだ(

    各種ブラウザーで Java (applet) を無効にする方法
  • Life is beautiful: 「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す」という働き方

    かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分

  • 床屋の満足

    他の夫婦にもあるとは思うが、私との間には二人にしか通じない「言い回し」が幾つかある。どれも、ある特定の考え方とか行動を一言で表すものなのだで、とても便利に使っているのだが、一つ問題がある。せっかく便利なものなのに、他の人との会話で使えないのだ。たまに「この場面で使えれば便利なのに」と喉まで出かかるのだが、いつもグッと押えている。 そこで思いついたのだが、このブログを使って、そういった「言い回し」を広めて日語の一部にしてしまえば良いのだ。「現代用語の基礎知識」に載せるのは難しいとしても、少なくとも私の知り合いには広めることが出来るかもしれない。 記念すべき第一弾は、『床屋の満足』である。これは、「来顧客の満足を最優先すべき商売もしくはもの作りをしている人が、自分の満足を優先して行動してしまうこと」を意味する。語源は、筆者の名前は忘れてしまったが、大昔に読んだエッセイである。そのエッセイ

    neumann
    neumann 2010/04/15
    ただの”自己満足”でしょ?こっちのほうが短い。
  • Python Hack : 噛めば噛むほどおいしくなるクロージャの話

    最近 JavaScript を書く機会が増えているが、それに従って自分のコーディングスタイルが少しづつだが変化してきているのが分かる。もともと「コードの読みやすさ」や「実行効率」にとことんこだわるタイプだが、(JavaC++になくて)JavaScriptRubyにあるクロージャや無名関数が私のコーディングスタイルにとてもマッチしているからだと思う。 簡単な例を紹介しよう。Pythonで書かれた config.py というモジュール。config.yamlという設定ファイルを読み込んで Dictionary として返す config.get() という関数。普通に実装すると、以下のような感じになる。 import yaml _config = None def get(): global _config if not _config: data = open('config.yaml')

  • Life is beautiful: Javascript、クロージャを使ったプライベート関数の隠蔽について

    (このエントリーは「Javascriptクイズ:無名関数と実行効率の話」の続編。) 「???」と頭をかしげる太郎に、「じゃあ、これだったらどうかな?」と三郎はコードを書き始めます。 function code2name(code) { var mapping = { 'us': 'United States', 'ja': 'Japan', 'ko': 'Korea', 'ru': 'Russa', 'uk': 'United Kingdom', 'fr': 'France', 'cc': 'China', 'gw': 'Germany' }; return mapping[code] || '(unknown)'; } 「カントリーコードを国名に変換しているんですね。」と太郎。 「どこが問題だか分かる?」 「うーん、マッピングのためのオブジェクトを毎回作り直しているところかな。」 「そう

  • Life is beautiful: Javascriptクイズ(中級者向け):無名関数と実行効率の話

    Javascriptを使い始めたばかりの太郎君に、上司の花子さんから「スタイルシート用のスタイル名をDOMからアクセス可能なプロパティ名に変更するJavascriptのライブラリを作って欲しい」という課題が与えられました。何のことか分からずにポカンとしている太郎君に、花子さんは「"font-style" を"fontStyle"に変更する関数を作ればいいのよ」と言い残して立ち去ってしまいます。 O'ReillyのJavascriptとしばらく格闘した太郎君は、やっとライブラリを完成させます。 function capitalize(str) { return str.charAt(1).toUpperCase(); } function style2prop(str) { return str.replace(/-[a-z]/g, capitalize); } "font-style"が

  • 単なる「低コストの外注先」ではなくなりつつあるインドのIT産業

    今週はMBAの授業の一環でインドのいくつかの企業を訪ねてまわっているのだが、今日行ったのはInfoSys。 InfoSysは、Fortuneマガジンが"Top Companies for Leaders 2007' list"の10位に選んだ、インドの「IT産業」の花形。

  • 「コンピューターはうそつかないので見逃さないで済む」らしい

    昨日のNHKの7時ニュースをSlingbox経由で見て知ったのだが、「がん」の自動診断システムが開発されたそうだ。そのニュースに関係者らしい女性(追記:横浜市立大学付属病院の医学部の助教授らしい助教だそうだ)が表れて言うセリフがこれ。 コンピューターはうそつかないので(がんを)見逃さないで済む ってことは、今まで「がん」が見逃されて来たのは医者が嘘をつくからだったのだのか! ◇ ◇ ◇ コンピューターに関しては今までも色々と誤解を招くような発言をたくさん見て来たが、これはその中でも極めつけ。 コンピューターは嘘をつかないけど、完璧ではなく、さまざまな理由で間違いは犯す。どんなに立派な自動診断システムであろうと、がんを見逃すこともあれば、がんでないものをがんと誤診してしまうこともある。この手の自動診断システムのメリットは、医者の勉強不足や個々の医者のスキルの違いによる判断のばらつきなどをある

    neumann
    neumann 2008/01/07
    NHKだからじじばばにわかるように流してるんだろ。
  • Life is beautiful: なぜアップルにできたことがソニーにはできなかったのか

