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社会と書評と心理に関するobsvのブックマーク (7)

  • 書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    不平等の進化的起源: 性差と差別の進化ゲーム 作者:ケイリン・オコナー大月書店Amazon 書は,科学哲学者でありかつ進化ゲーム理論家であるケイリン・オコナーによる進化ゲームの均衡解として(差別的偏見がなかったとしても)社会的カテゴリー間の不平等をもたらす慣習や規範が創発しうることを丁寧に論じたである.社会的カテゴリーとしては特にジェンダーが大きく取り上げられているが,人種や宗教などにも当てはまる議論になっている.原題は「The Origins of Unfairness: Social Categories and Cultural Evolution」. 序章で各章の概略と文化進化の簡単な解説(文化進化の存在は書において進化ゲームを用いる基礎的な前提になる)をおいた後に論に入る. 第1部 社会的強調による不平等の進化 第1章 ジェンダー,協調問題,協調ゲーム 最初のジェンダーと

    書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 『ステレオタイプの科学』日本語版序文を全文公開します。(北村英哉:東洋大学社会学部社会心理学科教授)|英治出版オンライン

    社会の刷り込みが人のパフォーマンスに与える影響を、社会心理学者が解明した『ステレオタイプの科学――「社会の刷り込み」は成果にどう影響し、わたしたちは何ができるのか』。書の発売に合わせ、身近なステレオタイプは日々の仕事や生活にいかに影響し、私たちは何ができるのかを考察する。初回は原著者と同じ社会心理学者の北村英哉教授による、日語版序文を全文公開する。 女性は理数系に弱い。男性より女性のほうが、保育士や看護師に向いている。理系の人は空気が読めない。 誰しも一度は耳にしたことがある言説ではないだろうか。こうした人をある種のカテゴリーで見る固定観念、鋳型のことを「ステレオタイプ」という。 書の中心的なテーゼは、このステレオタイプと人間のパフォーマンスの関係を紐解いた「ステレオタイプ脅威」というものだ。 周囲からステレオタイプに基づく目で見られることを恐れ、その恐れに気をとられるうちに、実際に

    『ステレオタイプの科学』日本語版序文を全文公開します。(北村英哉:東洋大学社会学部社会心理学科教授)|英治出版オンライン
  • スーザン・ケイン「内向型人間の時代」感想 内向型よ、荒野に出よ、革新を行おう

    この記事の所要時間: 約 13分3秒 私は極端な内向型だ。弁護士・作家のスーザン・ケイン氏による「内向型人間の時代」というに非常に鼓舞され、考えさせられた。の内容をもとにした、内向型と外向型の特徴の比較表を中心に感想をまとめておく。 スーザン・ケイン「内向型人間の時代」 スーザン・ケイン著、「内向型人間の時代 ―社会を変える静かな人の力」を読んだ。 内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力 posted with ヨメレバ スーザン・ケイン 講談社 2013-05-14 Amazon Kindle 楽天ブックス 7net honto e-hon 経緯はこうだ。 自分の人生の方向性に迷い、ネットに転がっている性格診断をいろいろやってみて、改めて自分が極端に内向的なタイプであることをつくづく確認した。 それで、「内向的」「内向型」などのキーワードで調べてみたところ、スーザン・ケインという

    スーザン・ケイン「内向型人間の時代」感想 内向型よ、荒野に出よ、革新を行おう
  • 『息子が殺人犯になった コロンバイン高校銃乱射事件・加害生徒の母の告白』わかりやすい原因などない、という現実 - HONZ

    『息子が殺人犯になった コロンバイン高校銃乱射事件・加害生徒の母の告白』わかりやすい原因などない、という現実 コロンバイン高校銃乱射事件。1999年4月20日、コロンバイン高校の学生2人が無差別に発砲を行い最終的に自殺、教師1人と生徒12人が死亡し、24人が負傷した傷ましい出来事だ。発生から15年以上が経った今なお学校銃乱射事件の代名詞的存在とされるのは、犯人であるエリックとディランがそれぞれ卒業を間近に控えた、18歳・17歳の少年だったという若さだけが理由ではない。 2年以上をかけて準備されていた計画の周到さ。そして、何百人もの生徒たちでにぎわう昼時のカフェテリアを爆破するという残虐な構想。計算ミスや完成度の低さにより爆弾は不発に終わったものの、実際の被害を遥かに上回るその計画の大きさは、人々の間に驚きと恐怖の渦を巻き起こした。 言うまでもなく、この事件を題材にして過去に多くのが書かれ

    『息子が殺人犯になった コロンバイン高校銃乱射事件・加害生徒の母の告白』わかりやすい原因などない、という現実 - HONZ
    obsv
    obsv 2017/07/24
    “「大量殺人犯には明確な特徴や兆候がある」、「身近な人ならばそれが見抜いて防ぐことができて当たり前」といった根強い幻想を打ち砕くためだ” 規制と自由のバランスを考える上で短絡的な議論をしないために重要
  • ”「若作りうつ」社会”(シロクマ先生の新著)を読んだ。

    要約此のは歳相応に生きることが何故難しくなったのか、其の結果どんな問題が起きているかをまとめたである。では歳相応に生きることが何故難しくなったのか。それは私達が外部の目という日の空気=抑圧と強制力がなくなり、自由な生き方が可能になったから。が、その自由を持て余し、欲望のままに浮付いた生き方を、或いは若い頃と同じ生活スタイルと意識の生き方をしてしまうから。村社会の相互監視的社会の空気から逃れた先に新たに生まれた問題点とは、社会的適応、人間関係とアイデンティティの確立のためにコミュニケーション能力の重要性が飛躍的に上がったことによりコミュニケーション能力の自由競争についていけなかった人間が孤立を深めていってしまう点である。ではその解決方法は。筆者は暫定解として老、死を前提とした人生の再設計を行い、世代間コミュニケーションを大切にすることを説く。 共感点人生の有限性を意識するべき、という視

    ”「若作りうつ」社会”(シロクマ先生の新著)を読んだ。
  • 「学力と階層」解説 - 内田樹の研究室

    苅谷剛彦さんの『学力と階層』が朝日文庫から文庫化されて出た。その解説を書いた。 苅谷さんの「意欲格差」や「学習資」というアイディアに私はつよい影響を受けており、『下流志向』や『街場の教育論』で展開した考想は苅谷さんの『階層化日教育危機』がなければ書かれなかったはずのものである。 その感謝をこめて書いた解説である。とりあえずこれを読んでから、書店に走ってください。 最初に読んだ苅谷剛彦さんのは『階層化日教育危機』で、その頁を開いたのは、講演のために東京から千葉に向かう総武線の車内でのことだった。手に赤鉛筆を持って、傍線を引きながら読み進んだ。しだいに赤線が増えてきて、ついに一頁全体が真っ赤になったころに、降りる駅についた。を閉じるときに、文字通り「後ろ髪を引かれる」思いがしたことを、駅前の寒空とともに身体がまだ記憶している。 日教育危機の実相について、私の現場の実感とこれほ

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