「我々の最大の災害は我々自身より来る」。おびただしい犠牲者を出した18世紀のリスボン地震に衝撃を受けた思想家ルソーはこんな警句を残している。新型コロナウイルスの感染が中国で最初にまん延したとき、武漢からチャーター機の第1弾で帰国したうちの約190人を迎えられる政府の施設はなかった。トイレ、バス付きの個室が条件だったからだ。急きょ受け入れたのは千葉県内の民間ホテル。安全保障の死角が浮き彫りになっ
「我々の最大の災害は我々自身より来る」。おびただしい犠牲者を出した18世紀のリスボン地震に衝撃を受けた思想家ルソーはこんな警句を残している。新型コロナウイルスの感染が中国で最初にまん延したとき、武漢からチャーター機の第1弾で帰国したうちの約190人を迎えられる政府の施設はなかった。トイレ、バス付きの個室が条件だったからだ。急きょ受け入れたのは千葉県内の民間ホテル。安全保障の死角が浮き彫りになっ
今日の横浜北部は曇っておりまして、かなり涼しくなってます。 さて、久々にコメントを。 つい先日の話ですが、夏休みがもう終わろうという8月29日の早朝に、北朝鮮が津軽海峡上空を越えて弾道ミサイルを発射しました。 これによって全国瞬時警報システム(Jアラート)というシステムが作動し、主に東北を中心に携帯電話などから警告が鳴り響いたり、鉄道各社が運行を見合わせるなど、一時的に日本各地で混乱が発生しました。 もちろんこのニュースを聞いて 「またミサイル発射実験か」 と感じたかたもいらっしゃるとは思いますが、今回が前回までと違ったのは、北朝鮮が予告なしに実験を行い、しかもJアラートが実際に鳴らされたという点です。 とりわけこのJアラートの作動は、それを聞いたほとんどの国民に対して「警戒すべきだ」という心理的なインパクトを与えたように思えます。 幸か不幸か、私の住んでいる地域ではJアラートは発動しなか
南スーダンで大規模な武力衝突が起きた際のPKO部隊の「日報」について、防衛省は、陸上自衛隊が破棄し、その後、別の部署で見つかったと説明していますが、実際には陸上自衛隊が日報のデータを一貫して保管していたことが複数の防衛省幹部への取材でわかりました。さらに、これまでの説明と矛盾するとして一切公表されなかったうえ、先月になってデータを消去するよう、指示が出されたと幹部は証言しています。 その後、再調査が行われ、防衛省は、陸海空の各自衛隊でつくる統合幕僚監部に保管されていたことがわかったと先月7日に発表しましたが、その一方で、陸上自衛隊には存在しないと説明しています。 ところが、実際には、陸上自衛隊が日報の電子データを一貫して保管していたことが複数の防衛省幹部への取材でわかりました。それによりますと、陸上自衛隊に電子データがあることがわかったのはことし1月中旬で、部隊を指揮する司令部の複数のコン
日本に住みながら自宅の周りは米国のルールが支配する。そんな場所が全国で唯一、横浜市内にある。米軍住宅に囲まれた「飛び地」で暮らす夫妻が、長年にわたって日常生活で制約を受けたとして、約1億1500万円の損害賠償を国に求める訴訟を横浜地裁に起こした。「私たちは日本にも米国にも人権を守られていない」と訴える。 JR根岸線根岸駅の近く。かつて横浜競馬場があった根岸森林公園の西側に米海軍横須賀基地が管理する根岸住宅地区がある。横浜市の中区、磯子区、南区にまたがる約43万平方メートルの土地だ。その中の「飛び地」で暮らす佐治実さん(65)と妻みどりさん(62)が昨年暮れに提訴した。夫妻は自宅を「陸の孤島」と呼ぶ。 この土地は、みどりさんの祖父が所有していた。戦後の1947年、祖父の住宅が立つ土地など5世帯の居住部分を除き、周りの畑などを米国側が接収した。飛び地には現在、この一家を含む2世帯が暮らす。 今
