Python × Math Pythonで理解する統計解析の基礎 著者 谷合廣紀 著,辻真吾 監修 発売日 2018年9月21日 更新日 2018年9月21日
最近、Alder Lake-Nを搭載したミニPCが、様々なメーカーから発売されています。Alder Lake-Nとは、第721回でも紹介したIntelの第12世代Core(Alder Lake)のバリエーションのひとつで、モバイル向けの、エントリーグレードのシリーズと位置づけられています。Alder Lakeは、高性能のPコアと高効率のEコアを搭載し、性能と電力効率を両立させているCPUですが、その中でもAlder Lake-NはPコアを持たず、Eコアのみで構成されている点がユニークな特徴となっています。しかしAlder Lake-NのEコアは「性能を抑えて電力効率を上げたコア」という位置づけではあるものの、その性能はかつてのメインストリームであったSkylakeを越えているという触れ込みです。 筆者は先日、BeelinkのEQ12というPCを購入しました。CPUにIntel Proces
図1 主なプロセスの流れ PostgreSQLは、ライタがデータファイルやインデックスファイルをディスクに更新しています。ただし、その更新は、コミットに合わせてリアルタイムで行われているわけではありません。性能向上のため、チェックポイントと呼ばれる更新タイミングが発生するまでは、更新があっても共有バッファにデータを貯めておきます。この貯められたデータをダーティページと呼びます。そしてチェックポイントのタイミングで、チェックポインタがダーティページをディスクに書き込みます。 そのため、共有バッファに更新情報を貯めている間に障害が起きると、ダーティーページを失う可能性があります。それを防ぐために、共有バッファ中のデータに対してどのような更新を行ったかの情報を保存しているのがWALです。WALはコミットのタイミングでWALライタが記録しています。クラッシュリカバリが必要になったときは、WALの中
2017年7月5日紙版発売 2017年7月5日電子版発売 増田亨 著 A5判/320ページ 定価3,234円(本体2,940円+税10%) ISBN 978-4-7741-9087-7 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス honto ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 「ソースがごちゃごちゃしていて,どこに何が書いてあるのか理解するまでがたいへん」「1つの修正のために,あっちもこっちも書きなおす必要がある」「ちょっとした変更のはずが,本来はありえない場所にまで影響して,大幅なやり直しになってしまった」といったトラブルが起こるのは,ソフトウェアの設計に問題があるから。日本最大級となる60万件以上の求人情
ARMといえば、その電力効率のよさからスマートフォンをはじめ、様々な用途で利用されているCPUですよね。本連載でも、ARMプロセッサ搭載のデバイスであるRaspberry PiにUbuntuをインストールする方法を紹介してます。 モバイル市場においては支配的なARMアーキテクチャですが、一般的なデスクトップ/ノートPCの分野においては、まだまだx86_64が主流です。そんな中でARMアーキテクチャのApple M1チップを搭載したMac miniやMacBook Proの登場は、一時期話題になりました。 最近は筆者も、M1を搭載したMac miniを使用して、日常の業務を行っています。このように普段のデスクトップ環境としてはMacを使い、Linux環境は仮想マシン内に作るという運用をしている方は、筆者を含めて多いと思います。しかし現在のM1 Macでは、VirtualBoxの仮想マシンが動
2018年5月15日紙版発売 2018年5月9日電子版発売 小俣光之 著 A5判/272ページ 定価2,728円(本体2,480円+税10%) ISBN 978-4-7741-9744-9 Gihyo Direct Amazon 楽天ブックス honto ヨドバシ.com 電子版 Gihyo Digital Publishing Amazon Kindle ブックライブ 楽天kobo 本書のサポートページサンプルファイルのダウンロードや正誤表など この本の概要 普段あたりまえのようにネットワークを使っていますが,「IPアドレスを持っている」とはどういったことか,本当に理解できているでしょうか。本書では,IPやUDP,TCPを自作し,ネットワークの仕組みを体験。pingのやりとりを行うプログラムを,DHCPクライアント機能の実装,TCPの送受信と切断を行うものへと拡張していくことで,RFCを