    アップルがiPod+iTunes+iTunes Storeというハード・ソフト・サービスを巧みに組み合わせてネット時代にふさわしいコンシューマ・エレクトロニクス・ビジネスモデルを見せてくれたことに関しては、ここでもさんざん書いて来たが、反面教師として注目すべきなのは、ソニーになぜそれができなかったのか?ということ。 自分自身がメディア産業を持ち、ウォークマンというブランドを持ち、ネットビジネスに抜群のセンスを持つ出井氏を社長に据えたソニーはアップルよりははるかに良い立場にいたはずだが、なぜこんなことになってしまったのだろうか。 メディア産業を持つことが逆に足かせになった、ソフトウェア開発力の差、たまたまラッキーだっただけ、天才スティーブジョブズがいたから、イノベーションのジレンマ、などのそれぞれの側面から考察を加えることは可能だが、あの時代のソニーに特有の問題として特に注目すべきなのは、あ

    neumann
    neumann 2007/12/30
    オチで3パターンも出すのはズルくね?
  • Life is beautiful: 私のとっておきのプログラミングスタイル

    404 Blog Not Found の「LiveCoding に学ぶプログラミングの三原則」を読んでいたらどうしても書きたくなったので。あくまで私のスタイルなので、参考にするもしないもご自由に。 1. スタードダッシュでできるだけはやくめどをつける 学生時代から夏休みの宿題は7月中に終わらせていた私とすれば、ラストスパートよりはスタートダッシュで勝負する。どのみち、どこかで思いっきり頑張らなければならないのであれば、締め切り間際ではなく、スタート間際に頑張るべきというのが私のポリシー。十週間のプロジェクトであれば、最初の二週間が勝負。そこで八割がたのめどをつけておき、後は流す。最初の二週間がめどが立てられなければ、十週間で完成できる可能性は低いと考える。常にそういう姿勢でいれば、締め切りぎりぎりになって致命的な欠陥が見つかって痛いめにあったり、当は大幅な設計変更をすべきなのに応急処置で

  • インターネットは本当にパンクするのか

    今朝のWall Street Journalの"Video Surge Divides Web Watchers"という記事は、YoutubeをはじめとするビデオやP2Pによるトラフィックの増加の影響に関して、専門家の間でも、「ついにインターネットがパンクする」と主張する一派と、「まだまだ大丈夫」と主張する一派に分かれるという話。 このあたりの話が難しいのは、そういった「専門家」が企業に属しており、彼らがそれぞれ企業としての思惑を持って話すので、情報がノイズだらけである点。 ・ルーターをもっと売りたいCiscoがトラフィックの増加に備えてルーターの増強を訴える。 ・「ただの土管」になりたくない通信事業者は、「NGN」をキーワードに政府から(税金面や規制面で)有利な条件を引き出そうとする。 ・Net Nutralityを破壊されては困るGoogleYahooは、懸命のロビー活動をする。 ・

    neumann
    neumann 2007/08/15
    まさに混沌とした感じだが、それこそが今の時代に生きている醍醐味だったりするからしかたがない。
  • ビル・ゲイツの面接試験-クイズ編

    先日書いた、「ビル・ゲイツの面接試験-私の場合」がとても好評だったので、調子に乗ってもう一つ披露しよう。今回は問題のみを書くので、頭の体操と思って楽しんでいただきたい。 [第一問]ここに8個の金貨があり、そのうち一つだけがとてもよく出来た偽造品で、他の金貨よりわずかに軽いことだけが分かっています。天秤を使ってどの偽造品を見つけ出したいのですが、天秤を一回使用するたびにお金がかかるので、出来るだけ最小の手数で偽造品を見つける必要があります。どうしたら良いでしょう。 [第二問]上の問題と同じ(他の金貨よりわずかに軽い偽造品が一つだけ混ざっている)条件で4回まで天秤を使っていいとすると、最大で幾つまでの金貨の中から偽造品を見つけ出すことが出来るでしょう。 [第三問]今度は少し条件を変えて、偽造品は「物と少し重さが違う」ことは分かっているのですが、重いのか軽いのかは不明だとします。この場合、3回