なぜ、運動で社会は変わらずに、権力によって流されてしまうのか――戦争とプロパガンダの間に 伊勢崎賢治×伊藤剛 国際 #特定秘密保護法#プロパガンダ 「紛争屋」と、「伝えるプロ」が語り合う――実務家として紛争解決や武装解除をしてきた伊勢崎賢治と、コミュニティ分野での様々な企画を手掛けてきた伊藤剛。共に東京外国語大学大学院「平和構築・紛争予防コース」にて、平和コミュニケーションに携わる二人が、戦争とプロパガンダの関係について議論する(構成/山本菜々子) 伊藤 今日は、「戦争とプロパガンダ」についてお話しできればと思います。 伊勢崎 まず、「特定秘密保護法」について話したいですね。と、いうのもこれは、プロパガンダにも関わって来る大事な話しです。着々と法制定に向けて進んでいますよね。この対談が活字になっている頃は、すでに可決されているでしょうが、これはまずいな、と感じています。 伊藤 伊勢崎さんの
政治・歴史久々に政治記事を書こうかと思います。お題は報道関係者が言う「右傾化」なんです。 考えても見てくださいよ!「国防軍ができたら孫を連れて日本を出ていく」とか「日本を戦争できる国にしてしまうなんてとんでもない」言い出す方々までいらっしゃいますが…海外どうなんです?戦争ができないor国防軍がない国はあるんですか? 自衛隊を国防軍にしたら右傾化というなら世界中右翼ですよ。最近流行りの言葉で言えば、日本国憲法(やその下で出来た自衛隊)は「ガラパゴス化した規格」であり、グローバルスタンダードと外れているんです。福祉国家だったり、男女平等な部分で「グローバルスタンダードに合わせろ」とか吐かしてる人達に言いたいのは「イスラムやアジアのジェンダーの相関性も含めたグローバルスタンダードなの?」と言いたい訳ですよ。「国家を守る備えをする」「軍事的な技術を国内で自給自足備えをする」という方が世界中のどこの
2012年07月27日20:00 陸軍士官学校や海軍兵学校を出たエリートが、なぜ太平洋戦争で無謀な戦いをしたのか? Tweet 1: ロシアンブルー(やわらか銀行):2012/07/26(木) 13:37:34.68 ID:g0jjll5B0● (17)いざ、江田島・海軍兵学校 1944(昭和19)年の秋は、まだ空襲がなかった。 海軍兵学校のあった広島県・江田島の湾に夕日が沈むころ海に沿った練兵場に円陣を作る。 内側に1号生の74期、外側には2号生の75期、 3号生の私たち76期がすれ違うように回りながら軍歌演習が始まる。 よく歌ったのは日清戦争がテーマの「如何[いか]に狂風」だった。 海軍や海軍兵学校について書かれた本は数知れない。 よって、戦後生まれでありながら私より兵学校事情に詳しい方がいたりもする。 この日ばかりは先輩を殴り放題の「棒倒し」や、いつも失神寸前になる「甲板掃除」など、
はじめに結論から書いておこう。「国家が暴力を独占する」の意味は、国家が自らの暴力の行使に対してのみ、正統性を付与するということである。国家というのは、征服によるものであれ、共和主義的な統合によるものであれ、その集団がある領域内を実効支配した時点で、定義上、その領域内には少なくとも国家に匹敵しうるような暴力を行使可能な集団は存在していないはずである。だが、国家はなお支配のために「暴力を独占」する。それは、自前の暴力組織にのみ正統性を与えることによってであって、そうやって正統性を与えられた暴力組織を「軍隊」や「警察」と呼ぶ。ウェーバーによればその正統性の源泉は、近代国家においては「合法性」である。その正統性(=合法性)に基づいてはじめて、政府は国家内の自律的な暴力集団を規制したり弾圧することができるのである。 軍隊や警察は、人を殺しうる力を持っている。たとえ侵略軍から「国家を防衛」するためであ
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