実際に自閉症の子どもたちは顔を見なかったり、特に顔を学習するのが苦手だったりすると言われている。 それが証拠に、夢中になれるポケモンなら覚えられるというデータがある。 顔を見たときに活動するはずの脳活動が、ポケモンを見たときに観察されることもある。(p152) これは、顔を忘れるフツーの人、瞬時に覚える一流の人 - 「読顔術」で心を見抜く (中公新書ラクレ)という本に載せられている興味深い実験のデータです。 アスペルガー症候群など、現在では自閉スペクトラム症(ASD)として区分されているタイプの人たちは、不思議な特徴を示すことがあります。 ここでは、ポケモンが例として挙げられていますが、そのような子どもたちは、虫博士、鉄道博士、漢字博士など、限られた領域の膨大な種類のものに博識になることが少なくありません。 しかし、その一方で、人の顔を区別して覚えることには、苦手意識を持っている自閉症圏の