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最近、私のブログに奇妙な広告がしきりに出るようになった。「考えてみよう! TPPのこと」と題したそのウェブサイトを運営しているのは「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」という団体だ。 調べてみると、幹事団体は全国農業協同組合中央会(JA全中)で、多くの農業団体が並ぶ。このウェブサイトを見ると、彼らの戦術がよく分かる。 民主党内を二分するが世論は盛り上がらない 「脅かされる食の安全と安心」や「食料自給率が13%に下がる」などはおなじみのプロパガンダだが、これだけでは一般消費者の支持を得られないとみたのか、「医療の質の低下、患者の負担増」とか「雇用は減少、賃金引き下げ」などの項目が並んでいる。 農業だけではなく、広く支持を集めようという狙いだろう。日本医師会は「営利を求める外資が参入して国民皆保険制度が崩壊する」と反対を表明したが、TPPには公的医療保険は含まれていない。 野
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