イスラエル軍に攻撃されるパレスチナ自治区ガザ地区では深刻な人道危機が続くが、ドイツ政府はイスラエル支持の姿勢を崩さない。ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の歴史的責任が理由だといわれるが、デンマーク・オールボー大のレアンドロス・フィッシャー准教授(国際学)は「要因はほかにもある」と指摘する。【聞き手・ベルリン念佛明奈】 <関連記事>イスラエルを支持するドイツ ホロコーストへの反省の影で新たな差別 ドイツのフィッシャー准教授に聞く ――歴史的責任以外の要因とは? ◆主に「ナショナリズム」と「人種差別」という二つだ。