テックリード(Tech Lead)という役割をご存じだろうか。最近少しずつ浸透してきたソフトウェアエンジニアの役割の一つである。完全に新しい役割というよりは、以前からなんとなく存在していたものに名前が付いたといったほうが正しいかもしれない。 今回は、まだあまり知られていないテックリードの役割を紹介していきたい。筆者は過去にたくさんのチームでテックリードをやったことがあるので、基本的な役割からテックリードが悩みがちなことまで、実際の体験を踏まえて説明していけたらと思う。これからソフトウェアエンジニアの大事なキャリアパスの一つになっていくことが予想されるので、参考になれば幸いである。 生産性の最大化 テックリードはソフトウェアエンジニアの班長と言うとわかりやすいかもしれない。チーム内のソフトウェアエンジニアのまとめ役である。仕事内容はエンジニアリング方面で多岐にわたる。ここからは、重要なものを
SQLアタマアカデミー 第7回性能改善の鍵、インデックスの特性を知る~B-treeとハッシュ (1)B-tree はじめに データベースを扱う仕事をしていると、パフォーマンスの問題に悩まされることは日常茶飯事です。とくに最近は、データベースに格納されるデータ量が飛躍的に増え、サーバのCPUやメモリといったハード面の増強だけでは追いつかないことも多くあります。 そのようなケースに対応するため、DBMSは性能改善のための手段を多く用意しています。その中で最もコストパフォーマンスの良い方法が、インデックス(索引)です。アプリケーションにもハード構成にも影響を与えずに実行でき、うまくいかなければすぐに削除できるという手軽さが大きな魅力で、効果はしばしば絶大です。 インデックスにはいろいろな種類があり、またDBMSによってもサポートする種類に差がありますが、本稿では最も重要な2つを取り上げます。それ
コンテナオーケストレーションシステムである「Kubernetes」は、プロダクション用途としてコンテナを使う上で重要な地位を得るに至りました。そこで今回は、そのKubernetesをローカルマシンでかんたんにお試しできる「microk8s」を紹介します。 シングルノードにのみ対応したKubernetes環境 Kubernetesと言えば、Dockerの運用に疲れた人をさらに地獄の谷に突き落とすツールとして、現在もっとも人気のあるソフトウェアのひとつです。単なるDockerを便利に使えるようにするもの、なんて安易な考えで手を出すと、まずはPod/ReplicaSet/Deployment/Serviceなどの一般的な意味はわかるものの、Kubernetes上の概念がよくわからない単語が襲ってきて、最終的にサーバーより先に脳が死にます。本気で運用する気があるなら、まずはGoogleで働けるぐら
2008年8月23日(土)、ジュンク堂書店大阪本店にて、(株)はてなの伊藤直也氏によるトークセッションが開催された。今回のイベントは、『[24時間365日]サーバ/インフラを支える技術』(伊藤直也/勝見祐己/田中慎司/ひろせまさあき/安井真伸/横川和哉著、技術評論社)発刊に関連して、ジュンク堂書店大阪本店企画/主催で実現された。 はてな伊藤直也氏 私にとっての技術書、読書 今回のテーマは「私と技術書」。トーク中に「プログラミングは世界を変える(※注)」「ハッカーになりたい」、そんな率直な思いを言葉にした伊藤氏にとっての技術書とは、読書とは、いかなるものなのだろうか。 テーマは「私と技術書」 ※注) 伊藤氏は、小学校時代のパソピア7(東芝製パソコン)でのプログラミング体験に始まり、数々のソフトウェア、インターネットで世界が変わったその時期に高校/大学時代を過ごし、ユーザ数
あのWebサービスもJVMを利用している 「Javaは大規模なエンタープライズシステムにしか使われない」 それが常識だと思っていませんか? たしかに、これまでJava Virtual Machine(JVM)は、他の言語を実行すると遅く、Javaのプログラムを実行する環境にすぎないものでした。ところが、Java 7から実装されたInvokeDynamicにより、JVM上で、RubyやPHPなどさまざまなコンピュータ言語で記述されたプログラムをより高速に実行できるようになりました。 これにより、今までエンタープライズでJava言語で記述されたプログラムを実行するだけの環境であったJVMが、汎用的な実行環境になったと言えます。また、これまでJavaの実行環境として使用されていたノウハウが、他の言語で記述されたプログラムを実行する際にも利用できます。 最近では、TwitterがJVMをアプリケー