  • ケチャップの謎

    私自身はあまりケチャップ好きではないのだが、私のは「フレンチフライ(フライドポテト)はケチャップを付けてべるのが常識」と言って譲らないぐらいのケチャップ好きである。それゆえに、彼女とレストランで事をするとケチャップを頼むことが多いのだが、そのケチャップに関して、前から疑問に思っていることがあるので、この場を借りて、その疑問を述べてみようと思う。 それは、「レストランのケチャップはいつでも瓶いっぱいに詰まっている(写真参照)が、底の方のケチャップはどのくらい古いものなのだろう」という疑問である。 私の想像するに、レストランは客が使った分のケチャップを毎回上から補充して次の客に出しているはずである。そうすると、上の方のケチャップはいつも新鮮なものに入れ替わるのだが、瓶の底の方のケチャップはずっと入れ替えられることがない。これを一週間・一ヶ月と続けると、瓶の底の方には一週間・一ヶ月前の古い

    neumann
    neumann 2006/09/02
    キャチャップ
  • ギャンブルの心理学:攻略法と必勝法

    私はギャンブルを自分でするのはあまり好きではないが、ギャンブル・ビジネスにはとても興味がある(子供のころに映画「スティング」を見て以来かも知れない)。特に、人々を破産にまで追い詰める心の動き、そしてそれを巧みに操るギャンブル・ビジネスのマーケティングにはとても興味がある。もし私が心理学科の学生だったなら、「ギャンブルの心理学」というタイトルで卒論を書くだろう。 ギャンブルをする人には大きく分けて2つのタイプがある、勝つためにする人とそうでない人である。私は後者の典型で、「一人では決してギャンブルはしない」、「する場合には負けることを前提に予算を決めてする」タイプである。コンファレンスなどでラス・ベガスに行くと、たいてい夜は仕事仲間とカジノに出かけることになるのだが、私にとってのギャンブルは社交でしかない。まず「今日は100ドルまで」などと予算を決め、できるだけレートの低いブラック・ジャック

    ギャンブルの心理学:攻略法と必勝法
    neumann
    neumann 2006/09/02
  • Life is beautiful: 続・CELLの美学、歩留まり編

    少し前に、このブログでソニーがCellのSPEの数を(製造コストを無視して)「美学」のために8個にしたことを批判した記事を書いたが、それに対する解決策をソニーが発表した。CELLチップ上の8個のSPEのうち7個だけを使うことにしたのだ。 なぜそうしたかに関しては、日経エレクトロニクスの記事に書いてある通り、「歩留まりを勘定した結果」だそうである。「エンジニアの美学はどこへ言ったんだ!」とツッコミを入れたくなってしまうが、「美学」より「ビジネス」を優先にするのは公開企業としては当然のことで、私なりに納得。 ちなみに、この記事を読んでいったいどのくらいの人が「歩留まり」の意味を当に理解できているのか疑問になったので、ここでうんちくを展開。 「歩留まり」とは、一口で言えば、「CPUなどのチップを複数製造した時にそのうち幾つが商品として売ることの出来る品質に至っているかを100分率で表したもの」

  • Life is beautiful: Google OS を妄想すると未来が見えてくる!?

    先週、ソフトウェア・エンジニアではない人たちが参加している飲み会でOSの話をする機会があったのだが、自分で説明しながら一つ自分の頭の中ではっきりしてきたことがある。私なりの 「Google OS」の解釈である。今までも、漠然とは理解したつもりでいたのだが、他人に説明することにより、私の頭の中でより明確化して来たので、ここに書いて見ようと思う。 OS(Operating System)とは、一口で言えばコンピューター上にあるファイル・システム、グラフィック・ユーザーインターフェイス・システム、タスク管理システム、などの各種システム・サービスの集合体のことである。ユーザーはユーザー・インターフェイスを介して、プログラマーはAPIを介して、それらのサービスとやり取りをする。 従来型のOSにおいては、そういったシステム・サービスは全て対象となるコンピューターそのものの上で実装されていた。そのため、

  • 『Vista. Not』って何だ?

    今日は、サンノゼに出張なのでブログを書かずに寝ようと思っていたのだが、面白い誤訳を見つけてしまったので、英語うんちくを一つ。 IT Media の記事、「『Vista. Not』に感動!」を読み始めたのだが、題名がどうも理解できない。読み進むと、マイクロソフトの新しいOS、Vista の批判記事らしいことは分かるが、「Vista. Not」が何なのかは最後まで読んでもわからない。 そこで、元の英文記事を見てみると、タイトルは「I am So Excited by Microsoft Vista. Not.」ではないか。ここで、日語のタイトルが誤訳だったことが判明する。文の後に、一瞬間を置いてから"Not"と言って文全体を否定する表現方法は、10年ぐらい前に Wayne's World という映画を中心に流行った言葉遊びである。私ぐらいの年齢の人であれば、日でも、30年ぐらい前に、語尾に

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