みなさま、あけましておめでとうございます。zigorouです。昨年までソーシャルWebというキーワードでよういちろうさんが執筆されていた新春企画(昨年の記事)の後継として、APIに関する分野での技術動向やビジネス動向などを大胆に予想していくことになりました。今後おつきあいいただくかと思いますが、よろしくお願いいたします。 HTTP/1.1の再整備 2015年の一つの大きなニュースとしてはHTTP/1.1が再定義され、さらにHTTP/2が登場したことでしょう。これらの仕様群はHttpbis Status Pagesで一覧を見ることができます。 HTTP/2については後述することにしてまずはHTTP/1.1を考えてみると、HTTP/1.1の再整備によって、曖昧だった仕様の定義が厳密になり実装間での差分が小さくなっていくことが予想できます。 例えば、RFC7231 Hypertext Trans
RubyKaigi 2015レポート 小崎資広さん「人に依存しないデバッグのために、道具の使い方を知ってほしい」〜RubyKaigi 2015基調講演 2日目 12月11日~13日、ベルサール汐留にて「RubyKaigi 2015」が開催されました。今年も基調講演が毎日一つずつ行われました。その模様をレポートします。 RubyKaigi 2015 2日目の基調講演は、世界で唯一の、LinuxのコミッタでありRubyのコミッタでもある小崎資広さんです。今回、小崎さんは「Linux loves Ruby. Ruby Loves Linux - How to debug your linux box」と題して、発表しました。 Linux portメンテナのお仕事 小崎さんは、Ruby Core Teamでの自分の役割を「Linux Portメンテナ」と称し、これまでの仕事の内容を紹介しました。
「Hadoop生みの親」として知られ、現在はHadoopを中心としたビッグデータ処理に関するエコシステムを提供するClouderaのチーフ・アーキテクトを務めるダグ・カッティング(Doug Cutting)氏。Hadoopをはじめ全文検索システムLucene等、著名なオープンソースソフトウェア(OSS)の開発を手がけ、それらオープンソース開発に対する姿勢も多くの開発者に影響を与えています。 そのカッティング氏が、11月10日に開催された「Cloudera World Tokyo」参加のため来日しました。同イベントの基調講演の壇上に立ったカッティング氏は「成功への鍵のひとつは環境の変化にどう対応するか? HadoopもMapReduceから新しい環境に変化しています」と来場者に語りかけました。そう語ったカッティング氏ご自身にも変化があったようです。いったいどのような「変化」があったのか? そ
勉強用のMySQLをいじっている時に、「もとに戻せない操作しちゃったけど戻せない……」ということはありませんか? MySQLのDDL(DROP TABLEやALTER TABLEなどの、定義を変更するためのステートメントのことです)はトランザクション非対応なので、一度DROPしてしまうとロールバックすることはできません。それどころか、DDLが実行される直前に「暗黙のコミット」が走る作りになっているので、トランザクションの最中にDDLを実行してしまうと、そこまでの操作はコミットされてしまうのです。そしてデフォルトでオートコミット……うっかりの種はどこにでも転がっています。 今回は、「勉強用のMySQLのテーブルをコピーしてバックアップする」「ついでにデータディレクトリーの構造を勉強する」がテーマです。 デモンストレーション環境について 今回利用している環境は、第2回 MySQLにはじめ
Ubuntuサーバーに最初からインストールされているByobuは、「テキストウィンドウマネージャー」や「シェルマルチプレクサー」と名乗っている、tmuxやscreenを初心者でも簡単に使えるようにしたラッパープログラムです。 達人になれなくて……夏 Software Designの7月号の第2特集は「黒い画面(tmux)の使い方」と題して、tmuxの基本や使いこなしのヒントを紹介していました。Ubuntuでも、tmuxはサーバー版なら最初からインストールされていますし、デスクトップ版でも簡単にインストールできます。Recipeでも第127回で水野さんが「ターミナルマルチプレクサtmuxを使ってみよう」と題してUbuntuでのtmuxの使い方について紹介してくれました[1]。 tmuxは初期設定でもそこそこ便利に利用できますが、manページの膨大な量を見るとわかるように、ただ使っているだ
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